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ドラフト選手の家庭の事情、椋木蓮(オリックス1位)

2021年11月03日

11/3、日刊ゲンダイ31面「ドラフト選手の家庭の事情」より 

2021オリックスドラフト1位 椋木蓮
東北福祉大・投手・動画

山口・本山小1年生の時、1歳上の兄の影響を受けて野球を始めた。高校までは目立った成績を残していなかったこともあり、「ドラ1」としては遅咲きと言っていい。今はなき少年野球チーム、本山ベアーズで当時監督をしていた椙田哲也さんがこう語る。

「蓮が小学6年生のころ、同学年の選手は3人しかおらず、3年生まで含めないと試合ができませんでした。だから、僕らは『下級生を助けてやらんといけんよ』というくらいしか教えられなかったんです。そんな環境でしたし、ドラフト1位選手が持っているような逸話がなくて……(笑い)。ずばぬけた選手という印象もなく、どちらかというと兄の舜の方がセンスがあった。『あの蓮がプロに!?』という気持ちです(笑い)」

小学校卒業後は兄の背中を追って中高一貫校である高川学園(山口)に進学。高校2年の夏、背番号「11」で同校史上初の甲子園に出場するも、登板機会には恵まれなかった。

この時にエースナンバーを付けた1学年上の山野太一(ヤクルト)と同じく東北福祉大へ進学すると、目覚ましい成長を遂げた。1年春からベンチ入りを果たし、4年になった今年6月の全日本大学野球選手権で自己最速の154キロをマーク。上位候補に浮上した。

そんな椋木を支え続けたのは両親だ。化学メーカーの工場に勤める父・新吾さん(49)の仕事は日勤、準夜勤、夜勤の3交代制。不規則な生活の中でも、息子たちに骨身を惜しまなかった。中学時代まで野球部に所属し、今は福岡で仕事をしている兄・舜さん(23)はこう語る。

「家からの通学時間は1時間強。7時開始の朝練に参加するためには、家を5時半に出ないといけない。自宅から最寄り駅までは自転車で30分ほどかかるので、よく父に車で送ってもらいました。父は『超』が付くほど仕事熱心です。残業する日も少なくなかった。夜勤明けでも試合があれば応援に駆け付けてくれて、何時間起きてるの? と心配になるほどでした。庭にはバッティング用のシートを作ってくれましたし、野球が未経験でも僕たちにアドバイスできるようにと、独学で勉強をしていた。今では蓮より野球の知識があるかもしれません」

母・順子さん(48)も、献身的に兄弟をサポートした。早朝に家を出る息子たちの弁当を作るため、4時ごろには台所に立っていたという。「そんなのは序の口です」と、舜さんが続ける。

「僕は実家で冷めたご飯を一度も食べたことがありません。朝だけでなく、練習が遅くなって23時ごろに帰宅してもそうです。もちろん、父にも必ず仕事に合わせて食事を用意していましたね」

短大でピアノやバイオリンを学んだという順子さんは、自宅で音楽教室を開いている。仕事場は椋木が生まれた直後に建てた2階建ての一軒家の1階。グランドピアノやエレクトーンなどが置かれている。椋木もそこで母からピアノを教わっていたという。

舜さんは山口大学、椋木は東北福祉大への進学を機に家を出たため、現在は父、母、高校生の妹の3人暮らし。仲むつまじい家族は次男坊の活躍を願っている。



下は2021ドラフト会議でオリックスが指名した選手です。1位指名・椋木君のスカウト評はこちら

オリックスの2021ドラフト指名選手
1位椋木 蓮東北福祉大投手
2位野口 智哉関西大内野手
3位福永 奨国学院大捕手
4位渡部 遼人慶応大外野手
5位池田 陵真大阪桐蔭高外野手
6位横山 楓セガサミー投手
7位小木田 敦也TDK投手



draftkaigi at 07:04│ │オリックス 
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