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ドラフト選手の家庭の事情、松本凌人(名城大)

2023年11月22日

11/22、日刊ゲンダイ23面「ドラフト選手の家庭の事情」より 

2023DeNAドラフト2位 松本凌人
名城大・投手・動画

一家の大黒柱である久さん(53)は元競輪選手で、最高ランクのS級で戦った経験を持つ。その久さんの妻・美津子さん(53)との間に、2人兄弟の次男として生まれたのがDeNA2位・松本(動画)だ。

大阪府四条畷市立田原小2年の時に、友人に誘われた兄に付いていく形で畷ヒーローズの門を叩き、野球人生が始まった。入団するためには丸刈りが必須だったが、「まったく抵抗がなかったみたいです」と、美津子さん。小学生時代の松本はワンパク盛り。美津子さんはこう振り返る。

「野球仲間の丸刈り頭の子たちと遊んでいたから、どこへ行くにも目立つんです。『入ってはいけない川で遊んでいた』『校区外の本屋で見かけた』なんて人づてに聞いたことが多くて(苦笑)。でも、『悪いことをしたら私も一緒に謝りに行くから、隠さないで自分から一番に報告しなさい』と言うと、それ以来、『今日は〇〇だから、学校から電話があるかも』と話すようになりました。素直なんです(苦笑)」

のびのびと育てられた松本だが、家には絶対的なルールがあった。18時に晩ご飯を食べることと、21~22時には就寝することだ。育ち盛りの時期に栄養と睡眠を十分に取らせたいという久さんの方針だった。

久さんは2012年秋に引退するまで勝負の世界を生きてきた。我が子が相手でも、スポーツに関しては厳しい言葉を投げかけることも少なくなかったという。

「凌人が小学生だった頃の話です。試合に負けて悔し泣きをしていたら、『泣くほどやってきたんか?』。まったく打てなかった試合の後で『バッティングセンターに行きたい』と言えば、『普段から毎日素振りをしてたんか?』という感じで……。私は甘やかす方だったので、『小学生に厳しすぎるでしょ!』と衝突することもしばしばでした(笑)。夫が現役の時は月2、3回、レースの遠征で数日間家を空けるので、その時はこっそりバッティングセンターに連れて行ったり、少しだけ夜更かしをさせたりもしていました」(美津子さん)

田原中には野球部がなかったため、兄が通う奈良中央シニアに入団。当時、指導をした河合良成監督が「ウチにいた頃はオーバースローの投手でした。サイドスローになったのは進学先の神戸国際大付高(兵庫)からです」と言えば、美津子さんは「周囲のレベルが予想以上に高くて、その中で生き残るためにフォームを変えたと聞いています」と話す。

進学先の名城大では1年秋から頭角を現し、ついには「大学ナンバーワンサイド」と呼ばれ、プロから声がかかるまでに成長した。飛躍を遂げた4年間。そこで自立心も培われた。

「名城大の寮生活の食事に衝撃を受けたみたいです。『晩ご飯でパスタだけ、ラーメンだけなんてことあるの!?』と(※松本家の食卓には久さんに合わせた食事が並んでいた)。足りない栄養を補うために自分で勉強して自炊に挑戦していました。体に取り入れる物へのこだわりが強くて、長男から焼き肉に連れて行ってもらった時には『ホルモンって脂が多いからなぁ』なんてボヤいたみたいです。長男は少しヘコんでいました(苦笑)」と美津子さん。

近頃は両親に感謝の思いを伝えることが増えていると、こう続ける。

「凌人は『お父さんから褒められた記憶がないんやけど!』と言いながらも、『そのおかげでプロに行けた』と。食事や就寝時間のルールも『体をつくるために一番大切なこと。今があるのはあの日々のおかげ』と言ってくれています。ちなみに、今でも我が家は18時に晩ご飯を食べるし、夫は22時には眠っています。先日の夜、凌人が久々に帰ってきた時も、夫はそれを待たずに布団に入っていました(笑)」

プロ野球のナイターはおおよそ18時にプレーボールする。家族は食事どころじゃなくなりそうだが……。



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draftkaigi at 07:08│ │横浜DeNA 
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