下村海翔(青学大)、巨人「安定した投球ができる」
2023年09月03日

下村海翔(青山学院大・投手) 174cm・右投右打・動画 |
日米大学野球で最高殊勲選手賞(MVP)の青学大の下村(動画)は、松山でも安定感バツグンだった。自己最速の155キロもマークした直球と決め球のカットボールを制球よく投げて1四球で、6三振も奪った。
「点を取られてから、絶対に最後まで投げきろうと思った。内容に納得はしていませんが、チームが勝ったのでよかった」。開幕投手の役割は果たした。
1回にいきなり155キロをスコアボードに表示させた。坊っちゃんスタジアムは、ほかの球場に比べて表示が高め。「ストレートはアメリカ相手にも通用して手応えはありましたが…」と本人もビックリの自己最速。
2回に打球を右太ももに当て、4回に失策も絡んで2失点したものの投げきった。「多少、影響はありましたがアドレナリンが出ていました
1部各校のドラフト候補投手が競演するとあってNPBスカウトがネット裏に集結。国学院大の左腕、武内が8回途中3失点で負け投手、亜大の草加は失策もからんで1回に2失点したのが響いて黒星。東洋大の158キロ左腕、細野は登板しなかった中で、きっちり結果を出した。
巨人・水野スカウト部長は「安定したピッチングができる。常広から土曜日の先発を奪っている」とあらためて評価した。
青学大の安藤寧則監督は「よく投げてくれたが、あえて合格点は出したくない」と、もっと高いレベルを求めた。連覇&ドラフト指名に向けて、下村は「チームの勝利につながるピッチングをして、それを評価していだければいい」と力強く話した。
(9月2日 東都大学野球 青山学院大 3-2 中央大)


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