武内夏暉(国学院大)、中日「上位候補になる力十分」
2023年04月02日

武内夏暉(国学院大・投手) 185cm・左投左打・動画 |
春の東都大学野球1部リーグがナゴヤ球場で開幕した。開幕カードは国学院大が日大を完封して勝利を収めた。昨秋のリーグMVP左腕が零封発進した。
国学院大の武内夏暉投手(動画)が、最速147キロをマークした直球を軸に、昨年の大分、福島に続き名古屋でも快投。神宮を離れての開幕カードで3季連続勝利を挙げ「神宮のマウンドと硬さはそれほど変わらなかった。ランナーを出したが、一人ずつ抑えていこうと思った。日本一に向けてまずはリーグ優勝」と胸を張った。
昨秋の明治神宮大会で日本一を逃して、今季に向けて体づくりをした。柔軟性を増したのが直球の質の向上につながった。「股関節と肩甲骨周りが軟らかくなって、真っすぐが強くなった」と手応え。
スライダーなどとの緩急も使い、3回に中西流空外野手が右中間二塁打で挙げたリーグ戦初打点を終盤まで守り、8回からマウンドを譲った。鳥山泰孝監督は「開幕戦は苦しい試合になると思っていた。その中で武内がよく投げてくれた」とたたえた。
ネット裏には、巨人、日本ハムなどNPBスカウト陣が勢ぞろい。中日・松永スカウト部長は「左でコントロールが良くて、右にも左にもインコースに投げられる。ドラフト上位候補になる力は十分」と評価した。
(4月1日 東都大学野球 国学院大 5―0 日大)


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│中日