阪神の1位指名は前田と佐々木の一騎打ちのウワサ
2023年09月10日

台湾でU18W杯を戦っている日本が8日、プエルトリコに10-0の五回コールド勝ちで決勝進出を決めた。先発した沖縄尚学・東恩納蒼が5回を完全投球。10日に行われる地元・台湾との決勝の先発は、馬淵史郎監督にエースに指名されている大阪桐蔭・前田悠伍(動画)である。
今大会は3日の米国戦で6回途中無失点。7日の韓国戦も4回無失点とほぼ完璧な内容で、中2日で迎える大一番の登板に備える。そんな前田のプロの評価が再上昇しているという。
「ウチは台湾には行っていないけど、東京ドームでの大学との壮行試合を視察に行って『夏の大阪大会の時より良くなった』と話題になった。今年の1位候補は、全体では大学生がメインだけど、前田も1位の12人には入ってくる」とはある球団のスカウトだ。
そこで優勝マジックを10として「アレ」目前の阪神が浮上する。在阪の球界関係者がこう言った。
「ひと昔前、『阪神はドラフトベタ』と揶揄されましたけど、今は補強組よりドラフトで獲得した生え抜きが投打で主力に成長。特に本格派右腕の才木や西純といった高卒でイキのいい投手が多い。戦力に余裕が出てきたことで、東洋大・細野や青学大・常広といった競合しそうな大学生より、地元・大阪桐蔭の前田を1位候補として見直しているようです。高校生では通算140本塁打で歴代1位の花巻東・佐々木麟太郎(動画)も最上位にリストアップされています」
前田vs佐々木麟──。「虎の恋人」は高校生ナンバーワン投手とスラッガーの一騎打ちの様相を呈しそうな気配だ。


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│阪神