薩摩おいどんカップ、大学生のドラフト候補に注目
2023年02月25日

鹿児島県内の4球場を舞台に3月12日まで行われる交流戦「薩摩おいどんカップ」が23日、開幕した。大学、社会人チームを中心に、巨人やソフトバンクの3軍、WBC中国代表など計36チームが参加。カテゴリーの枠を超えて全83試合が実施され、入場無料で観戦できる。
25、26日には「東京六大学VS東都」の名門対決が行われ、盛り上がりは必至だ。25日は法大VS中大、慶大VS亜大、26日には亜大VS法大、中大VS慶大(ともに午前10時・平和リース球場)が行われる。
法大の2023年スローガンは「克」。名門も昨年は春4位、秋5位と低迷しただけに、下克上へのナインの鼻息も荒い。対する中大はドラフト候補の155キロ右腕・西舘勇陽投手(動画)や152キロ右腕の大栄陽斗投手ら好投手がそろう。
慶大は新主将でドラフト候補の強打者・広瀬隆太内野手(動画)の打棒に注目が集まる。プロ入りとなれば、私立小学校の最難関・慶応幼稚舎から初のプロ野球選手が誕生することになり、熱視線が注がれている。さらには巨人や西武で活躍した清原和博氏の長男・正吾内野手のバッティングも見応え十分だ。
昨年6月の大学選手権で日本一に輝いた亜大は、開幕当日の23日、昨年の社会人日本選手権を制した強豪・TOYOTAに1―0で快勝した。「おいどんカップ」の発起人でもある亜大・生田勉監督は「気合いを入れて、本番さながらの真剣勝負を披露したいと思います。大学野球の夢の対決をぜひ多くの方々に見て頂きたいと思います」と語った。
未来の球界を担うスター候補生をチェックできる、最高のチャンスになりそうだ。



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