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独立リーグ

来年ドラフト隠し玉、杉浦健二郎

2019年12月10日

日刊スポーツwebsiteより (source)

杉浦 健二郎 (中央大・投手)
182cm・右投両打・動画

草野球プレーヤーが、球界の常識を覆すかもしれない。相模台レイダースの杉浦健二郎投手(動画)だ。11月の国内独立リーグ「BCリーグ」トライアウト。硬球で150キロを投げ、関係者の度肝を抜いた。来季はBC・神奈川でプレー予定で、来秋のNPBドラフトで指名される可能性もある。

高校・大学と野球部未所属でも、国内最高峰に届くのか。今もなお草野球を楽しむ杉浦の練習に潜入した。集合時間になった。ほのぼのした学生5人に「えーっと」と戸惑う。「今日はこれだけです」と杉浦。参加者が少ないかもと聞いてはいたものの、まさか。

登録選手は25人、みんな旧友だ。週1回ペースの活動に集まるのは平均11~12人。出欠管理はグループLINEで行い、たまに既読スルーもある。くもり時々雪予報の相模原・横山球場。「家でぬくぬくしたい人は最初から欠席です」。誰も文句は言わない。

寒いからか、練習試合相手も見つからなかったらしい。相手と折半予定の球場使用料ウン千円も、結局レイダースの部費で全額支払った。「よくあること」と気にしない。これが草野球のリアル。各自、適当に体を動かし始める。

ストレス無縁の我流で、150キロを育んだ。スマホ動画で一流投手から学び、3年間300試合以上で試行錯誤を重ねた。信じる道を進み「自分でも驚きです」という成果を手にした。ずっと感じてきたという。「好きだけど、野球だけをずっとやらせる風潮は違うんじゃ」。高校ではバドミントン部へ。野球部は選択肢にさえなかった。

あえて違う道を選んでの収穫を今、振り返る。「バドミントンは競技自体が身体能力を高めてくれました。野球は動きを固める練習が多いと思います」。

140キロを平然と捕る水島敦也さんも、中学野球部の仲間だ。高校では杉浦と同じように、テニス部を選んだ。「なんか、高校野球の体質が好きじゃなくて」。それでも今、チーム個人のセイバーメトリクスまで算出するほど野球に染まる。

未知の自分を引き出してくれたバドミントン、豊富なWEB動画、「勝ちたい」より「うまくなりたい」と願える仲間との日常。元セ・リーグ首位打者、BC・神奈川の鈴木尚典監督をもうならせた快速球は、日本球界の既存枠組みの対岸で生まれた。プロ野球へつながる唯一無二の「ずっと野球部員でいる」という概念や常識さえ、彼が打ち破るかもしれない。

2時間の練習が終わり、杉浦は「じゃ、ここで」とあっさり帰った。誰も理由は聞かない。想像はつくようだ。高梨好広さんは「野球した後にバイト、そのままスノボ合宿とか・・・あいつは普通にできるんです」。強烈な体力とバイタリティーを知り、ますます進化が楽しみになる。残った4人が並んで笑う。「肉、行きましょう」。動いた後はメシがうまい。



杉浦君のピッチング動画はこちら

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巨人、育成で日ハム戦力外&楽天戦力外選手を獲得

2019年12月05日

12/5、スポーツ報知2面より
巨人は4日、前日本ハムの田中豊樹投手(2015日ハム5位)前楽天の八百板卓丸外野手(2014楽天育成1位)育成選手契約を結んだと発表した。背番号は田中が「018」、八百板が「009」となる。

田中は球威ある直球が魅力のリリーフ右腕。今季は1軍登板がなかったが、通算31試合に登板し、0勝0敗4ホールド、防御率5.10の成績を残していた。球団を通じて「早くチームにとけ込んで、支配下になって一軍の戦力になれるよう頑張ります。強いストレートで球場の雰囲気を変えるような投球をしたいです」と意気込んだ。

八百板は14年育成ドラフト1位で楽天入りした左打ちの外野手。17年に支配下登録され、18年には1軍デビューを果たした。同年は27試合に出場し、プロ初安打を含む7安打をマーク。今季は1軍出場はなかった。

「子供の頃からテレビで巨人戦を見ていて、家族も巨人ファンです。リーグ優勝をした強いチームに入団できて光栄です。バッティングをアピールして支配下になり、一軍で貢献したいです」と意欲を見せた。



12球団の戦力外通告選手まとめはこちら


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喜多亮太(BC石川)、複数球団から調査書届く

2019年10月16日

10/16、スポーツニッポン8面「隠れた逸材ファイル」より

喜多 亮太 (石川ミリオンスターズ・捕手)
177cm・右投右打・動画

ドラフト会議を間近に控えた10月上旬、喜多(動画)は地元の大阪にいた。独立リーグの給料は公式戦期間しか出ないため家業を手伝いながら練習に励んでいた。「去年までは恵まれ過ぎた環境でした。野球を辞めても正社員で残れて。ただ、このままダラダラ続けていても良くないなと」

敦賀気比では強肩強打の捕手として注目された。社会人のセガサミーでも3年目にレギュラーをつかんだがプロには届かず。自身への甘えを捨て、年齢的にも最後のチャンスと考えて高校時代を過ごした北信越地区でのプレーを決断した。

BC・石川では元日本ハムの82勝左腕・武田監督から多くのことを学び「めちゃくちゃ感謝しています」と振り返る。試合中はベンチに帰るたびに配球や投手心理について質問攻めにした。5月に打撃不振に陥った時は、打順を下位から2番に変えられたことで、つなぎの打撃を思い出し復調。自由にやらせてもらう中で、自ら考えてやるプレーの質を高めた。

古巣への感謝の気持ちも忘れていない。「セガサミーの5年間があったから今がある」。同社野球部が応援歌として使う「檄!帝国華撃団」を今季の打席入場曲に使用したのも、そのためだ。

9月にはBC選抜の一員として巨人、オリックスの2軍と戦い最後のアピールを終えた。「捕手として見せられるものは、全部見せました。今はすっきりした気持ちです」。

ドラフトで指名がなければ、野球選手を引退する。必死で駆け抜けた1年間の評価として、複数球団から調査書が届く。明日17日が、喜び多き運命の日になることを祈っている。



喜多君のバッティング動画はこちら


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松岡洸希(BC武蔵)、ドラフト指名を待つ

2019年10月14日

10/14、スポーツ報知6面「令和初ドラフト 夢へトライ」より

松岡 洸希(埼玉武蔵ヒートベアーズ・投手)
179cm・右投右打・動画

サイドスローから投じる松岡(動画)の直球は、捕手のミットを突き刺すような力強さがある。躍動感あるフォームは、ヤクルトで128セーブを挙げた林昌勇を彷彿とさせる。「NPBを目指せるところまで来た。高校の時に描いていた夢とは全然違う方向」と目を輝かせる。

投手を始めてから1年半、サイドスローになってから半年しか経っていない。埼玉・桶川西高時代は4番・サードだった。転機は部員が14人しかいなかった3年時。強肩だったことと投手の不足で、監督から「ピッチャーをやってみないか」と言われ、投手へ本格的に転向した。

昨年の最後の夏は埼玉大会1回戦で野村佑希(現日本ハム)率いる花咲徳栄に1-10のコールド負け。途中から登板した松岡は野村に右中間二塁打を許したが、この試合で最速143キロを計測した。「それまでNPBで野球をやる意識は全くなかったけど、上(のレベル)でやってみたいと思った」。大学からの誘いもあったが、最短でプロにいけると考え、独立リーグを選んだ。

昨年10月の自主練習中に肘をけがしたのがきっかけで、BC武蔵入り後の今年4月、上手投げからサイドスローに変更。「投げ方がかっこよかった」と、最速160キロを投げる林昌勇のフォームを研究し続けた。すると最速が148キロにアップ。「自分に合った投げ方だったんだと思う」と松岡は言う。

それまでと異なる投げ方に最初は慣れず、筋肉痛や腰痛に悩まされたが、体幹トレーニングや腹筋メニューを毎日欠かさず、“土台作り”と筋力アップにつなげた。

現在ではフォームも安定し、9月のオリックス2軍との交流戦で自己最速を149キロに更新。同月の巨人ファームとの交流戦で1回を3者凡退に抑えるなどして一気に評価を上げた。今は「自分のボールを投げれば上でも通用するんじゃないかと思った」と夢のNPBが近づいていることを実感している。弱小校からはい上がった右腕に注目が集まる。



松岡君のスカウト評はこちら

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岸潤一郎(四国IL徳島)、ドラフト指名を待つ

2019年10月13日

10/13、スポーツ報知7面「夢へトライ」より

岸 潤一郎 (徳島インディゴソックス・遊撃手)
175cm・右投右打・動画

22歳になった岸潤一郎(動画)は、紆余曲折を経て、四国IL徳島にいた。「1回、野球を諦めて、また独立リーグで野球をやらせてもらった。プロを目指してやってきた」と、現在の心境を明かした。

明徳義塾高では甲子園に4度出場し、通算6勝(3敗)。最速146キロに高校通算26発と投打二刀流で魅せた。1年夏は4強入り。3年夏の1回戦では強打者・岡本(現巨人)を擁する智弁学園に4失点完投勝ちした。18U日本代表では岡本とともに活躍し、アジア選手権準Vに貢献。

プロ志望届を提出せず、拓大に進学。1年春から東都大学リーグに出場したが、2年夏に野球人生が暗転した。右ひじを手術し、3年秋に大学を中退した。「野球ができない言い訳にしていた」と、ケガが一番の理由だった。

「絶対、野球なんかやらん。草野球ぐらいしようっかな」と、道具はバット1本しか残さなかった。その後の2ヶ月間は「無だった。何も考えていなかった」と目標を見失った。

地元に帰り、兵庫・西宮市の野球教室でリハビリを兼ねてアルバイトを始めた。子供に野球を教える中で「野球っておもろいな」と、前向きになれた。その頃に徳島から誘われ、17年秋のトライアウトで特別合格した。

現在は50メートル走5秒8の足が武器で、昨季は最多盗塁(38)と外野手のベストナインを獲得。今季は1番・遊撃などで年間総合優勝に貢献した。

月給はシーズン中のみで10万円程度。シーズンオフに、うどん店や居酒屋でアルバイトをした。一方で、今でも交流がある岡本や阪神・藤浪、西武・森、オリックス・山岡ら甲子園で対戦した好敵手たちはプロの一流選手となった。

「大学に行った当初は、あの時プロに行っておけばよかったと思ったけど、今となっては、回り道できたことで、いろんなことも分かってきた」。あの夏のように、スポットライトを浴びることを信じて、岸は運命の日を待つ。



岸君のバッティング動画はこちら


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