高校日本代表の寺地隆成(明徳義塾)プロ志望届提出へ
2023年09月05日

寺地隆成(明徳義塾高・捕手) 177cm・右投左打・動画 |
投のヒーローが5回3分の2を4安打無失点の大阪桐蔭・前田悠伍なら、打のヒーローは明徳義塾・寺地隆成(動画)だ。3日に行われたU18野球W杯の米国戦。寺地は「1番・一塁」でスタメン出場、初回に右前打で先制の口火を切ると、3点リードの六回2死三塁では適時二塁打。この日も4打数3安打で勝利に貢献した。
スペインとの初戦、続くパナマ戦でも「1番・一塁」でスタメン出場。いずれも1安打1四球と、核弾頭としての役目を果たした。同一の打順で3試合連続で出場しているのは寺地だけ。代表チームの指揮を執る明徳義塾高の馬淵史郎監督の信頼は厚い。
地元・高知のマスコミ関係者が言う。
「走攻守そろった馬淵監督好みの選手で、本職は捕手です。昨年は2年生ながら、ドラフトで巨人に育成3位入団した吉村優聖歩の女房役をやっていました。春過ぎに肩の調子を悪くしたため一、三塁を守りましたが、内野はどこでも守れる。その肩はすでに万全の状態と聞く。打者としては、今年に入って体がひと回り大きくなり、練習試合では本塁打も打てるようになった。左打者ながら左翼方向への長打もあり、三振は少ない。試合展開が読めて、チーム全体に目配りができる。今回は馬淵監督と他の選手とのパイプ役をしているのではないか。馬淵監督にしてみればあえて身内をメンバーに選んだようなもの。寺地に関してはそれだけの自信があるのでしょう」
国際大会の大舞台でも委縮することなくパフォーマンスを発揮する寺地は高卒プロ入りを明言している。
「プロ志望届はU18が終わったらすぐに出そうと思っています。(スカウトへの)アピールポイントは、大会では一塁で起用されると思うので、そうなったら守備よりもバッティングでアピールしていきたいです。馬淵監督は怖い? いや、全然(笑)。すごく優しいです」(寺地)
恩師を世界一に導けるか。


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│プロ志望届