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元中日・井端氏、高校日本代表の選考に異議あり!

2023年08月24日

8/24、夕刊フジ27面より
台湾で31日に開幕する野球のU18(18歳以下)W杯に出場する日本代表メンバーが22日、発表された。守りと走力を重視する馬淵史郎監督の方針で、高校通算140本塁打の花巻東・佐々木麟太郎や同62本の広陵・真鍋慧ら注目の強打者は選外となったが、今夏のU12W杯で日本代表を率いた井端弘和監督(1997中日5位)は異議を唱える。

井端監督はこの日、台湾で今月まで行われたU12W杯の総括を都内で行い、4位に終わったが「世界のレベルでも十分、力負けしていなかった」と手応えを語った。

旧来の「パワーでは世界と勝負にならない」という先入観を育成年代に押しつけることなく、投手には力でねじ伏せる球速を求め、野手にもバントのサインはほぼ出さず。本塁打数は優勝した米国の18本に次ぐ17本で、不利といわれ続けた力勝負でも互角に渡り合った。

「僕がイメージしたのは栗山さんがやったトップチーム」と井端監督。3月のWBCで大谷翔平をはじめとする侍たちが、投打にパワーを前面に押し出す野球で世界一を奪還した。

ところが、今夏甲子園に出場した選手たちを中心に選考された高校日本代表は、馬淵監督が「日本の勝機は投手を中心とした守りと走力を最大限生かした緻密な野球の実践にある」とスモールべースボール路線で編成。佐々木麟、真鍋、九州国際大付・佐倉俠史朗ら注目の長距離打者は、守備位置が一塁に限られることなどもあって軒並み選外となった。

全世代で目先の勝利を追うよりも、トップチームが今後も国際大会で勝ち続けられるよう、今春のWBCを制したような戦い方で「ある程度、一本化できたらいいなと思う」というのが井端監督の考え。

「今そういうふうに動いている感じです。それがU15でもU18でも。そのへんも勝負にいってほしい。子供たちもそのように変化してくる。やっぱU18で振り出しに戻るではないが、僕がやっているのと正反対になる。それから戻るのは大変です」と〝経験値リセット〟を懸念する。

日本野球の未来を見据えて、高校球界の名将にあえての直言。聞き流してはなるまい。



下は8月31日から台湾で開催される18歳以下のU18ワールドカップ(W杯)に出場する高校日本代表20選手です。

投手(9人)
武田陸玖(山形中央) 動画 スカウト評
高橋煌稀(仙台育英) 動画 スカウト評
木村優人(霞ケ浦) 動画 スカウト評
安田虎汰郎(日大三)    
矢野海翔(大垣日大)    
中山優月(智弁学園)    
前田悠伍(大阪桐蔭) 動画 スカウト評
森煌誠(徳島商) 動画 スカウト評
東恩納蒼(沖縄尚学) 動画 スカウト評
捕手(3人)
尾形樹人(仙台育英) 動画 スカウト評
新妻恭介(浜松開誠館) 動画 スカウト評
寺地隆成(明徳義塾) 動画 スカウト評
内野手(5人)
山田脩也(仙台育英) 動画 スカウト評
高中一樹(聖光学院) 動画 スカウト評
緒方漣(横浜) 動画 スカウト評
森田大翔(履正社) 動画 スカウト評
小林隼翔(広陵)    
外野手(3人)
橋本航河(仙台育英)    
丸田湊斗(慶応)    
知花慎之助(沖縄尚学) 動画 スカウト評


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