中山勝暁(高田)に12球団集結、広島・中日が評価
2023年07月09日

中山勝暁(高田高・投手) 178cm・右投右打・動画 |
高田のプロ注目の最速150キロ右腕、中山勝暁投手(動画)は、三重相手に8イニングを投げて7失点完投で初戦敗退した。試合後にはドラフト会議に向けてプロ志望届を提出する意向を示した。
この日は球場表示で最速146キロを計測した直球を軸に先制点をもらった直後の1回を三者凡退に抑えた。ただ2回に守備の乱れもあって2失点で逆転を許すと5回までに計7失点。「初回はゾーンで勝負できていたけど2回から5回がよくなかった」と反省した。
高校最後の夏で初戦敗退を喫するも「充実した2年半だった。最後は甲子園に近いチームと戦えて楽しかった」と晴れやかな表情をみせた。
中高一貫の6年制コースで野球とともに医学部進学を目指す文武両道の二刀流。今後の進路についてはプロ志望届を提出する考えを明かし、「レベルの高いところでやっていきたい」と意気込んだ。
スタンドには12球団18人のスカウトが集結。広島・松本スカウトは「春と比べて直球が狙った所に投げられていた。変化球でも腕が振れて、キレもいい」と話し、中日・米村スカウト部シニアディレクターは「きょうの結果にかかわらず、これからも鍛錬を積んでほしい」とコメントした。
(7月8日 三重大会1回戦 三重 7―1 高田)

