平野大地(専大松戸)、ソフトバンク「変化球いい」
2023年03月05日

平野大地(専大松戸高・投手) 180cm・右投右打・動画 |
センバツ出場が決まっている専大松戸が、関東学園大付と対戦し1本塁打を含む17安打で圧勝した。最速151キロで大会NO・1右腕と期待される平野大地投手(動画)は、3球団3人のスカウトが視察する中、13対1で迎えた8回から3番手として登板。
最初の打者をこの冬磨いたスライダーで空振り三振に仕留めると、波にのった。この回2三振を奪い3者凡退。9回は、2人の打者に連続で真っすぐを捉えられ、さらに四球で無死満塁のピンチを招くも、ここからギアを上げた。変化球でカウントをとり、真っすぐとスライダーで2者連続三振。
最後の打者を投ゴロに打ち取り無失点に。2イニングを2安打4奪三振。最速は146キロだった。「まだちょっと。真っすぐが当てられていた。もっと状態をあげていかないと」と、反省しきりだった。
手応えもつかんだ。オフは変化球の精度にこだわり練習を続けてきた。この試合でも3つの三振はスライダー。「スライダーは真っすぐに近いスピードで投げられるように取り組んできた。秋よりもいい感覚で投げられた。もっとコースに決められるように練習していきたい」と貪欲だ。
視察したソフトバンク・福元スカウトは「スライダーが良かった。テンポもいいし、変化球がいいのが1番。これから暖かくなってくれば、球威も上がってくるでしょう。センバツが楽しみです」と期待した。
いよいよ始まったセンバツへ向けての実戦。持丸修一監督は「スカウトやマスコミが見ている中で、ちょっと力が入って重心も浮いていた。速い球を見せようと思ってしまうんだよね」と、エースの心境を思いやった。
平野は「甲子園に行って大観衆になれば、気にならないと思います。本番まで、ボールの質にこだわって状態をあげていきたい」と力を込めた。
(3月4日 練習試合 専大松戸 15―1 関東学園大付)


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│ソフトバンク