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ドラフト選手の家庭の事情、達孝太(日本ハム1位)

2021年11月20日

11/20、日刊ゲンダイ37面「ドラフト選手の家庭の事情」より  

2021日本ハムドラフト1位 達孝太
天理高・投手・動画

今年のセンバツで天理(奈良)をベスト4に導いた。ネット裏のスカウトの多くから「将来が楽しみな素材型」と評価された達孝太(動画)がが育ったのは大阪府堺市にある一軒家。「建てたのは10年ほど前です」と、父・等さん(45)はこう語る。

「孝太が長男で、3人目ができた時にマンションからこちらに。リビングには180センチ×60センチほどの貼り鏡があってシャドーピッチングや、天井からはネットを吊るしてバッティング練習ができるようになっています。立地にも恵まれました。家の前には壁もあり、そこに向かって練習できたのも今につながっていると思います」

194センチ、体重88キロという恵まれた体が育まれたルーツは幼少期にあった。

「2歳の時に、健康のために週3回ほど水泳教室に通わせました。妻には疲れさせてよく寝かせようという算段もあったのかな(笑い)。水泳が終わったら毎度バニラのソフトクリームを買っていて、口を汚さず器用に食べていたのが印象に残っています。これで栄養も取れただろうし、家に帰るとぐっすり寝てくれたのでその習慣が良かったのかもしれません」(等さん)

寝る子は育つ。幼稚園児時代には小学3年生の平均身長と同等の130センチ超。あまりに規格外だったため、焼き肉の食べ放題や遊園地に行くと「ホントに幼稚園児?」とスタッフにいぶかられたこともしばしばだったという。

達が高石スワローズで野球を始めたのは小学4年の終わり頃。投手を始めたのは中学生になってからだ。泉州阪堺ボーイズで現在もコーチを務める杉原照夫さんは「背が高いので投手をやらせてみようと。身体能力が高くて球は速かったのですが、始めたばかりでコントロールに課題があった。エースというわけではありませんでした」と振り返る。

小・中と達に合わせてチームのコーチをしていた等さんは「まだ勝負の時じゃない。高校で一度ぐらいは野球をやりたくないと思うかもしれないから、今は楽しんでやろう。ムリしてケガをして将来に響いたら元も子もない」と、本人の尻を叩くことをあえてしなかった。

この方針は、自身の野球経験に基づいたものだ。等さんは中学時代に全国大会を経験。内野手として鳴らした大産大付高時代は近畿大会に進出し、甲子園まであと一歩のところまで駒を進めた。

奈良産業大へ進むと1年春からベンチ入り。プロ野球選手になることを目標にしていたが、20歳の頃に試合中のクロスプレーで靱帯を断裂、夢を断念せざるを得なかった経緯がある。卒業後もメーカー兼商社の㈱ドウシシャで業務の傍ら軟式野球を続け、のちに6年間監督を務めた(達が野球を始めた年に退任)。

「監督をしていた関係で天理の中村良二監督とは縁があり『ウチの子、実力はまだないですけど190センチで可能性はあるかも……』と相談したんです。すると中村監督が視察にいらして、声を掛けてもらいました。『3年間、下積みで終わるかもしれないけど、行くか』と私が孝太に尋ねると、『それでもいい』と。お世話になることが決まりました」

さらに続ける。

「高校で野球をするなら寮に入ってほしいと考えました。かなりつらい思いをするでしょうが、社会に出てもこの3年間の経験は役に立ちます。私もそうでしたから(笑い)。孝太も苦労したみたいで、私にもたびたびSOSの連絡が来ました。野球面では信頼されているようです」

目標はメジャーリーグと公言する17歳。これから一層厳しい環境に身を置くことになるが、父はいつでも相談受け付け中だ。



下は2021ドラフト会議で日本ハムが指名した選手です。1位指名・達君のスカウト評はこちら

日本ハムの2021ドラフト指名選手
1位達 孝太天理高投手
2位有薗 直輝千葉学芸高内野手
3位水野 達稀JR四国内野手
4位阪口 楽岐阜第一高内野手
5位畔柳 亨丞中京大中京高投手
6位長谷川 威展金沢学院大投手
7位松浦 慶斗大阪桐蔭高投手
8位北山 亘基京都産大投手
9位上川畑 大悟NTT東日本内野手



draftkaigi at 06:54│ │日本ハム 
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