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巨人、FA補強は鈴木(ロッテ)と美馬(楽天)狙い

2019年10月30日

10/30、日刊ゲンダイ31面より
巨人の大塚淳弘球団副代表編成担当が28日、国内FA権行使を表明したロッテ・鈴木大地の獲得に乗りだすと明言した。鈴木は今季、打率・288、15本塁打、68打点。いずれもキャリアハイの成績をマークした。

内野の全ポジション、外野も守れるユーティリティープレーヤーで、大塚副代表は「阿部が引退して、どこでも守れるとなると魅力的ですね」と明かした。鈴木はこの日、ZOZOマリンで「今季の起用やポジションがFAにつながったわけではない。新しいことをやらせてもらって、すごく勉強になった一年だった」と振り返っていた。

巨人はさらに、楽天・美馬学も調査することを明かした。大塚副代表によると、8勝5敗だった今季の143回3分の2の投球回数を評価。「開幕からシーズンを通して投げる投手は貴重。日本シリーズで負けて投手力不足というのがはっきり見えた」と説明した。さる球界関係者がこう言う。

「関東でのプレーを希望している美馬については、ロッテも手を挙げているが、巨人入りが濃厚です。鈴木もしかり。美馬、鈴木は2人ともBランクのため、規定ではこれでFA補強は終了。早々と2人との獲得交渉を表明するリスクは大きい。これから大物が表明しても身動きが取れなくなるからです」

どういうことか。これは沖縄で侍ジャパンの強化合宿中の西武・秋山翔吾が関係している。今季は179本で最多安打のタイトルを獲得。2015年には日本新記録となる年間216安打をマークした球界屈指の安打製造機だ。メジャー挑戦を最優先として移籍先を探る一方、条件面などで折り合わず、国内移籍の選択肢が出てきた場合に備え、楽天、ソフトバンク、DeNAなどが調査を進めている。

「秋山はこのオフの目玉。当然、巨人も調査しました。でも、メジャー志向が強いのか、はたまた日本球界の可能性はありでも巨人には来ないのか。いずれにしても、秋山が巨人へ移籍する可能性はないと判断したのでしょう。だから、大塚副代表が早々と2人の名前を出したんです」(前出の関係者)

FA権行使の申請は11月1日が締め切り。3日から交渉が可能になるが、電光石火の表明は自信の表れだ。かつてない速さでFA補強は片付きそうだが、果たしてこれで巨人は強くなるのか――。昨オフの内海、長野のように人的補償として2選手を失う可能性もある。疑問符が拭えない関係者は多そうだ。



巨人の歴代ドラフト指名選手はこちら



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巨人、FAの鈴木大地(ロッテ)獲り参戦へ

2019年10月29日

10/29、スポーツ報知22面より

2011ロッテドラフト3位 鈴木大地
東洋大・内野手

攻撃陣の層を厚くするため、原巨人が新たな補強に動く可能性が浮上した。この日、ロッテ・鈴木(2011ロッテ3位)がFA宣言。

これを受けて大塚球団副代表編成担当は「阿部の抜けたところは補強しないといけない。明日から本格的にデータを調べます。千葉マリンで15本ホームランを打っているので(東京)ドームだったら20本くらいいくんじゃないか」と本格調査することを明言した。

鈴木はプロ8年目の今季、140試合で打率.288、15本塁打、68打点。打撃3部門で全てキャリアハイの数字を残した。13、16年に遊撃手でベストナイン、17年に二塁手として全143試合に出場し、ゴールデン・グラブ賞を受賞。昨年は三塁手として138試合に出た。レアードが加入した今季はプロ初の一塁で89試合に出場し、二塁、三塁、遊撃、プロ初の外野となる左翼も9試合守った。

巨人は今季、阿部が一塁スタメンの試合は主に三塁に岡本。阿部が代打待機の場合は岡本一塁、三塁にビヤヌエバや若手の起用が多かった。阿部は今季で引退し、ビヤヌエバも退団濃厚で一、三塁が手薄になる。二塁も吉川尚が開幕直後に腰痛で離脱後は若林、田中俊、山本らが競ったが、レギュラー不在。

ロッテであらゆるポジションで好成績を残した鈴木の存在は、複数ポジション制を重視する原監督の野球に合致する。東洋大時代には主将を務め、同学年の東海大・菅野、東洋大・藤岡(ともに現巨人)らと出場した日米大学野球選手権で日本代表の主将を担った。人望が厚く、ロッテでも主将として引っ張った。

死球に簡単に屈しない闘争心の持ち主でプロ8年間で5シーズンが全試合出場。今年まで7年連続「140試合以上で規定打席」をクリアした。原監督の求める体の強い選手という点でも魅力がある。

球団は先発投手の強化として、楽天・美馬のFA交渉に向けた本格調査も進めている。鈴木の今季年俸は推定1億円で、相手球団が人的補償が選択できるBランク。8年間で通算999安打、シーズン100三振以上が一度もない巧打者で楽天、DeNA、中日なども調査を進める。

日本一奪回へ野手の底上げを目指す巨人も現時点では調査の段階。争奪戦となった場合、獲得レースに参戦するかを慎重に見極めていく。



下は2011ドラフトでロッテが指名した選手です。3位指名・鈴木君のプロ入り後の成績はこちら

ロッテの2011ドラフト指名選手
1位藤岡 貴裕東洋大投手
2位中後 悠平近畿大投手
3位鈴木 大地東洋大内野手
4位益田 直也関西国際大投手
プロ入り後の成績


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巨人、美馬学(楽天)本格調査 争奪戦へ参戦

2019年10月28日

10/28、スポーツ報知終面より

2010楽天ドラフト2位 美馬学
東京ガス・投手

原巨人が、今季届かなかった日本一の奪回へ、補強の準備を着々と進めていた。水面下で動向を注視していた楽天・美馬(2010ドラフト2位)がこの日、FA権の行使を表明。これを受け、巨人の動きも一気に慌ただしくなった。来季の先発ローテーション候補として、獲得へ向けた本格的な調査へ乗り出す方針が固まったもようだ。

今季、巨人の先発陣で2ケタ勝利を挙げたのは、最多勝となる15勝の山口、11勝の菅野の2人だけ。メルセデスやシーズン途中に先発に転向した桜井が8勝を挙げたが、年間を通して調子の波があったこともまた事実で、先発ローテの軸となれる投手の補強は今オフの最重要課題に挙がっていた。

美馬は今季、150キロ近い直球にカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップと多彩な変化球を織り交ぜて楽天で唯一、開幕からローテを守り抜いた。25試合の先発で8勝5敗、防御率4.01となったものの、先発投手の好投の指針とされるクオリティー・スタート(QS=6回以上自責点3以内)を13度マーク。

規定投球回にもここ4年で3度到達し、今季は143回2/3を記録した。投手の分業化が進む近年のプロ野球において、安定して“イニングを食える投手”は貴重な存在と言える。

安定した投球を支えるのは制球力の高さだ。データを統計学的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法である「セイバー・メトリクス」の観点で、投手の制球力を測る指標に「K/BB」というものがある。奪三振数を与四球で割ったものだが、今季の美馬は規定投球回に到達した両リーグ15投手でトップとなる4.67(2位は日本ハム有原の4.03)。

一般的に3.50を超えると優秀とされる数字で、群を抜いていると言える。大一番での勝負強さも頼もしく、13年の日本シリーズでは巨人と対戦して2戦2勝。楽天史上初の日本一に貢献し、同シリーズのMVPに輝いた。べテランらしい投球術は、戸郷、高橋、高田、古川ら有望若手の多い巨人においても模範的な存在になるだろう。

美馬自身は在京球団を志望しているという情報もあり、その条件にも合致する。すでにロッテが獲得への意思を表明し、楽天も宣言残留を容認するなど、複数球団での争奪戦となることは必至。今後、国内全ての球団との交渉解禁となる来月3日以降に条件提示なども行っていくとみられる。右腕の動向を注視していく。



下は2010ドラフトで楽天が指名した選手です。美馬学は2位指名され入団。プロでの成績はこちら

楽天の2010ドラフト指名選手
1位 塩見 貴洋 八戸大 投手
2位 美馬 学 東京ガス 投手
3位 阿部 俊人 東北福祉大 内野手
4位 榎本 葵 九州国際大付高 外野手
5位 勧野 甲輝 PL学園高 内野手
プロ入り後の成績


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美馬学(楽天)FA権行使へ、ロッテなど争奪戦

2019年10月27日

10/27、サンケイスポーツ6面より

2010楽天ドラフト2位 美馬学
東京ガス・投手

楽天・美馬学投手(2010ドラフト2位)が、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使することが26日、分かった。サンケイスポーツの取材に「球団にはきょう(26日)伝えさせていただきました」と明かした。「入団時から大変お世話になり、いま自分があるのは楽天のおかげです。ものすごく悩みました・・・」。

球団には複数年の好条件を提示され、FA宣言しての残留も認められたもよう。悩んだ末の決断理由を「選手にとってFAは一生に一度の権利なので、純粋に他球団の評価を聞いてみたかった。関東のチームでプレーしたいという気持ちもありました」と説明した。

茨城県出身の美馬は今季25試合に登板し8勝5敗、防御率4.01。序盤に岸、則本昂が長期離脱する中、チームでただ一人、先発ローテーションを守り、規定投球回(143回)をクリアした。

中大を経て、東京ガスから2010年に入団。169センチと小柄ながら、打者の内角を突く強気の投球で、17年には自己最多の11勝を挙げた。13年には球団初のリーグ優勝と日本一に貢献し、日本シリーズMVPを獲得した。実力派右腕の争奪戦は必至。ロッテなど複数の球団が獲得に動くとみられる。



下は2010ドラフトで楽天が指名した選手です。美馬学は2位指名され入団。プロでの成績はこちら

楽天の2010ドラフト指名選手
1位 塩見 貴洋 八戸大 投手
2位 美馬 学 東京ガス 投手
3位 阿部 俊人 東北福祉大 内野手
4位 榎本 葵 九州国際大付高 外野手
5位 勧野 甲輝 PL学園高 内野手
プロ入り後の成績


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福田秀平(ソフトバンク)、6球団による大争奪戦へ

2019年10月26日

10/26、西日本スポーツ1面より

2006ソフトバンク高校ドラフト1巡目 福田秀平
多摩大聖ヶ丘高・内野手

福岡ソフトバンクの福田秀平外野手(2006ソフトバンク1巡目)が25日、今季取得した国内FA権の行使を表明した。同日にヤフオクドーム内の球団事務所を訪れ、申請書類を提出した。

これを受けて、今季パ・リーグを2連覇した西武はFA戦線への参戦を明らかにして速攻“ラブコール”。全力で引き留めに当たる方針のソフトバンクのほか楽天、ロッテ、中日、ヤクルトなどによる超争奪戦が繰り広げられそうだ。

去就が注目されていた福田が、今シーズン取得した国内FA権を行使したことを明かした。25日にヤフオクドーム内にある球団事務所を訪れて申請書類を提出した後の取材に対して「書類を出させていただきました。13年やらせていただき、権利を取らせていただいた。他のチームの話を、選手としての評価を聞いてみたいのが一番です」と理由を説明した。

早期の宣言に至ったのは、チームのために全てをささげてきた証しだ。「日本一になるためにやってきた。日本一になれたので、今度は自分のことをしっかり考えようと思った。考える時間がなく、決断できなかったので、逆に(先に)宣言しようと。宣言して、後はいろいろ話を聞かせてもらい、自分なりに考えていきたい」と将来を見据えた。

一人のプレーヤーとしての強い思いがある。ソフトバンクでは2017年から2年連続で100試合以上に出場。代打、代走、守備固めなど「スーパーサブ」として貴重な役割を果たしてきた。

13年目の今季はレギュラーシーズンは80試合で打率2割5分9厘、自己最多の9本塁打。36試合で先発出場を果たし、交流戦での優勝を決めた巨人戦で本塁打を放つといった勝負強さもある。ポストシーズンでも2本塁打とシリーズ制覇にも貢献した。

それだけに「野球選手である以上、そういうところ(レギュラー)を目指していかないといけない。頭(先発)から出たいとの思いはずっとある」と口にした。走攻守すべてで能力は高い。かねて他球団では「ホークス以外ならレギュラー」と評価する声もあった。

それを裏付けるように同じ外野手で、海外FA権の資格を得た秋山の動向が注目される西武がこの日、獲得へ乗り出すことを明言。中日ヤクルトも調査に乗り出すことを明らかにした。このほか楽天、ロッテなども水面下で調査中とみられる。

福田の今季年俸3600万円(推定)はCランク(球団内の日本人選手で年俸11位以下)とみられ、獲得に当たっての補償が必要ないことからも、今後も獲得を目指す球団が増える可能性がある。

対するソフトバンク側も手をこまねいてはいない。三笠杉彦ゼネラルマネジャーは「非常に評価している。出ていってもらっては困る選手。それは本人にも伝えています」とかねて話しており、既に複数年契約を提示している。全力で引き留めに当たり、宣言残留も認める方針で、激し過ぎる争奪戦に発展しそうな様相だ。 



下は2006高校ドラフトでソフトバンクが指名した選手です。福田秀平は1巡目で指名され入団。プロでの成績はこちら

ソフトバンクの2006高校ドラフト指名選手
1巡目 福田 秀平 多摩大聖ヶ丘高 内野手
2巡目 指名権なし
3巡目 伊奈 龍哉 近江高 外野手
4巡目 李 秉諺 岡山共生高 内野手
プロ入り後の成績


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