蒔田稔(明治大)、ドラフト下位指名でもOK
2023年09月09日

蒔田稔(明治大・投手) 178cm・左投右打・動画 |
東京六大学野球は9日、秋季リーグ戦が神宮で開幕する。明大は3季連続優勝中で、1937年春から38年秋までに達成した4連覇へ85年ぶりに挑戦する。大学日本代表にも選出された最速150キロ右腕・蒔田稔投手(動画)は大学最後のシーズンで偉業達成と夢のプロ入りに向け、フル回転を誓った。
妥協せずに自分を押し通す気持ちの強さを表す熊本県人の気質を「肥後もっこす」という。熊本県八代市出身の蒔田が持つ「肥後もっこす魂」は、グラウンド外でも健在だった。
6日の東京六大学野球連盟懇親会。各大学の監督ら、重鎮の前で注目選手が抱負を語る中、壇上の蒔田は「ここに来る前に(早大の)小宮山監督のメジャー挑戦の動画を見てきた。やっぱり、夢を持つことは大事だなと感心しました」。独特の切り口で語られた意気込み。会場は、この日一番の笑いに包まれた。
九州学院(熊本)時代、バッテリーを組んだ2学年先輩の村上はヤクルトで大活躍。蒔田は高校3年時には「村上さんとは身体能力が明らかに違った。自分の行くところではない」と進学を決意。明大では2年秋からリーグ戦での登板を続け、7月には日米大学野球選手権に出場する侍ジャパン大学日本代表にも選出された。
先発として試合をつくる力と緩急を駆使した投球術が武器。「秋もやれることをやって下位指名でも引っかかりたい」。初のプロ志望届提出で、夢を現実にする。


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