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佐々木麟太郎(花巻東)、スカウト絶賛の嵐

2021年11月23日

11/23、日刊ゲンダイ25面より 

佐々木麟太郎(花巻東高・一塁手)
183cm・右投左打・動画

高校球界に新たな怪物が現れた。大谷翔平の母校、岩手・花巻東高1年の佐々木麟太郎(動画)のことだ。

20日、明治神宮野球大会の国学院久我山戦で全国デビュー。東北大会中に負った左すねの疲労骨折が癒えないまま「3番・一塁」で先発出場すると、初回のファーストスイングでライトスタンドへ先制弾をぶち込んだ。

チームの初戦突破の立役者になったこの一発が高校通算48本目。清宮幸太郎(日本ハム)が持つ高校球界最多111本を凌駕する勢いだ。

身長184センチ、体重117キロという巨漢に加え、同校の佐々木洋監督を父に持ち、さらに中学時代は大谷翔平の父・徹氏が監督を務める金ケ崎リトルシニアに所属と話題性もある。テレビやスポーツ紙はニュースターの誕生に大騒ぎしているが、ネット裏のスカウトはどう見ているのか。

「今、ドラフトにかけても3位か4位くらいの実力がある」と、現地で視察したパ球団スカウトがこう続ける。

「高校1年生ながら、体はすでに出来上がっている。現役時代の松井秀喜、メジャーの筒香嘉智らと比べても遜色ないのではと思うほど。スイングの形も理想的。体の軸が全くブレないから、変化球が来ても前に突っ込まない。それに、リーダーシップもある。試合後の整列時、1年生なのに音頭を取ってナインを並ばせていました。こういう部分も高評価です」

別のセ球団スカウトも太鼓判を押す。

「すでに高校3年時の清宮をしのぐ実力だと感じました。佐々木はインサイドのボールへの対応力が天才的。ボールに対して間合いが取れる上、最短距離でバットを出せる。そのスイングのスピードも驚異的です。今季首位打者を取ったオリックスの吉田正尚に近い。体重117キロとなっていますが、体は入学当初より絞れています。これから2年間でどんどん理想的な体になるし、自分で打てるポイントを把握しているから、木のバットへの対応もてこずらないはず。将来が楽しみです」

とはいえまだ1年生。両スカウトは「課題は守備」と口をそろえた。新たな怪物がどんな成長曲線を描くのか楽しみだ。



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draftkaigi at 06:54│ │高校 
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