ドラフト会議情報局 2024高校生ドラフト候補 2024大学生ドラフト候補 2024社会人ドラフト候補
2024ドラフト指名予想 スカウト評価 ドラフト候補の動画 ホームにもどる

巨人、防御率12球団最低なのに高卒野手1位指名の理由

2022年09月30日

9/30、夕刊フジ27面より 

浅野翔吾(高松商高・外野手)
170cm・右投右打・動画

巨人は28日、都内の球団事務所でスカウト会議を開き、来月20日のドラフト会議で高松商高(香川)の浅野翔吾外野手(動画)を1位指名することを決めた。チーム防御率が12球団ワーストでも、なぜ即戦力投手より高卒野手を優先するのか。

会議後に取材対応した大塚球団副代表は選手名こそ明かさなかったが、「今年は野手に行きます。1位は将来性」と高校生野手の指名を明言。「体は小さいけれどパンチ力はあるし、右にも打てる。足も速い」と浅野をにおわせる特長を次々に挙げて、褒め称えた。

他球団への牽制の意図を多分に含ませた12球団最速の指名宣言。ただ、8月の夏の甲子園前まで1位は即戦力投手を指名する方針だった。将来性を買う打者に切り替えたのは、壊滅的だった投手陣が「補強の必要はあるがある程度、先発陣はメドが立ちつつある」(球団関係者)からだ。

7月まで4点台だったチーム防御率は、夏場以降に若手が成長を見せたことで、依然として12球団ワーストながら3.72まで改善された。

今季1軍デビューした2年目の山崎伊は、5勝5敗ながら防御率3.12と奮闘。8、9月で3勝を挙げるなど先発の一角に定着した。一時はブルペンに配転された新人の赤星も、先発に復帰して2連勝とプロの水に慣れてきた。

一定の計算が立つ投手よりも、「一番はスター性ですよ。将来のスーパースターになれる」と浅野獲りに鼻息荒い大塚副代表。競合は覚悟の上だ。



浅野君のスカウト評はこちら

浅野君のバッティング動画はこちら

draftkaigi at 06:52│ │巨人 
ドラフトニュース検索