武元一輝(智弁和歌山)NPB拒否、米国の大学進学へ
2022年08月28日

武元一輝(智弁和歌山高・投手) 186cm・右投左打・動画 |
今夏の甲子園にも出場した智弁和歌山のプロ注目右腕・武元一輝投手(動画)が、将来的なメジャー挑戦を見据え、米国の大学進学を目指していることが27日、分かった。
日本高野連の指示に従い、プロ志望届を提出した上で24日に渡米。全米の大学、MLBスカウトが集う米高校野球のイベントに参加している。同校の中谷仁監督は「ご両親とも相談して海外の大学を希望している。日本のプロ(志望)ではない」と説明した。
米では甲子園のような一大トーナメントはないが、各地でさまざまな試合が行われる。その中でも、今年で20回を迎える「パーフェクトゲーム オールアメリカンクラシック」は注目の一戦。今回はアリゾナ州フェニックスで開催され、全米からえりすぐりの60選手が集結し、東西30人ずつに分かれて試合を行う。現地の28日(日本時間29日)の試合は全米中継される。
出場選手の中で、これまで255選手がメジャーデビューを果たすなど、米球児には登竜門のようなイベント。武元は進路を模索する中で、人脈をたどり「61番目」の選手として異例のチャンスを得た。本試合はベンチ観戦になる模様だが、26日(同27日)の練習試合で登板し、2回を投げ打者9人から6三振を奪った。
イベントの公式ツイッターでは「魅力的な5球種を披露。速球は最速91マイル(約147キロ)で、スライダーとカーブで空振りが取れ、消えていくチェンジアップは左打者に効果的。カットボールはカウントの早い段階でストライクが取れる」と高評価を受けた。27日(同28日)のホームラン競争にも参加する予定だ。
武元は最速149キロを誇り、高校通算20本塁打以上の二刀流としてドラフト候補に挙がっていた。優勝した昨夏の甲子園も背番号17でベンチ入りし、1試合に登板。今夏の甲子園は初戦(2回戦)の国学院栃木戦に先発し、6回途中4失点で敗退した。


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