矢沢宏太(日体大)、中日・ロッテ高評価
2022年04月03日

矢沢宏太(日本体育大・投手) 173cm・左投左打・動画 |
今秋のドラフト1位候補とも言われている日体大の矢澤宏太投手(動画)が2日、首都大学野球春季リーグの桜美林大戦に3番・投手で出場した。打っては4打数4安打3打点、投げても5回1安打無失点6奪三振と大活躍。バックネット裏に集結し、熱視線を送った11球団27人のスカウトを投打で唸らせた。
矢澤はこの日、初回1死三塁で右前適時打を放ち、2回無死二、三塁でも右前に2点適時打。4回、6回にも安打を放ち4打数4安打の大爆発だった。投げても、自己最速タイの150キロを計測し、5回1安打無失点、6奪三振と圧倒的な投球を見せた。
投手と野手、双方で高い評価を受けている矢澤。中日・小山良男アマスカウトが「4回以降くらいから徐々に良くなっていった。直球とスライダーのコンビネーションはなかなか打てない」と評価する。
ロッテ・榎康弘スカウト部長は「本調子ではない」としながらも、投打での活躍を評価。「直球が高めに抜けずに低めに決まれば、スライダーはプロも振ってしまう。打席でもしっかり振れて、足があるというのは魅力」と話した。榎氏は矢澤が下級生の時は野手として評価していたが、「これだけ投げても打っても振れると悩ましい。色々な選択肢を考えている」と投打両面から注目していくことを明かした。
(4月2日 首都大学野球 日体大 11-0 桜美林大)

