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FA

人的補償指名は第2のドラフト

2018年12月13日

12/13、夕刊フジ27面「小田幸平の第2捕手目線」より

1997巨人ドラフト4位 小田幸平
三菱重工神戸・捕手

丸佳浩外野手が広島から巨人、炭谷銀仁朗捕手が西武から巨人、浅村栄斗内野手は西武から楽天、西勇輝投手はオリックスから阪神にFA移籍することが決まり、次は人的補償があるかどうかが注目されます。

言うまでもなく、4選手を獲得した球団は、旧所属球団に対し金銭補償、もしくは金銭+人的補償を行わなければなりません。かくいうワタクシ、小田幸平(1997巨人4位)は2005年オフ、巨人が中日からFA宣言した野口茂樹投手を獲得したことに伴い、人的補償として巨人から中日に移籍しました。

同年12月、巨人の球団事務所に呼ばれ、人的補償に指名されたことを通告されました。「どっちですか?」と最初に聞いたことを覚えています。巨人は当時、西武からFAの豊田清投手も獲得していたからです。後日、江藤智内野手が豊田投手の人的補償として西武に移籍しました。

人的補償は、球団がプロテクトした28選手以外から選ばれます。自分がプロテクトされなかったことに、一抹の寂しさはありました。いまと違って前例が少なく、僕はプロ野球史上4人目の人的補償選手でしたから。

しかしよく考えてみれば、中日は人的補償を求めず金銭を多めにもらうこともできる中で、僕をほしいといってくれているのです。いわば第2のドラフト指名を受けたといえるのではないか。そう前向きにとらえることができました。

兵庫出身の僕は子供のころ、ご多分に漏れず阪神ファンでした。好きだった球団は阪神、就職先は巨人、そして転職先は中日ときっぱり割り切ることにしました。

しかも当時の中日・落合博満監督が「小田が(プロテクトから)外れているとは思わなかった」「あれくらいの捕手を(ドラフトで)取ろうと思ったら1億円かかる」と言ってくださっていることを新聞紙上で知りました。おそらく巨人に対する当てつけもあったのでしょうが、僕は奮い立ちました。

もっぱら谷繁元信捕手の控えではありましたが、巨人時代より1年多い9年を中日で過ごすことができました。振り返ってみると、巨人でも多くの先輩方からかけがえのない教えを受けましたが、人的補償による移籍は野球の神様の配慮だったと思っています。

放出されたと落ち込んだりするのは、もったいない。大竹寛投手の人的補償として広島に移籍してからブレークした一岡竜司投手の例もあります。人的補償選手には積極的に自分の運命を受け入れて、胸を張って新天地に向かってほしいと思います。



下は1997ドラフトで巨人が指名した選手です。小田幸平は4位指名入団。プロでの成績はこちら

巨人の1997ドラフト指名選手
1位高橋 由伸慶応大外野手
2位川中 基嗣日本通運内野手
3位山田 真介上宮高投手
4位小田 幸平三菱重工神戸捕手
5位田中 健太郎松商学園高投手
6位中村 善之新日鉄八幡投手
7位吉村 将生東海大四高内野手
8位平松 一宏JR西日本投手
プロ入り後の成績


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西武に何が起きてる? 主力選手大量流出のウラ事情

2018年12月09日

週プレ12月17日号より

2008西武ドラフト3位 浅村栄斗
大阪桐蔭高・内野手

日本シリーズ進出こそ逃したものの、10年ぶりのリーグ優勝を果たした西武ライオンズ。しかしオフに入るやいなや、FAで浅村栄斗(2008西武3位)炭谷銀仁朗(2005西武1巡目)の移籍が決定。エースの菊池雄星(2009西武1位)もポスティングでのメジャー移籍が確実視されている。

毎年のように繰り返される主力の流出劇。スポーツ紙デスクが言う。

「FA制度がスタートした1993年以降、西武からは12球団最多の18人が国内外にFA移籍しています。松坂大輔(現中日)らポスティング組も加えれば、25年で21人もの選手が流出したことになる。広島や日本ハムもよくFA供給元と揶揄されますが、西武はその上を行くダダ漏れ球団です(苦笑)」

特に2010年代に入ってからは深刻で、今オフまでの9年間で12人がFA移籍の道を選んでいる。かつて黄金時代を築いた名門球団に何が起きたのか?。パ・リーグ関係者はこう語る。

「現在の後藤オーナーが就任したのは2007年。みずほフィナンシャルグループ出身の後藤氏は、05年に西武グループのドン・堤義明氏が証券取引法違反で有罪判決を受けた後、経営危機からの立て直しを主導した人物です。いわばグループ内の整理屋、財布の引き締め役だった後藤オーナーの就任により、球団は親会社を頼れず自力運営への道を模索せざるをえなくなりました。選手がどれだけ活躍しても、球団フロントは、なるべく年俸を抑えることが仕事になったのです」

とはいえ、もちろん球団は主力選手たちを追い出したかったわけではない。失敗が続く慰留交渉の戦犯と見られているのが、かつて編成部門の要職を歴任し、近年は球団本部長を務めていた某フロント幹部だという。

「彼は今季まで事実上、GM的な役割を担っていましたが、とにかく選手に対して冷たかった。普通、FA権を取得した主力選手に対してはシーズン中の8月頃から内々に慰留の相談をするものですが、近年移籍を決断した選手の中に、君はチームに必要なんだといった言葉をかけられた者は誰もいないはずです。それどころかむしろ、出るなら早めに意思表示してくれ、という姿勢でした。

つまり、選手側からしてみれば年俸は上がらない、そして心に響く言葉もかけてもらえない。それで最近は、FA権取得をモチベーションにしてプレーするような主力選手も少なくなかったんです」(前出・スポーツ紙デスク)


ただ、そんなあしき体質にもようやく変化の兆しが見えてきたという。

「戦犯の本部長がこのオフに任期満了で退任。事実上の後任といえる新設のGM職には元監督の渡辺久信SDが就き、選手ファーストのチーム改革に取り組もうとしています。また、リーグ優勝したオフに主力3人が流出という事態はさすがに親会社もショックだったようで、待遇面の見直しをという声も出始めました。これは今季、過去最多の観客動員(05年以降)を記録したことも後押しになっています」(スポーツ紙デスク)

本塁打王の山川穂高、最多勝の多和田真三郎、そして来季中にも海外FA権を取得する秋山翔吾らの契約更改にまずは注目だ。



下は2008ドラフトで西武が指名した選手です。浅村栄斗は3位指名され入団。プロでの成績はこちら

西武の2008ドラフト指名選手
1位 中崎 雄太 日南学園高 投手
2位 野上 亮磨 日産自動車 投手
3位 浅村 栄斗 大阪桐蔭高 内野手
4位 坂田 遼 函館大 外野手
5位 岳野 竜也 福岡大 捕手
6位 宮田 和希 甲賀専門学校 投手
プロ入り後の成績


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金満球団のソフトバンク、FA戦線に連敗した理由

2018年12月08日

12/8、西日本スポーツ2面「記者の目」より
超破格の条件を武器に臨んだFA補強は実らなかった。今季リーグ優勝した西武の中心打者だった浅村(2008西武3位)と、ホークス戦を得意としていた西(2008オリックス3位)。ホークスは現有戦力も充実しているだけに、獲得の意思を表明した際も「そこまでしなくても・・・」とのファンの声を多く聞いた。だが今回の補強には球団の強い「志」がある。

ここ4年で3度の日本一。今季も選手会に加入する支配下選手の総年俸は12球団で断然トップだ。「たとえ(ホークスの)アンチが増えたとしても、野球ファンを増やさないといけない」と球団幹部。憎まれるほど強いチームの存在がプロ野球自体の魅力を上げるという考えは個人的にも賛成だ。

野球人口が減少する中、未来へプロ野球をつなげるため、ホークスが新たな“盟主”となり引っ張るという気概がそこにある。それが実現できそうな体力もありながら、惨敗を喫した。

FA宣言をした選手は必ずと言っていいほど「他球団の評価を聞いてみたい」と口にする。浅村に提示したとみられる評価は4年総額28億円。それにもかかわらず交渉4日後にメールで断りが入ったという事実に、それまでの「調査」が十分だったか、金額以外の「誠意」が伝わったのかと首をひねってしまう。

球団が交渉で好感触を得ていた西は、阪神を選んだ理由の一つに「(住)環境を変えたくなかった」を挙げた。ホークスの近年のFA獲得選手はほとんど九州出身。ダブル獲得失敗は、九州にゆかりのない選手へ球団そのものの「魅力」を訴求できていないことも示す。

これらのことを考えると、2人が絶対必要という一致した認識の下、フロントが一枚岩でアタックできていたかにも疑問符を付けざるを得ない。

4年連続V逸の「盟主」巨人は、FA選手2人の獲得に成功。ドラフトを含めて編成力に定評のある日本ハムは、オリックスを自由契約となった金子や台湾史上最強打者との呼び声が高い王柏融を入団させた。真の日本一球団となるために、フロントは今回の反省を次へつなげる必要がある。



下は2008ドラフトでオリックスが指名した選手です。西は3位指名入団。プロでの成績はこちら

オリックスの2008ドラフト指名選手
1位甲斐 拓哉東海大三高投手
2位伊原 正樹関西国際大投手
3位西 勇輝菰野高投手
4位高島 毅青山学院大内野手
5位西川 雅人四国九州IL愛媛投手
プロ入り後の成績



下は2008ドラフトで西武が指名した選手です。浅村栄斗は3位指名され入団。プロでの成績はこちら

西武の2008ドラフト指名選手
1位 中崎 雄太 日南学園高 投手
2位 野上 亮磨 日産自動車 投手
3位 浅村 栄斗 大阪桐蔭高 内野手
4位 坂田 遼 函館大 外野手
5位 岳野 竜也 福岡大 捕手
6位 宮田 和希 甲賀専門学校 投手
プロ入り後の成績


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西勇輝(オリックス)阪神入り決定、4年総額10億円

12/8、サンケイスポーツ1面より

2008オリックスドラフト3位 西勇輝
菰野高・投手・18歳

待ちに待った正式表明!。オリックスから国内FA宣言し、阪神入りを決断していた西勇輝投手(2008ドラフト3位)が7日、大阪市内で矢野燿大監督と対面し「阪神タイガースさんにお世話になることに決めました」と表明した。4年総額10億円(金額は推定)で合意し、背番号は16に決定。近日中に入団会見が行われる。

これ以上ないほど求められ、誠意を伝えられ、矢野監督の胸に、飛び込んだ。報道陣100人、テレビカメラ7台の前にスッと立つ。目も開けられないほどのフラッシュを浴びながら、西がついに虎入り表明だ。

「契約までだいぶ長かったですけど、しっかり自分の中で考えさせてもらって、結果が出ましたので。今はホッとしています。阪神タイガースさんにお世話になることに決めました」。FA権行使を表明したした11月7日から、ちょうど1カ月。すでに阪神入りの決意を固めていたが、この日の午前中、オリックスに「一回、他球団で力を試したい」と伝えた。

ソフトバンク、DeNAにも断りの連絡を入れ、正午から11月16日、24日に続く3度目のタイガースとのテーブルへ。矢野監督と約1時間、直接会談する中で心までタテジマに染まった。同じ関西で本拠地は甲子園。歓喜の渦の中心へ意を決して飛び込む。

背番号16、4年総額10億円での合意。条件面では虎が劣勢だった。特にソフトバンクの提示は4年総額20億円を超えたとみられるが・・・。「やっぱり環境を変えたくなかったので。たくさん悩んだんですけど。そういう結果になりました」。

阪神は初交渉から谷本球団副社長兼本部長が「関西に残ってほしい」と訴えた。家族の負担も少ない。甲子園の黒土マウンドへと気持ちが傾いていくのも、必然だった。4万5000人を超える観衆の中央で、最下位から歩み出す矢野虎を勝たせることが使命だ。

「矢野監督からは『ファンを喜ばせたい』という言葉がありましたので、自分自身、本当に球場に来てくれる方とともに、しっかり頑張りたいと思いますので、そういう言葉を聞けて本当にうれしかったです」。すでに心は1つ。28歳と若く、頼もしいノーヒッターが新たな柱として加わる。今季終盤は不調の投手と故障者が重なった虎。西が反攻の旗手になる。

「1年間けがなく投げきることが大事だと思っているので。キャンプから、けがをせずにベストな状態で、何とかチームの勝利に貢献できるように。1イニングでも長く投げたいと思います」。どれだけ必要とされているかは、十分に伝わった。求められるモノも、重圧も大きいのは承知の上だ。

「これから、たくさんの人が球場に来て応援してくれると思いますが、何とか自分が、チームの力に貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」。力強い第一声で使命に燃えた。

宿敵巨人はFAで丸&炭谷を獲得するなど大補強を進めているが、阪神はポイントを絞り、西一本で勝負をかけた。育成中心で進む矢野虎にとって大きな、待望の補強。西の右腕がチームを、関西を歓喜へ導く。



下は2008ドラフトでオリックスが指名した選手です。西は3位指名入団。プロでの成績はこちら

オリックスの2008ドラフト指名選手
1位甲斐 拓哉東海大三高投手
2位伊原 正樹関西国際大投手
3位西 勇輝菰野高投手
4位高島 毅青山学院大内野手
5位西川 雅人四国九州IL愛媛投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:01|この記事のURL

ソフトバンク、西(オリックス)獲得に失敗

2018年12月06日

12/6、西日本スポーツ1面より

2008オリックスドラフト3位 西勇輝
菰野高・投手・18歳

福岡ソフトバンクが、オリックスからFAとなった西勇輝投手(2008ドラフト3位)の獲得に失敗したことが5日、分かった。西は近日中にも阪神入りを表明するとみられる。当初は西武からFAで楽天に入団した浅村栄斗内野手と合わせてダブル獲得を目指していたが、2人そろっての失敗で球団は補強戦略の大幅な見直しを迫られた。

またしても、振り向かせることはできなかった。西に対して球団は、先月15日の交渉解禁日に大阪市内で速攻アタック。同じく獲得を目指していた浅村から断りの連絡が入った同20日には、同市内で2度目の交渉を行った。

さらに同27日には、福岡でも3度目の交渉。その後、熟考を続けた西からの吉報を待っていたが、今日6日にも正式に断りの連絡が入るとみられる。

痛恨の「ダブル失敗」だ。今季は2年連続の日本一を果たしたものの、シーズンは6・5ゲーム差の2位。7月には後藤球団社長が「フロントがやるべきことが全然できていないという前提に立ってゼロから見直す」と厳しい表情で語るなど、来季のリーグ覇権奪回へ向けて、今オフはなりふり構わぬ姿勢で5年ぶりのFA選手獲得に動いた。

本社の強力バックアップを受けてのFA参戦だったが、予期せぬ「連敗」となった。後藤社長はかねて「選手の獲得予算はつくるべきではない。青天井でいい。必要な選手には必要なマーケットプライスがある」と強調。浅村には、4年総額28億円前後と推定される他球団を大幅にしのぐ超大型契約を提示した。だが初交渉から5日目にメールで断りが入り、あっさり「敗退」。その後は西獲得に全力を注いだ。

西に対しては、当初4年総額15億円前後の大型契約を提示したとみられる。オリックスが残留に全力を注ぎ、DeNAも獲得に動いたようだが、条件面などを含めて阪神との「一騎打ち」とみておかしくない情勢が続いた。交渉過程を極秘にしたホークスと違い、阪神サイドは交渉ごとに西への思いや「地の利」をアピール。

ホークス側は2度目以降の交渉で上積み提示を行った可能性が高いが、浅村に続き心を動かすまでに至らなかった。「ダブル失敗」により、球団は補強戦略の見直しを迫られる。今季は特に前半戦で先発不足に陥った時期もあっただけに、計算できる先発投手と、長くレギュラーが固定されていない二塁は大きな補強ポイントだった。

今オフはFAでの加入も視野に、実績あるベテラン、20歳代前半の若手を含む支配下11人に戦力外通告。西、浅村の獲得の意向を示した先月7日に、三笠球団統括本部長は「日本一になって、現有戦力でもよくやってくれた。さらにフロントの仕事としてはよりいい選手を監督に渡すのが責務」と話していたが、今年のFA補強においては、その責務を果たすことはできなかった。
 


下は2008ドラフトでオリックスが指名した選手です。西は3位指名入団。プロでの成績はこちら

オリックスの2008ドラフト指名選手
1位甲斐 拓哉東海大三高投手
2位伊原 正樹関西国際大投手
3位西 勇輝菰野高投手
4位高島 毅青山学院大内野手
5位西川 雅人四国九州IL愛媛投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 10:00|この記事のURL

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