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山田健太(立教大)、日ハム高評価も某球団は疑問符

2022年05月25日

5/25、夕刊フジ27面より 

山田健太(立教大・二塁手)
183cm・右投右打・動画

東京六大学春季リーグで立大は23日、明大3回戦に延長11回、0―1でサヨナラ負け。このカードで勝ち点を取れば2017年春以来の優勝だったが、明大に優勝を許した。今秋ドラフト候補で12球団注目の〝打てる内野手〟山田健太内野手(動画)は4打数1安打だった。

183センチ、86キロの体格がまとう背番号10は神宮のグラウンドによく映える。「4番・二塁」で先発した山田は先頭打者で迎えた2回に中前へと痛烈に弾き返す安打で出塁。1死後に二盗と足でも魅せた。

第2打席以降の3打席はいずれもフライを打ち上げ凡退。歓喜に沸く明大ベンチを見届けた後、「キャプテンとしても、4番バッターとしても、自分の思い通りの結果、満足のいく結果というのは出なかった。キャプテンの差です」と悔しさもあらわ。

今季は全12試合の出場で打率・310、0本塁打、4打点。圧倒的な打棒を発揮したとは言い難い。

それでも、移動前の時間を押して視察に駆け付けた日本ハム・大渕隆GM補佐兼スカウト部長は「魅力はあの体で動けること。ヒットもよかったが、その後に盗塁も決めている」と潜在能力の高さを評価する。

大阪桐蔭高では根尾(中日)、藤原(ロッテ)らと春夏3度の優勝を経験。立大でも1年春からレギュラーとして出場とエリート街道を突き進み、中止となった3月の侍ジャパン強化試合、台湾戦には日体大・矢沢宏太投手とともに大学生として異例の抜擢をされていた。

一方であるスカウトは「コロナで試合数が少なかったとはいえ、大学での最高成績が1年春(打率・375、2本塁打、7打点)というのが寂しい。すでに出来上がっているという印象も受ける」と伸びしろに疑問符を投げかける。うがった見方を覆すには、秋のリーグでの打棒爆発が必要だ。



山田君のバッティング動画はこちら

draftkaigi at 06:57│ │日本ハム 
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