西武
森越祐人(西武戦力外)、名城大コーチで再出発
2021年03月02日

2010中日ドラフト4位 森越祐人 名城大・内野手 |
愛知大学野球リーグ1部の名城大は1日、中日などで内野手としてプレーしたOBの森越祐人さん(2010中日4位)が同日付で野球部コーチに就任したと発表した。野手の総合コーチとして、安江均監督や同じくOBで元中日の山内壮馬ヘッドコーチとともに強化に携わる。
大学4年時に主将を務め、秋季リーグのベストナインを獲得した森越さんは2011年にドラフト4位で中日に入団。14年までプレーした。戦力外通告を受けた後はトライアウトを2度受け、15年からの5年間は阪神、昨年は西武に在籍。1軍通算94試合に出場し、昨年限りで現役引退した。
名城大はプロでの経験や野球への姿勢などを伝えることで、より質の高い野球や野球を通じた人間形成を目指したいとして就任を要請。
今年2月に学生野球資格を回復した森越さんは大学を通じて「基本や準備、そして、何より取り組む姿勢の大切さを伝えながら成長を支え、リーグ優勝、ひいては全国制覇できるように頑張っていきたい」とコメントを発表した。
大学球界でもプロ野球出身の指導者が年々増えており、中日のOBでは東大の井手峻監督、日体大の辻孟彦コーチがいる。

中日の2010ドラフト指名選手 | |||
1位 | 大野 雄大 | 佛教大 | 投手 |
2位 | 吉川 大幾 | PL学園高 | 外野手 |
3位 | 武藤 祐太 | ホンダ | 投手 |
4位 | 森越 祐人 | 名城大 | 内野手 |
5位 | 関 啓扶 | 菰野高 | 投手 |
★プロ入り後の成績★ |
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相内誠(西武戦力外)、格闘技デビュー戦はTKO負け
2021年03月01日

2012西武ドラフト2位 相内誠 千葉国際高・投手 |
昨季限りでプロ野球界を引退した元西武投手の相内誠(2012西武2位)はスーパーライト級(65キロ以下)3分×3ラウンドでDelgermuru拳信王と対戦し、1回2分5秒TKO負け。格闘技デビュー戦で屈辱の黒星を喫した。
マウンドからリングに戦いの舞台を替えた男に厳しい“洗礼”が待っていた。格闘技デビューはわずか125秒で終戦。相内は「ボコボコにされちゃいました。すっごく痛かったです。試合前はそれほど緊張はしなかったけど、リングに入った瞬間に味わったことがないものがドッと来た」と声を絞り出した。
思い描いていた展開とは全く違った。序盤は距離をとる作戦だったが、開始から数秒で拳信王のペースに引き込まれた。強烈な左ミドルキックをボディーにもらいダウン。さらに左ストレートを顔面に浴びて「記憶が飛んだ」と2度目のダウン。無意識に立ち上がったが、反撃できない状態で連打を浴び、レフェリーが試合を止めた。
高い潜在能力を秘めながらトラブル続きで1勝もできないままプロ野球を引退。新たな世界に飛び込んだ。「甘い世界じゃないことは分かっていた」という相内だが、プロ3勝5敗、10年以上も白星から遠ざかっていた拳信王になすすべもなく完敗した現実は受け入れるしかない。
「課題はディフェンスとスタミナ。中途半端な気持ちでやってきたわけではないけど、もっと時間をかけて取り組まないといけないと感じました」
ガウンやトランクスのスポンサーになってくれたのは西武時代に縁があった企業や知人たち。試合前には旧チームメートからもメッセージが届いた。白星を届けることはできなかったが、これが始まり。相内は「本当に悔しい。はい上がってやろうという気持ちになりました」と再起を誓った。

西武の2012ドラフト指名選手 | |||
1位 | 増田 達至 | NTT西日本 | 投手 |
2位 | 相内 誠 | 千葉国際高 | 投手 |
3位 | 金子 侑司 | 立命館大 | 内野手 |
4位 | 高橋 朋己 | 西濃運輸 | 投手 |
5位 | 佐藤 勇 | 光南高 | 投手 |
★プロ入り後の成績★ |
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相内誠(西武戦力外)、2月28日に格闘技デビュー戦
2021年02月20日

2012西武ドラフト2位 相内誠 千葉国際高・投手 |
元西武投手の相内誠(2012西武2位)が19日、格闘技デビュー戦に向けた練習をリモート公開した。モンゴル出身のデリゲルムルン拳信王との対戦に向けて「野球でピッチャーだったので、ストレートは通用するんじゃないかと。右ストレートでKOしたい」と自慢の右腕をうならせた。
相内は昨オフに西武を戦力外となり、野球を引退。昨年末にRISEでの格闘技デビューが発表された。未知の舞台への転身とあって、「楽しみ半分、不安半分。できれば楽しみが上回るようにしたい」。
ただ、プロ野球の大舞台を踏んでいるだけに「人前で何かをすることに少しは慣れている」という“強心臓”が武器だ。
対戦相手は強打の外国人となるが、「打ち合えるんじゃないかな。見ていて楽しいと思ってもらえる試合をできるんじゃないか。そういう(打ち合いの)場面が来ると思うので、逃げずにいきたい」と気合を入れた。
相内は13年ドラフト2位で西武に入団。通算21登板で未勝利に終わり、昨オフに西武を戦力外となって野球を引退した。
また、入団直後に無免許運転や未成年飲酒が発覚。昨季は緊急事態宣言中の4月に同僚の車でゴルフに出掛け、速度超過が判明したことで対外試合出場禁止の処分を受けるなど、グラウンド外での相次ぐトラブルでも話題を集めた。

西武の2012ドラフト指名選手 | |||
1位 | 増田 達至 | NTT西日本 | 投手 |
2位 | 相内 誠 | 千葉国際高 | 投手 |
3位 | 金子 侑司 | 立命館大 | 内野手 |
4位 | 高橋 朋己 | 西濃運輸 | 投手 |
5位 | 佐藤 勇 | 光南高 | 投手 |
★プロ入り後の成績★ |
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西武の2021ドラフト補強ポイント
2021年01月25日

昨季は「野手ドラフト」だっただけに、今季は「投手ドラフト」になるか。昨季までチーム防御率は3年連続最下位。リリーフ陣は整備されつつあるが、先発陣はリーグ最少の平均投球回5.1と心許なかった。
今季、どこまで若手が成長するかによるが、即戦力、将来性を含めてエースになり得る能力の高い投手を1位で獲得したい。特に手薄な先発左腕はノドから手が出るほど欲しい。
2016ドラフト、12球団の指名選手一覧はこちら
2017ドラフト、12球団の指名選手一覧はこちら
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2019ドラフト、12球団の指名選手一覧はこちら
2020ドラフト、12球団の指名選手一覧はこちら
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2021期待の新人、タイシンガー(西武ドラフト6位)
2021年01月22日

2020西武ドラフト6位 タイシンガーブランドン大河 東農大北海道・三塁手・動画 |
「第6巡選択希望選手、埼玉西武、タイシンガー・ブランドン大河」――。昨秋ドラフト会議でアナウンスされると、その名はツイッターでトレンド入りし全国に知れ渡った。
父が米国人で「(名前を)1回で聞き取ってもらえない」と苦笑するイケメン内野手は、合同自主トレで精力的にアピール。春季キャンプA班入りを決めた。
小学校低学年までは少年サッカーチームに所属していたが「何か違う」と野球の道へ。高校時代に甲子園出場はなく、プロ志望届の提出も断念した。地元の沖縄から約2500キロも離れた「東農大北海道オホーツク」に進学。4年後のチャンスを信じ、汗を流した。
未知の世界に飛び込むことでプロに通じる「心技体」が備わった。まずは心。元来、人見知りだったが、4年時に主将を務め「嫌なこともチームメートに言わないといけない。人前で話すことも多くなって人間的にも大きく成長できた」。
そして技。野球に特化した環境に身を置き、才能が開花する。北海道六大学リーグでは打率4割を超えた3シーズンで首位打者に輝いた。最後に体。ウエートに加え、間食を含む食トレで70キロを超えるのがやっとだった体重は4年間で84キロに達した。
一昨年の大みそかには地元のカウントダウンライブで山川と遭遇し「頑張ってプロに来いよ」と激励された。導かれるように同僚となり「考え方、ボールの待ち方、打ち方。どんどん聞きたい」と再会を心待ちにする。
「強力打線に食い込んで“沖縄を代表する選手といえばブランドン”と言ってもらえるように誇りを持って頑張りたい」。今度はプレーでその名をとどろかせる。


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