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阪神、ドラフト戦略見直しは自業自得

2021年09月17日

9/17、日刊ゲンダイ27面より
日本高校野球連盟(高野連)が15日、緊急オンライン会見を開いた。事の発端は、14日の日刊ゲンダイの記事だ。阪神のスカウトが、来月に控えたドラフトで複数球団が1位候補にリストアップする天理高の達孝太投手と7日に面談。

だが、達はその時点でプロ志望届を提出しておらず、明らかな「プロ・アマ規定違反」と報じたもので、日刊ゲンダイの取材に高野連は「対応を検討させていただきます」としていた。

高野連はこの日、天理が“志望届を提出する予定であれば、提出前でも面談は可能と誤った認識を持っていた”とし、同校の笠井野球部長と中村監督に対して、厳重注意措置の指導を行うと発表したが、「落ち度はむしろ阪神にある」と某スカウトがこう続ける。

「天理側の認識不足があったにせよ、高校生との接触にプロのスカウトは慎重に慎重を期すもの。面談前にプロ志望届提出の確認をするのは初歩の初ですよ。志望届を受理した都道府県高野連から報告を受けた日本高野連は即日、ホームページに学校名と選手の氏名を掲載して公示する。ホームページを開けば誰でも確認できるのですから、阪神の甘さは度し難い」

高野連は、日本学生野球協会を通じて日本野球機構(NPB)の事務局に再発防止に向けた対応を求めたが、阪神は今回のルール違反で10月11日に迫ったドラフトの戦略見直しを迫られそうだ。

「阪神は6人を獲得した2019年ドラフトで上位5人まで高校生を指名するなど、ここ数年は育成も重視する戦略に舵を切った。高卒2年目左腕の及川が一軍の戦力になるなどその成果が早くも出始めており、今年も高知高の森木大智や市和歌山高の小園健太を上位候補にリストアップ、問題の達も1位の有力候補のひとりとしていた。それがスカウトの勇み足というみっともない不始末で騒動を起こし、高野連を巻き込んで天理と達にも迷惑をかけた。少なくとも達の指名はしにくいし、高校生の指名も躊躇するんじゃないですか」(別の球団スカウト)

自業自得である。



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draftkaigi at 07:06│ │阪神 
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