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西武

あのドラフト選手は今、林崎遼(ドラフト5位)

2020年06月04日

6/4、日刊スポーツ5面より

2010西武ドラフト5位 林崎遼
東洋大・内野手

14年前の夏、マー君に心理戦を仕掛けた球児がいた。東洋大姫路の主砲、林崎遼さん(2010西武5位)は06年夏の準々決勝・駒大苫小牧戦を前に、世代最強投手の現ヤンキース田中将大投手に宣戦布告。実際、初回にいきなり2ランを放ち、当時夏甲子園3連覇を目指して公式戦46連勝中だった絶対的王者を追い詰めた。

その裏側に隠されていた捨て身の作戦とは・・・。

あの夏、最上級生となっていた駒大苫小牧・田中が甲子園で唯一許したアーチだった。準々決勝の1回表1死二塁。東洋大姫路の3番林崎さんはその初球、内角直球を狙い打った。逆風を押し切っての左越え2ラン。世代最強投手の出ばなをくじいた1発には、今だから明かせる裏話があった。

試合数日前、テレビ局の取材で「田中くんを打てるか」と問われて「問題ないと思います」と返した。相手は体調不良もあって万全でなかったとはいえ、夏の甲子園3連覇を目指して公式戦46連勝中だった王者のエース。周囲を驚かせた強気な発言には意図があった。

「スライダーがすごすぎて打てる気がしなかった。だから、どうしても直球を投げてもらいたくて・・・。自分の言葉が相手に伝われば、真っ向勝負してくれるかなと思ったんです」

コメントが田中に伝わったかどうかは定かでないが、もくろみ通り、1打席目の初球に直球は来た。捨て身の作戦が功を奏し、勢いづいた東洋大姫路は5回終了時点で4-0とリードを奪って王者を焦らせた。最終スコアは4-5。最後の夏、惜敗にも充実感があふれた。

東洋大を経て、10年ドラフト5位で西武入団。プロでは楽天在籍時の田中が調整登板した2軍戦で1度だけ対戦した。「いい当たりは打てたけど抑えられました。楽しかったな」。15年シーズン限りで現役を引退。独立リーグのチームや社会人のチームから声がかかったが、もう後悔はなかった。

16年2月からは西武時代の先輩、G・G・佐藤こと佐藤隆彦さんとの縁もあり、佐藤さんの父が社長を務める株式会社トラバースに入社。千葉を拠点に作業着で地盤改良の業務に就き、同社の軟式野球チームでは4番を張っている。

田中は今、海の向こうの超名門で輝きを放っている。ツインズ前田、巨人坂本ら同学年メンバーも活躍を続けている。「投手だったら投げられなくなるまで野球を続けてほしいなって、勝手に応援させてもらっています」

ちなみに、高校3年夏に成功させた作戦には後日談がある。林崎さんは日米高校親善野球の選抜チームで田中と同僚に。仲間から宣戦布告発言についていじられ、爆笑する田中に「いや、あれは前後のコメントを編集でカットされてな・・・」と必死で弁明したそうだ。



下は2010ドラフトで西武が指名した選手です。林崎遼は5位指名入団。プロでの成績はこちら

西武の2010ドラフト指名選手
1位大石 達也早稲田大投手
2位牧田 和久日本通運投手
3位秋山 翔吾八戸大外野手
4位前川 恭兵阪南大高投手
5位林崎 遼東洋大内野手
6位熊代 聖人王子製紙外野手
プロ入り後の成績


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甲子園中止とドラフト、西武・ロッテスカウトの意見

2020年05月21日

5/21、日刊スポーツ4面より
アマ球界で活動休止が広がり、NPB各球団もスカウト活動の休止を余儀なくされた。最前線の担当スカウトが影響を受けている。西武は4月4日から全員が自宅待機。夏の甲子園も中止となり、今秋ドラフトはどうなるのか。

西武・潮崎哲也編成グループディレクターは「担当スカウトの思い入れ、意見が例年以上に大きくなる」とみる。指名候補のプレーを担当外も含む複数スカウトで見るクロスチェックで、他の候補との優劣を判断する。このままでは、その機会が作れない。昨秋までの実戦を見ている担当スカウトの評価が、より重要となる。

ロッテ・永野吉成プロ・アマスカウト部長は「遊びの部分ができなくなる」と懸念する。試合を真剣に見るだけがスカウト活動ではないと強調。ついでのように立ち寄ったり、あえて練習終わりに顔だけ見せたり。そんな“遊び”の積み重ねが監督との関係を築き、思わぬ発見をもたらすこともある。

今後実戦が再開されても、視察機会が限られるのは確実。「その1回だけかも。丸裸にする感覚で行かないといけない。休止明けの選手を過小評価する危険もある。スカウトは見極めが求められる」。

視察機会が減り、ドラフトは高校生の指名が減るのか。西武・潮崎氏は「下位や育成の判断は難しくなる」と推測。高評価の上位候補より、下位候補の方が影響を受けやすい。ただ、こうも言った。「下位の高校生は3、4年計画で指名する。ポテンシャル重視で、今の調子は関係ないところもある」。

ロッテ・永野氏も同意見。「高校生は伸びしろ重視。指名しづらいことはない」。

とはいえ、最後の夏にブレークし、急きょ指名候補に挙がる高校生もいる。このまま実戦機会がなければ、逸材が埋もれるかも知れない。両氏とも、せめて各都道府県で大会が開かれ、無観客開催でもスカウト視察が認められればと願う。NPBも今後、日本高野連と協議する考えがある。ただ、大会を開けない都道府県もあり得る。

救済案として、プロ志望届を提出した高校生を対象にトライアウトのような機会を設けられないか。ロッテ・永野氏は「移動を伴う難しさがある。やり方など議論しないといけない。でも、案は出てくるのでは」と予想。西武・潮崎氏は「高校生にも、プロにもありがたい。意見は合致すると思う」と期待をにじませた。

甲子園中止がスカウト活動に影響を与えるのは間違いない。高校生の指名にも影響が及ぶ可能性はある。だが、指名回避続出まではなさそうだ。コロナ禍で全体の指名人数がどうなるかの問題はあるとしても、球児が望みを捨てることはない。エールで締めたい。

西武・潮崎編成グループディレクター
「苦しい状況でも今できること、今しかできないことをやる以外にない。見ている人は見ている。志を高く、大きな夢を持って頑張ってもらいたい。地道な努力は生きてくる。我々は、そういうところを見たい。努力できる人間というのは大きな武器になる」


ロッテ・永野プロ・アマスカウト部長
「自分で考え、行動に移し、自分の中で精査する。プロに行こうと思う子は、自主自立が一番大事。今は、それを地でやらなきゃいけない状況だが、数年後、もしかしたら今年中に実を結ぶきっかけの1年だと思う。与えられた時間を絶対無駄にしない気持ちで取り組んで欲しい」




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2020ドラフト、西武のドラフト事情

2020年05月10日

週刊ベースボール5月18日号「12球団ドラフト事情」より
西武のスカウト活動は関東、九州エリアは3月31日から、その他のエリアは4月4日から活動停止となった。潮崎哲也球団本部編成グループディレクターは「大学生、社会人はすでに情報があるので各選手のイメージが湧くが、高校生は調査が難しい。今ある情報をもとに調査をしている」という。

各スカウトは映像を見るなどして、実力を把握することに努め、さらにこれまで指名した選手の成長度合いを見ながらスカウティング活動を振り返る作業も行っているという。

スカウト活動再開の見通しは緊急事態宣言が明け、アマチュア選手たちの活動が再開してからとなるが、今季の補強ポイントはやはり先発左腕になるだろう。早大・早川隆久(動画)らに狙いを定めたい。



今週の週刊ベースボールはドラフト特集号です。

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早川隆久(早稲田大)、ヤクルト・西武が高評価

2020年04月27日

4/27、サンケイスポーツ2面より

早川隆久(早稲田大・投手)
179cm・左投左打・動画

早大の大黒柱、早川(動画)ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクはこう高く評価する。「バリエーションが豊富で、変化球の使い方も巧くなっている」

3月21日の巨人2軍―早大のオープン戦。先発の早川は5回9安打4失点とプロの粘りに苦しんだ。しかし、能力に疑いはない。同戦を視察した西武・潮崎ディレクターも「DeNAの今永のような投手のイメージが出てくる」と、昨季セ・リーグ2位の13勝を挙げた球界屈指の左腕に将来像を重ねた。

最速151キロの直球が武器。カットボール、スライダー、カーブ、2種類のチェンジアップと変化球も多彩で、この春はフォークボールとツーシームの習得に取り組んでいる。ただ、本人は結果に満足していないからこそ「球の力だけでなく、もっとボールを動かせていかないといけない」と控えめに話す。

東京六大学通算44試合に登板。155回2/3で被安打142(被本塁打12)、63失点、防御率3.18、182奪三振の成績を残しながら、7勝12敗と負けが5つ多い。勝負どころで体が開き、浮いた直球を痛打される場面が多いのが要因だ。

逆に言えば課題は明確ということ。クールで深謀遠慮な性格だが、3年までは向かっていくパターンの投球が目立った。それが主将になった昨秋のリーグ戦後から周囲を見て、剛より柔に重点を置くよう意識を改革。投球にも変化が出てきている。

千葉・木更津総合高時代は高橋昂(広島)、大江(巨人)、鈴木昭(法大)と関東の左腕四天王の異名を分け合い、秋の関東大会を制覇。3年夏の甲子園では、2試合連続完封などで同校初の8強入りに貢献した。「優勝は関東しか経験していない。リーグ戦優勝、日本一を目指す」と早川。

コロナ渦が終息した時には、進化した姿を見せてくれるはずだ。



早川君のスカウト評はこちら

早川君のピッチング動画はこちら


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森友哉(西武)、自宅セクハラマッサージ疑惑

2020年04月16日

4/16、日刊ゲンダイ29面より

2013西武ドラフト1位 森友哉 
大阪桐蔭高・捕手

森よ、おまえもか。14日発売の「FLASH」が報じた西武・森友哉(2013西武1位)自宅セクハラマッサージ疑惑。森は3月27日、初対面の女性を家に呼び、家事をやらせた上、セクハラまがいのマッサージもさせた……と、記事にはある。

球団広報は記事の中で、自宅に来た女性がマッサージをしたことは事実としながらも、セクハラ行為はなかったと否定しているが、これが平時なら、取り立てて話題にする話でもない。有名人目当てに、のこのこと森の自宅に行った女性も軽率だ。

とはいえ、今は新型コロナウイルスの感染拡大が叫ばれている時期だ。森が女性を自宅に招き入れた27日は、くしくも大阪桐蔭時代にバッテリーを組んで全国制覇を成し遂げた阪神・藤浪が、プロ野球界で初の感染者として大きく報じられた日でもある。

しかも西武は、3月26日には「外出及び外食禁止」を通達し、27日から3日間自宅待機を命じていた。自宅待機は感染防止のために人との接触をなくすために他ならない。「外出がダメなら、自宅に呼べばバレはしない」とでも思ったのだろうか。

新型コロナに感染した藤浪を含む阪神の7選手が大阪市内の知人宅で計13人以上で会食したのは3月14日。その前日には新型コロナウイルス対策の特別措置法が国会で成立。12日には、プロ野球の開幕が4月10日以降になることが発表され、同日にはNPBとJリーグによる3回目の「新型コロナウイルス対策連絡会議」も開催されていた。

藤浪ら3人の感染者を出した阪神は、その後活動自粛に追い込まれ、15日にようやく練習再開となった。1人でも感染者が出たら、球団と他の選手に多大な迷惑がかかることは、普通の大人ならわかることだ。森も藤浪も、天国のノムさんがよく口にしていた「野球バカ」というやつだ。



下は2013ドラフトで西武が指名した選手です。1位指名・森友哉のスカウト評はこちら

西武の2013ドラフト指名選手
1位森 友哉大阪桐蔭高捕手
2位山川 穂高富士大内野手
3位豊田 拓矢TDK投手
4位金子 一輝日大藤沢高内野手
5位山口 嵩之トヨタ東日本投手
6位岡田 雅利大阪ガス捕手
7位福倉 健太郎第一工業大投手
プロ入り後の成績


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