西武
細野晴希(東洋大)、西武「魅力的なピッチャー」
2023年09月19日

細野晴希(東洋大・投手) 179cm・左投左打・動画 |
今秋ドラフト候補に挙がる東洋大の最速158キロ左腕・細野晴希投手(動画)は先発し、4回2安打2失点だった。初回、先頭に右前打を許したが、後続を抑えて無失点で切り抜けると、二回には3者連続奪三振。しかし、0―0の四回に連続四球で出した走者2人が生還し、2点を失って降板した。
開幕週だった9月2日にインフルエンザに感染。同5日から練習を再開した。この日が今季初登板となったが、細野は「インフルエンザになる前は結構良い形で入れていたけど、インフルエンザが明けて、同じような感覚で投げていても、まだちょっと違うのかなという感じはある」と話す。
ただ、「感覚とずれはあったけど、それはちゃんと練習していたら大丈夫だと思うので、次は大丈夫だと思います」と左腕。「開幕からチームに迷惑をかけてばかりなので、次の試合からはとにかく勝たせられるようなピッチングをして、ちょっとでも貢献していきたい」と力を込める。
バックネット裏には12球団のNPBスカウトが集結。阪神は畑山統括スカウトら4人体制で視察するなど、各球団も幹部クラスが訪れた。
細野は早めの降板となったが、西武・潮崎編成グーループディレクターは「あのくらいのピッチャーだったら評価が上がったり下がったりすることはないと思うので。非常に伸びしろを感じるピッチャー。左の速球派で、コントロールを含めた試合展開で、何を選択するかによってもうちょっと勝てるピッチャーになると思う。魅力的なピッチャーであるのは間違いない」と評価した。
(9月18日 東都大学野球 日本大 6―1 東洋大)


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城野達哉(西濃運輸)、西武「捕手ではトップクラス」
2023年09月16日

城野達哉(西濃運輸・捕手) 179cm・右投左打・動画 |
西濃運輸(岐阜)はJR東海(愛知)に競り負け、第2代表決定トーナメントに回った。プロ注目の強打の捕手、城野達哉(動画)は3安打を放ち、来月のドラフト会議に向けてアピールした。
3度の出塁をいずれも得点につなげた。「6番・捕手」でスタメン出場した城野は4回に右前打で塁に出ると、スクイズで生還。6回と8回には逆方向へうまく運ぶ左前打で出塁し、いずれも貴重なホームを踏んだ。
5月のベーブルース杯で5打席連続本塁打を記録。「岡崎は球場が広い。きょうはとにかく塁に出ることだけを意識した」とパンチ力だけでなく状況に応じた打撃を披露した。
前日の日本製鉄東海REX戦でも2安打を放ち、守っては強肩を発動して二盗を2度阻止。”打てる捕手”だが「自分の売りは送球。まずは守備から入って打撃はおまけで打てればラッキーだと思っている」と肩肘張らずに打席に入ることで好結果につなげた。
スタンドから視察した西武・潮崎編成ディレクターは「守れて打てて悪い所がない。きょうも打撃でうまさを見せた」と評価。今年は上武大・進藤らも即戦力捕手として名前が挙がるが「(他の候補と)甲乙付けがたい。アマチュアの捕手ではトップクラス」と話した。
10月26日に迫るドラフト会議。城野は「プロも目標としてある。みんながドラフト候補に名前を挙げてもらえるわけではないので、声が掛かればありがたい。まずは選手権に出られないと意味がないので勝ち上がりたい」と言葉に力を込めた。
(9月15日 東海地区最終予選 JR東海 6―5 西濃運輸)

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西舘昂汰(専修大)に11球団集結、西武が高評価
2023年09月06日

西舘昂汰(専修大・投手) 188cm・右投右打・動画 |
今秋ドラフト候補に挙がる専大の最速152キロ右腕・西舘昂汰投手(動画)が先発し、4回5安打2失点。チームを勝利に導けず悔しさをにじませたが、「初回はあんまりよくなかったけど、なんとなく自分の中でタイミングがつかめてきてここから上がってくるかなと。三振を二つフォークボールで取れたのが収穫だった」と、手応えも口にした。
初回、2四球で2死一、二塁のピンチを招くも、5番をフォークで空振り三振に。二回にも二つの三振を奪った。三回に1死一、二塁から3連打で2失点したが、直後の攻撃で味方が3得点して逆転した。
四回は無失点で抑えて交代。西舘自身は「まだまだ全然いけました」と続投を志願したが、斎藤正直監督は「球数がブルペンで30球で、四回終わりで80球くらい。この暑さですから。明日試合があるのであればもう少し頑張ってもらうけど明日なかったので、今日の1戦でいろんなピッチャーを使いたいという意思があった」と五回から継投策に入った。
バックネット裏では11球団28人のスカウトが右腕に熱視線を送った。西武・潮崎編成グループディレクターは「エンジンが大きいから伸びしろも感じる。体が大きくて150キロ位投げられて両サイドにきっちり投げられることができる。魅力的なピッチャーです」と評価した。
(9月5日 東都大学野球2部 駒沢大 5―4 専修大)


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西舘昂汰(専修大)、ヤクルト・西武が高評価

西舘昂汰(専修大・投手) 188cm・右投右打・動画 |
専大は駒大に敗戦し、開幕戦勝利とはならなかった。ドラフト候補の最速152キロ右腕、西舘昂汰投手(動画)は、NPB11球団28人のスカウトが見守る中で先発登板し、4回を投げ5安打2失点(自責1)だった。
この日は球場表示で最速147キロの直球と要所で変化球を混ぜ4つの三振を奪った。「フォークボールで空振り三振を2つとれたのは収穫」と振り返った。
ヤクルト・小川GMは「真っすぐの投げ分けが出来ていてすばらしい球を投げている」と話し、西武・潮崎編成グループディレクターは「エンジンが大きくて伸びしろも感じるし今の魅力もある」と評価した。
チームは2点ビハインドの9回に1点を返すも惜敗した。斎藤正直監督は「春より粘り強くなった。負けたのは残念ですけど手応えはあった」と前向きに捉えた。
(9月5日 東都大学野球2部 駒沢大 5―4 専修大)


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村田怜音(皇学館大)、中日・西武・オリックス視察
2023年09月04日

村田怜音(皇学館大・一塁手) 196cm・右投右打・動画 |
皇学館大のプロ注目のスラッガー、村田怜音内野手(動画)が3安打を放ち、今秋のドラフト会議に向けて打力をアピールした。
試合開始早々から持ち前の怪力をみせつけた。1回2死走者なしで迎えた第1打席。カーブにタイミングを外されながらもバットに当てると、打球はぐんぐん伸びて左翼フェンスを直撃。相手の好守備で単打となったが強烈な一打を放ち、打席が2度回ってきた5回にも遊撃強襲の内野安打と左前打を記録した。
この日は3安打でチームの圧勝に貢献。「3打席目までは甘い球を仕留めきれなかった」と反省の言葉を並べたが「最後は前傾になっていたフォームを修正できた」と次につながる収穫も得たようだ。
身長196センチ、体重110キロの恵まれた肉体を持つロマン砲。逆方向にも柵越えを放り込む力を備え、リーグ戦では大学通算19本塁打を数える。今季からは「上の世界で戦うためには必要」と試合前ノックで本職の一塁の他に三塁と右翼の守備にも就く。リーグ開幕前のオープン戦ではスタメンで右翼も守り、将来を見据えて守備のオプションも増やしている。
この日は中日、オリックス、西武のスカウトがスタンドから視察。中日・音チーフスカウトは「第1打席は泳がされながらもフェンスまで持っていった。パワーがある」と評した。
運命のドラフト会議まで2カ月を切った。村田は「打率も大事にしたいが求められているのは長打やホームラン、速い打球。そこにはこだわりたい」と言葉に力を込めた。
(9月3日 東海地区大学野球三重県リーグ 皇学館大 18―1 近大高専)


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