水口創太(京都大)、中日「角度ある球投げ込む」
2022年04月03日

水口創太(京都大・投手) 194cm・右投右打・動画 |
最速152キロの194センチ右腕、京都大の水口創太投手(動画)は8回からリリーフ登板し、2イニングを1安打、奪三振0、2四球の1失点(自責点0)にとどめ、初戦の勝利に貢献した。12球団スカウトが視察するなか、この日の最速は球場表示で145キロだった。
「まだまだ状態が上がりきっていない。きょうは調子が悪かった。次第に上がっていくと思います。きょうは打者を見ながら、変化球のほうがいいかなと思って変化球を中心に投げました」
1点差で迎えた8回は四球の走者を1人出しただけ。リードを3点に広げた9回は四球と内野安打に守備のミスが重なって1点を許したが、リードを守りきった。
「今は、コントロールとかスタミナとか細かいところに取り組んでいます。初戦に勝てたのは大きい。とにかく勝つことを考えています。監督は選手がやりやすい環境をつくってくれて、やりやすいです。たまに的確なアドバイスをもらっています。フォームとか細かいところです」
医学部の4年生で理学療法士への道から一転、プロ入りを目指す。「去年の秋から注目されるようになって、プロを意識するようになりました」
この日はまだ本調子に遠く、変化球中心だったこともあるが、ネット裏のスカウト陣からは「去年のほうが力強い球を投げていた。もっとガンガン投げていた」「クイックなど細かいことが、まだまだ」という見方もある一方で「長身から角度のある球を投げ込んでくるから、バッターは合わせづらい」と中日の米村明スカウト部シニアディレクターは話す。
水口はプロを目指すうえで、チームの勝利を追い求める。「優勝が目標。勝ちにつながる投球で結果を出して、ベストナインを目指しています。スピードにはこだわりはありません。バッターを抑え込むことを考えています」。ビッグな秀才豪腕がどこまで成長するか楽しみだ。
(4月2日 関西学生野球 京都大 4―2 関西大)


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│中日