ドラフト展望
今年のドラフトは「10年に一度の大豊作」
2023年01月06日

新年早々の話題としては少し気が早いかもしれないが、2023年はドラフトの「大豊作年」と言われている。高校、大学、社会人と各カテゴリーに逸材が多く、ある球団のスカウトは「10年に一度の豊作」と断言する。
「豊作」と「不作」の違いとは。まずはシンプルに1位候補となる選手が多いかどうか。ドラフト会議に向けて各球団では1位指名候補だけのリストが作成される。他球団と指名がかぶって抽選でクジを外すケースを繰り返すことも想定して、「外れ」、「外れの外れ」、「外れの外れの外れ」といった形で一般的には10人前後の選手の名前を挙げる。
在京球団で長くスカウトを務めた関係者は「一概には言えないけど1位候補のリストに挙げる選手はSランクやAランクと表現される選手たち。このクラスの選手を12人以上挙げられる年は“豊作”で、それに満たない年は“不作”という表現になる。仮に13人以上いれば、ウェーバーの順番にもよるけど、2順目でも1位クラスの選手を指名できるわけだから」と説明する。
この理論で言えば、今年は現時点で「豊作」と言えるほど能力の高い選手が各世代にひしめいている。
例えば高校生。昨年末に本紙が報じたように西武が1位候補としてマークしている花巻東・佐々木内野手(動画)や阪神が1位候補に挙げている大阪桐蔭・前田投手(動画)が筆頭格で、広陵・真鍋内野手(動画)、九州国際大付・佐倉内野手(動画)の他にも、享栄・東松投手(動画)や専大松戸・平野投手(動画)もポテンシャルの高さでは負けていない。
大学生では155キロ左腕として注目される東洋大・細野投手(動画)を筆頭に青学大・常広投手(動画)や慶大・広瀬内野手(動画)、上武大・進藤捕手(動画)など投打に逸材がずらり。社会人にも、圧倒的な打撃センスを誇るENEOS・度会外野手(動画)ら即戦力と評価される注目選手が多い。
名前を挙げた以外にも、冬を越えて各世代の大会でプロスカウトの評価を急上昇させるニュースターが誕生する可能性だってある。3月には春の訪れを告げる選抜も控える。「大豊作年」だからこそ、今年はドラフト候補たちが躍動するアマチュア野球もぜひチェックしていただきたい。
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週刊ベースボール厳選、2023ドラフト候補(50人)
2023年01月01日
週刊ベースボール(1月9&16日号)は「2023ドラフト候補50人」と題して以下の選手を挙げています。
投手 | ||
武田陸玖(山形中央高) | 172cm | 左左 |
高橋煌稀(仙台育英高) | 183cm | 右右 |
仁田陽翔(仙台育英高) | 174cm | 左左 |
湯田統真(仙台育英高) | 180cm | 右左 |
平野大地(専大松戸高) | 181cm | 右右 |
高橋蒼人(帝京高) | 178cm | 右右 |
杉山遙希(横浜高) | 180cm | 左左 |
宮國凌空(東邦高) | 177cm | 右右 |
東松快征(享栄高) | 177cm | 左左 |
前田悠伍(大阪桐蔭高) | 180cm | 左左 |
坂井陽翔(滝川第二高) | 186cm | 右右 |
松石信八(藤蔭高) | 173cm | 右右 |
滝田一希(星槎道都大) | 183cm | 左左 |
後藤凌寿(東北福祉大) | 183cm | 右右 |
冨士隼斗(平成国際大) | 181cm | 右右 |
蒔田稔(明治大) | 178cm | 右右 |
村田賢一(明治大) | 181cm | 右右 |
池田陽佑(立教大) | 183cm | 右右 |
尾崎完太(法政大) | 175cm | 左左 |
武内夏暉(国学院大) | 185cm | 左左 |
西舘勇陽(中央大) | 183cm | 右右 |
大栄陽斗(中央大) | 178cm | 右右 |
常広羽也斗(青山学院大) | 180cm | 右右 |
細野晴希(東洋大) | 180cm | 左左 |
松本凌人(名城大) | 183cm | 右右 |
真野凛風(同志社大) | 187cm | 右右 |
谷脇弘起(立命館大) | 180cm | 右左 |
上田大河(大阪商業大) | 181cm | 右右 |
高太一(大阪商業大) | 180cm | 左左 |
坂元創(九州共立大) | 188cm | 右右 |
権田琉成(TDK) | 180cm | 右右 |
井奥勘太(パナソニック) | 173cm | 左左 |
竹田祐(三菱重工West) | 184cm | 右右 |
捕手 | ||
堀柊那(報徳学園高) | 178cm | 右右 |
進藤勇也(上武大) | 182cm | 右右 |
友田佑卓(日本大) | 174cm | 右左 |
有馬諒(関西大) | 183cm | 右右 |
内野手 | ||
佐々木麟太郎(花巻東高) | 184cm | 右左 |
真鍋慧(広陵高) | 189cm | 右左 |
佐倉俠史朗(九州国際大付高) | 182cm | 右左 |
明瀬諒介(鹿児島城西高) | 185cm | 右右 |
辻本倫太郎(仙台大) | 167cm | 右右 |
上田希由翔(明治大) | 183cm | 右左 |
熊田任洋(早稲田大) | 174cm | 右左 |
広瀬隆太(慶応大) | 182cm | 右右 |
石上泰輝(東洋大) | 172cm | 右左 |
松浦佑星(日本体育大) | 173cm | 右左 |
外野手 | ||
宮崎一樹(山梨学院大) | 184cm | 右右 |
中島大輔(青山学院大) | 180cm | 右左 |
度会隆輝(ENEOS) | 183cm | 右左 |
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中日スポーツ厳選、2023ドラフト上位候補(14人)
2022年12月30日

投手
西舘勇陽(中央大) 動画
細野晴希(東洋大) 動画
松本凌人(名城大) 動画
上田大河(大阪商業大) 動画
東松快征(享栄高) 動画
宮匡凌空(東邦高) 動画
前田悠伍(大阪桐蔭高) 動画
坂井陽翔(滝川第二高) 動画
内野手
広瀬隆太(慶応大) 動画
上田希由翔(明治大) 動画
佐々木麟太郎(花巻東高) 動画
真鍋慧(広陵高) 動画
佐倉俠史朗(九州国際大付高) 動画
外野手
度会隆輝(ENEOS) 動画
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来秋ドラフト展望(中日スポーツの見解)

ここ2年間のドラフトは目玉不在の「不作」と評されたが、来年は即戦力候補の大学生、社会人に粒ぞろいの高校生がそろい、現時点では豊作の声が上がっている。
大学生投手では中大・西舘勇陽(動画)と東洋大・細野晴希(動画)の他にも、今年の大学日本代表に選ばれた大商大の上田大河投手(動画)も150キロ超えの直球を操る。名城大の松本凌人投手(動画)は横手から最速151キロを誇り、今秋の明治神宮大会でも好投して評価を上げた。
社会人では元ヤクルトの度会博文さんを父に持つENEOSの度会隆輝外野手(動画)が強打でスター性を放つ。
高校生では1年時から全国の舞台で活躍している大阪桐蔭・前田悠伍投手(動画)、広陵・真鍋慧内野手(動画)、花巻東・佐々木麟太郎内野手(動画)らに加え、享栄の最速152キロ左腕・東松快征投手(動画)、身長186センチの滝川二の坂井陽翔投手(動画)にも注目。
東邦の宮国凌空投手(動画)は最速149キロの直球に力があり、来春のセンバツでさらに評価を上げる可能性がある。
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