大石晨慈(近畿大)、中日が制球力を評価
2022年04月04日

大石晨慈(近畿大・投手) 178cm・左投左打・動画 |
最後の打者を内角いっぱいの直球で見逃し三振に抑えると、近大の最速150キロ左腕・大石(動画)は笑顔で拳を握りしめた。10三振を奪い、リーグ戦初完封。緊迫した投手戦を制し「相手に先に点をやらないように、いい緊張感の中で投げられた」と胸を張った。
この日は「タイミングの合っている打者も少なく、空振りが取れていた」と直球で押し切った。
8球団のスカウトが視察するなか、許したのは単打5本のみ。中日・山本スカウトは「常にコントロール良く投げられている」と制球力を評価した。打撃でも8回2死、右翼線三塁打を放ち、続く谷口嘉紀の左前安打で決勝のホームを踏んだ。
近大付(大阪)ではエースとして甲子園出場。近大では、佐藤輝明(現阪神)を擁して優勝した20年秋には3勝を挙げ、最優秀投手に選出された。卒業後のプロ入りを目指す左腕は「ここからあと8連勝、突っ走っていきたい」と全勝優勝へ意気込んだ。
(4月3日 関西学生野球 近畿大 1―0 立命館大)

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│中日