ドラフト会議情報局 2024高校生ドラフト候補 2024大学生ドラフト候補 2024社会人ドラフト候補
2024ドラフト指名予想 スカウト評価 ドラフト候補の動画 ホームにもどる

楽天の話題の新人、松井友飛(ドラフト5位)

2022年01月21日

1/21、スポーツニッポン4面「球界新士録」より 

2021楽天ドラフト5位 松井友飛
金沢学院大・投手・動画

「雑草魂」という言葉がぴったりだ。20日、キャンプ1軍スタートが決まった楽天ドラフト5位の松井(動画)松井友は、これまでの野球人生を「ピラミッドの下の日陰で野球をやってきた」と振り返る。決して自虐ではない。過去は過去として、ここからはい上がってやろうという強い決意が込められている。

小3から地元の学童チームで野球を始めた。穴水中の軟式野球部では外野手だったが、穴水高1年夏に投手転向。長身右腕として最速139キロを計測も、公式戦で1勝もできずに終わった。「野球をやめて、国立大学を目指そうと思っていて。当時の夢はゲームプログラマー。大学で理系の勉強をするつもりでした」

「最後の夏」も初戦敗退。公立校の無名の球児は野球に区切りをつけるつもりだったが、甲子園のテレビ中継を見て心変わりした。「まだ野球をやりきってない」。同学年で卒業後に野球を続けたのは松井友だけだった。

地元の金沢学院大では2年生から主戦を務め、高校時代に味わえなかった「勝つ喜び」を知ってから急成長を遂げた。2年秋に出場した明治神宮大会が転機になった。

「レベルの高い選手たちの目がギラギラしていた。このままじゃダメ。自分も変わらないと」。筋力トレーニングと走り込みで徹底的に体を鍛え上げ、4年生になると最速154キロのプロ注目右腕になった。

同じ99年度生まれでは、ヤクルト・村上や日本ハム・清宮、ロッテ・安田、広島・中村奨が「高卒ドラ1」でプロ入り。「同学年とは思えないぐらい雲の上の存在だったけど、同じ舞台にたどり着いた。高校時代に活躍していた選手を見返してやりたい。対戦が楽しみです」。

成長曲線は人それぞれ。少しだけ“遅咲き”だったことをプロの世界で証明してみせる。



下は2021ドラフト会議で楽天が指名した選手です。5位指名・松井君のスカウト評はこちら

楽天の2021ドラフト指名選手
1位吉野 創士昌平高外野手
2位安田 悠馬愛知大捕手
3位前田 銀治三島南高外野手
4位泰 勝利神村学園高投手
5位松井 友飛金沢学院大投手
6位西垣 雅矢早稲田大投手
7位吉川 雄大JFE西日本投手



draftkaigi at 07:00│ │楽天 
ドラフトニュース検索