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ドラフト候補のスカウティングポイント

ドラフト候補のスカウティング、ここがポイント

2014年03月12日

3/12、デイリースポーツ7面「デイリー特命スカウト」より
スカウトは、試合前のシートノックで野手のフィールディングや肩の強さを確認する。その際、私は肩の強い左投げの外野手に特に目が行く。もし、肩が強くそこそこ上背があってバランスの良い投げ方をしていれば、投手として使える可能性もあるからだ。

ヤンキース・イチロー(1991オリックス4位)オリックス・糸井(2003日ハム自由枠)のように、高校時代は投手だったがプロで外野手に転向して活躍する選手もいる。逆に、大学時代に外野手から投手に転向したオリックス・松葉(2012オリックス1位)のようなケースもある。

貴重な存在である左腕は、少年野球時代に投手の経験が多少あるはず。野手から投手へ転向することはそれほど難しくはない。また、長年投手をしてきた選手とは違い、野手はバットを振ったり走ったりして、体全体が鍛えられているとも言える。肩肘も使い減りしていない。

加えて、投手は力むと腕の振りが大きくなり球が浮くことがあるが、野手上がりの投手はコンパクトな腕の振りが身についている。マウンドで少々力んでも球が上ずらないことが多い。コンパクトゆえにブレーキの利いたキレのある変化球を投げられる利点もある。

一芸に光る選手を着眼点を変えながら見ていると、思わぬ逸材を発見できるのだ。



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ドラフト候補のスカウティング、ここがポイント

2014年03月05日

3/5、デイリースポーツ6面「デイリー特命スカウト」より
ブルペンの視察をしていると、大学や社会人では複数の投手が横一列に並んで投げていることがある。その中で目に行くのが、甲高くキャッチャーミットを鳴らす投手だ。速球の勢いや、回転の良いきれいな球筋によって出るのだが、これは捕手の技術も関係する。いずれにしてもブルペンの快音には、自然とテンションが上がる。

一方で、明らかに球速があるのだが、捕手がミットの芯で捕球できず、よい音が出ないタイプもいる。音が出ないと一見よい投手には見えないが、実は角度がついていたり、何か変化が加わったりして捕手がタイミングが取りづらい。いわゆるクセ球を持つタイプだ。

球種がわかっている捕手でも捕球で芯を外してしまうのだから、打者がバットの芯に当てるのは非常に難しい。厄介な投手には違いない。

ブルペンではすばらしい球を投げて、試合では結果が出せない「ブルペンエース」がよくいるが、一番肝心なのはその球が打者に対してどれだけ威力があるかということ。スピードガンの数字やミットの音に惑わされがちだが、球筋の良しあしをしっかり目で判断しなければならない。



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ドラフト候補のスカウティング、ここがポイント

2014年02月26日

2/26、デイリースポーツ10面「特命スカウト、ここがポイント」より
今回はスカウトの仕事を少し違った視点からお話ししようと思う。自分がスカウトになりたての頃、先輩から「球場には、お宝情報がいっぱい。同じ行くならできるだけ早く行って野球談議をしなさい」と教えられた。熱心なファンは選手の情報を教えてくれるし、ゲームでは見られない選手の表情や体の動きも観察できる。

今でも忘れられないのが、現ソフトバンクの武田が宮崎日大3年の時、夏の地方大会だ。評判の投手を見ようと早めに会場のサンマリンスタジアムへ。試合が始まると武田は好投をしていたが、途中で熱中症になり足がつり、涙の降板。チームは敗退した。

他のスカウトは「まだ体力がない」などと否定的だったが、私は違う見方をしていた。開門前に到着して待っている時、球場の外周を何周も汗だくで走り込んでいる選手がいた。偶然横にいた女性が「あの子が武田君よ!。頑張り屋さんで体も大きくなってるのよ」と教えてくれた。

その年は猛暑。いくら体力があっても試合前にあれだけ汗をかいて走っていれば、試合中に熱中症になるだろう。理由がわかれば、本来の素質を正確に見抜ける。というわけで、先輩の教えは、今でも守り続けているのだ。



デイリースポーツは阪神タイガースに特化したスポーツ紙です。なのでこの「特命スカウト」連載、阪神のスカウトが交代で書いているものと考えてほぼ間違いないと思います。

そういえば西日本担当の阪神スカウト陣は2011年当時、武田君(宮崎日大)を非常に高く評価しており、この年のドラフト目玉・菅野(日ハム1位拒否)よりも上とみていました。

同年、阪神は「野手が欲しい」というチーム事情と東日本担当スカウト陣の猛プッシュで慶大・伊藤君を1位指名しましたが、池之上統括や田中スカウトなど西日本担当スカウト陣は武田君1位で行きたかったのが本音でしょうね。武田君の高校時代の話がいまだに出てくるのがその証拠です(笑)。

武田君の高校時代の話、もう何回目になるのでしょう。本当に欲しかったのでしょうね。

ソフトバンクの2011ドラフト指名選手
1位武田 翔太宮崎日大高投手
2位吉本 祥二足立学園高投手
3位塚田 正義白鴎大内野手
4位白根 尚貴開星高投手
5位嘉弥真 新也JXーENEOS投手
プロ入り後の成績


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ドラフト候補のスカウティング、ここがポイント

2014年02月19日

2/19、デイリースポーツ9面「特命スカウトここがポイント」より
投手の力を調査する上で、スピードガンの球速は大きな材料になる。社会人や大学生は、球速は140キロ台、技術もそれなりに備わっていると、力と技のバランスがとれていることが多い。

それに比べて高校生は、135キロ前後ながら、変化球は多種類のキレのある球を投げられるという投手がたまにいる。ただ、驚くほどの球威はないのでスカウトは指名を敬遠しがちだ。

しかし、むしろこういうタイプこそ私は一本釣りしたい。その理由はシンプルだ。多種類のキレのある変化球を投げられるのは優れたリリースポイントの感覚を持っている証明。手首を柔らかくしなやかに使っているということだ。

プロで食べていくためには、空振りのとれる変化球を持っていることが絶対条件。リリースポイントの鋭い感覚があれば、球威がなくても質の良いキレのあるストレートを投げられる。また、リリースポイントがしっかりしていれば、筋力強化で球速アップも後から期待できる。

広島・前田(2006高校1巡目)はPL学園時代、130キロ台中盤のストレートにキレのあるカーブとスライダーを投げていた。当時は競合することなく、ドラフト1位でカープの一本釣りだったが、今ではメジャーも注目する投手となった。これがいい例。非力であってもよいリリースポイントで投げる投手は見逃せない。



前田健太は2006高校ドラフトで広島に1巡目指名され入団しました。

広島の2006高校ドラフト指名選手
1巡目前田 健太PL学園高投手
2巡目指名権なし
3巡目会澤 翼水戸短大付高捕手
プロ入り後の成績



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高校生のスカウティング、ここがポイント

2014年02月12日

2/12、デイリースポーツ9面「特命スカウトここがポイント」より
ふた昔前くらいまでは、高校生ならエースは4番打者であることが多かった。エースになれる身体能力があれば、当然打撃でも秀でているため、当たり前と言えば当たり前だった。かなりの確率で体の大きな選手は「エースで4番」というパターンで、そういうタイプはプロに上がれば打者でなく投手に専念したものだ。

しかし、最近ではその例は珍しい。日本ハムの大谷が投手と野手の二刀流で活躍して話題になっているが、彼は異例中の異例。投打ともに素質が超一級品であるので、両方にトライさせたいという球団の意向だ。

高校時代にエースだった選手は、大抵プロに上がっても華やかな投手をしたがることが多い。しかし、プロ側は別の見方もする。

ここ数年、選手の年俸もやけに高騰している。もちろんチームの選手層によって異なるが、同じように高い年俸を払うのであれば、中6日登板で週1回しかファンの前にお目見えしない先発投手より、野手の方が球団にとっては有益だとも考えられる。

野手なら毎試合、チームに戦力として貢献し、観客数の動員にもつながる。打者としての能力が高ければ、投手より野手で使いたいのは言うまでもない。



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