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ヤクルトドラフト大成功、橿渕氏が語るドラフト戦略

2021年10月31日

10/31、サンケイスポーツ3面「ヤクルト6年ぶりVの裏側」より
村上と奥川という次世代エースと4番打者を筆頭に、生え抜き選手の台頭がチームを支えた。2017年から現職を務める橿渕聡スカウトグループデスクは、中長期的なドラフト戦略をこう明かす。

「1、2位はチームの中心選手になってほしいとの思いがある。村上、奥川はアマチュア市場に毎年出てくる選手ではない。競合を怖がらず、リスク覚悟で指名した」

実績のあるフリーエージェント(FA)の選手や助っ人外国人に頼るのではなく、長くチームに在籍し、高い貢献度を期待できる山田のような選手を指名し、育成するという明確な方針。

18年に大阪桐蔭高・根尾(現中日)、昨年には早大・早川(現楽天)を指名しくじを外したが、17年に九州学院高・村上宗隆(2017ヤクルト1位)、19年には星稜高・奥川恭伸(2019ドラフト1位)を3球団競合の末、獲得した。

リスクを負わなければ「柱」の獲得という〝リターン〟は得られない。球団のガイドラインに沿った育成を経て、2人は素質を開花させ、リーグ優勝の力となった。一方で、中位以降で指名した選手については、橿渕デスクが10年から5年間務めた1軍マネジャーの経験が生きているという。

「マネジャーはコーチミーティングに参加します。そこで入れ替え選手として名前が挙がるのは『一芸に秀でた選手』。平均的な能力の選手より、本当に優れている部分がある選手を指名していったほうがいい、と」

俊足のJX-ENEOS・塩見泰隆(2017ドラフト4位)独協大・並木秀尊(2020ドラフト5位)守備力の高い東北福祉大・元山飛優(2020ドラフト4位)バットコントロールにたけた宮本丈(2017ドラフト6位)。彼らも光る才能を武器にチームに貢献した。

他球団の多くが2月に始めるスカウト活動は、1カ月間ほど遅れてスタートする。2月の春季キャンプで、スカウトがコーチ陣と密に対話するためだ。

「うちは約20日間、全スカウトが1、2軍のキャンプにいきます。そこで選手のサポートと監督、コーチとのコミュニケーションを取る。指名した狙いと将来のビジョンを現場とすり合わせる時間にしています」

引き継ぎを重要視することで、長所を伸ばし、短所を克服する育成にシフトする。その成果が今季、形となった。



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draftkaigi at 07:04│ │ヤクルト 
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