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ソフトバンクスカウト部長、春の甲子園ドラフト候補総括

2024年03月26日

西スポWEB OTTO!より (source)
第96回選抜高校野球大会は、25日で1回戦が終わり、出場32校すべてが登場した。今大会の1回戦を通してネット裏で視察したソフトバンク・永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長に、目立った逸材や光る好素材の選手を挙げてもらった。

―まずは開幕戦で登場した八戸学院光星の左腕・洗平比呂投手(動画)の評価からお願いします。

▼永井スカウト部部長
「洗平投手は特に腕の振りがいいですね、柔らかくて。少しテークバックが背中側に入るんですけど(左腕の出方が)遅れることなく投げられているので、変化球もしっかりとコントロールできていますね。もっと体を鍛えて、球のボリュームが出てきたら、面白いんじゃないですか。大きい割には、バランスがいいですね」

―2日目には注目のスラッガー、豊川のモイセエフ・ニキータ外野手(動画)が登場。低反発バットながら、大会第1号も放ちました。

▼永井スカウト部部長
「僕は結構いい素材だと思いましたね。ホームランを打つ前まで、ちょっといいところがなかったけど、ボールにコンタクトする能力があるから、ちょっと振ってしまうゾーンが広いんです。かつてのイチローさんとか、うちでいうなら牧原大成とか、センスがあるがゆえに、ちょっと振ったらあかん、というボールまで振っても当たるんですよね。それだけコンタクト能力が高い。体もまだまだ大きくなるでしょうし、ご両親もロシア出身ですよね? ウチの球団としては、こうなってくると世界を〝コンプリート〟してみたいです(笑)」

大阪桐蔭のラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(動画)も両親がスリランカ人です。

▼永井スカウト部部長
「1回戦ではあまりいいところがなかったけど、やっぱり楽しみな選手ですよね。モイセエフ君がロシアだから、アジアの選手にも行きたい(笑)。それはともかくとして、背番号5をつけているけどファーストで出て、ちょいちょいミス(1失策)をして、やっぱりあの辺りなんでしょう。売りは打撃ですし、きっちりサードを守れるようになってきたら、また評価が変わってくるでしょうね」

―こうした選手に注目しているのも、ソフトバンクの世界戦略の一環ですね(笑)。モイセエフ選手と対戦した阿南光の右腕・吉岡暖投手(動画)は、豊川戦で11奪三振で完投勝利を挙げています。

▼永井スカウト部部長
「吉岡君は変化球がいいですね。それこそ、ピッチングがしっかりとできるんで、これから球が速くなってきたら、さらに面白いですね」

―捕手で目立った選手は?

▼永井スカウト部部長
高崎健康福祉大高崎の箱山君(動画)はスローイングが良かった。4番で、バットではあまりいいところが見られなかったですけど、守備は本当に楽しみです」

中央学院のショート・颯佐心汰内野手(動画)は投手も兼任しています。

▼永井スカウト部部長
「やっぱり二刀流だけあって、送球が強いですよね。プロに入ってからもショートをやれる可能性が高いんじゃないかな、という気がしますね。ちょっと打撃は課題かもしれませんけど、ピッチャーもやっているということで、まだあまり(バットを)振り込めていないのかもしれない。ショートという意味では、スローの強さというのは楽しみな選手です」

―やはりショートというポジションは、プロの目から見ても、それだけ能力の高い選手が揃っているわけですか?

▼永井スカウト部部長
「スローの強さとか守備範囲。このあたりが整っていたら、他のポジションに全然回せます。そもそも、ショートを守れるという選手が意外と少ないんです、プロに入ってからも、ですね。だから、そうなってしまうかも分からないんで、棒が効く(打力が高いの意)選手を取って、他に回ってもバッティングで生きていけるように、とスカウトとしては考えるんですよね。打力がないと、他のポジションに回っても出番がなくなってしまうんで」

▼永井スカウト部部長
―そうすると、木製バットで長打を放った青森山田のショート・吉川勇大選手(動画)は、そうした条件にあてはまってくる1人、というわけですか?

▼永井スカウト部部長
「吉川君は大型(181センチ、85キロ)で面白いですね。彼は打撃の方がいいんかな? その点で考えると、プロに入ってショートがちゃんとできるかどうか、なんですよね。その点では、愛工大名電のショート・石見颯真君(動画)がよかったですね。彼は守れますね。西武の源田みたいな感じで、動きがいい。スローイングも、力でガーッというより、流れの中ですっと投げて正確でしたしね」

―九州勢で目立った選手はいますか?

▼永井スカウト部部長
神村学園の正林輝大君(動画)。足もそこそこあるし、肩も強いし、バッティングもいい。スイングが強いです。結構、攻守がバランスよく整っている。打つだけの外野手じゃないですね」

―その正林君は、作新学院のエースで〝江川2世〟とも呼ばれる小川哲平投手(動画)から本塁打を放ちました。

▼永井スカウト部部長
「あれは、ホントにいい当たりでしたよね。小川君も、こっちの期待が大きかった分、今大会は思っていたよりは良くなかったかな、という感じでした」

―他の投手では?

「僕の一推しは、広陵の高尾響君(動画)。福岡出身の選手(粕屋東中出身)なんです。体のサイズ感はあまりない(172センチ)けど、年々ピッチングが上手になってきて、球のボリュームも出し入れも、見ていて高校生レベルではないなと思いますね。キャッチャーの只石貫太君(動画)も良かったですし、やっぱり、広陵にはいい選手が多いですね」

大阪桐蔭のエース・平嶋桂知君(動画)も1回戦で7回1失点の好投でした。

▼永井スカウト部部長
「やっぱり球のボリュームがありますよね」

報徳学園の今朝丸裕喜投手(動画)は188センチの長身右腕です。

▼永井スカウト部部長
「これもいい。体が大きい割にはきっちり投げてくるし、フォームが暴れないないですね。彼はホンマに鍛えて体を大きくしたら、ぐっと良くなりそうな気がする。しかもこういう選手は、プロに来ればすぐに体が大きくなると思います」

―最後にスカウトの目で見た全体的な印象を。

▼永井スカウト部部長
「目玉、といえるような選手はいなかったかもしれませんが、鍛えたら良くなるだろうな、という選手が多かったような気がしますね。今回、名前を挙げた選手ももちろんですが、夏に向けて高校生がどれだけ伸びてくるのかを見るのが、とても楽しみです」



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