西舘昂汰(専修大)、広島・西武が高評価
2023年05月02日

西舘昂汰(専修大・投手) 188cm・右投右打・動画 |
東都2部リーグ、東洋大の最速155キロ左腕・細野晴希投手を西武・渡辺久信GMや広島・苑田聡彦スカウト統括部長らの視察が始まっている中、〝もう一人の西舘〟、専大の最速152キロ右腕・西舘昂汰投手(動画)に熱い視線が注がれるようになっている。
29日の国士舘大1回戦、先発で4安打1四球、11三振、1失点完投で今季チーム初勝利につなげている。
広島・苑田スカウト統括部長は、「専大からは、ウチの黒田(博樹、元ヤンキースなど)が出ていて、いい投手が出る。西舘(の球)にはズドーンという重さを感じた。馬力があるので、もっと楽に投げても150キロが出てると思う。すぐではないが、プロ2、3年で三本柱になる可能性はあると思う」とみていた。
西武・潮崎ディレクターも「初めて見たけど、真っすぐはいいし、次は変化球をよく見てみたい」という感想を残している。
「もう一人の」というのは、東都には1部リーグで投げている中大・西舘勇陽投手がいるからだ。183センチ、79キロの体でセットポジション、それもクイックで最速155キロをマークするパワータイプがいるからだ。
九州出身と東北出身で、つながりはないが、同じ姓で、最速が3キロ違いで、専大・西舘を見る機会が少なかったため、〝アナザー的〟だったが、ドラフト上位候補の捕手、進藤勇也捕手とバッテリーを組んだ甲子園での登板経験があるし、素材的な魅力がある。
ゆったり感のある188センチ、87キロの右腕は、新たな武器としてツーシーム、スプリット、スライダーをまじえて、スカウト集結のときに備えている。

