社会人
昨年指名漏れの庄司魁、西濃運輸に入社内定
2023年02月04日

庄司魁(石巻専修大・投手) 188cm・右投左打 |
石巻専大の最速148キロ右腕・庄司魁は、東海地区の名門で再出発する。昨春は6試合で18回2/3を投げ、防御率1・45の好成績で初の優秀選手賞を受賞した。同秋リーグ戦中の9月にプロ志望届を提出。7試合で同0・99と安定した数字を残したが、10月のドラフトでは指名漏れを経験した。
入社が内定した西濃運輸は都市対抗に39度、日本選手権は18度の出場を誇る。昨年のドラフトでは巨人5位・船迫大雅投手、楽天6位・林優樹投手の2人がプロ入り。庄司は通算2度目の「都市対抗野球大会優勝」を目標に掲げ、「チームに勢いを与えられる投手になりたい」と決意を新たにした。
draftkaigi at 06:40|この記事のURL│
今秋ドラフト即戦力候補、川船・古田島(日本通運)
2023年01月31日

即戦力とは「すぐにプロで使える力がある」という意味だと解釈される。いいかえれば、神宮球場での大学のリーグ戦後、「このあとの夜、プロのユニホームに着替えて出たら、相当やるんじゃないか」という感想をスカウトがもらすような力のことだろう。
となると「10年に一人」という声が出る高校生以外では、大学、社会人、独立リーグで見られるか、だ。
実際、社会人野球の1年を過ごせば、見えるものはある。2年目で今秋のドラフト候補に挙がる日通の最速152キロ右腕・川船龍星投手(動画)は、昨年1年間をこう振り返った。
「大学ではエースとして春秋(東都2部の)リーグ戦以外は公式戦がなかった。それが社会人は3月からいろいろな大会があり、試合が多いし、都市対抗は2次予選まであり、1年間通して投げなきゃいけない。夏の休みがなく、チーム内の争いが全く違う」
社会人野球がプロで活躍するのと同様に力を培う場であり、高いレベル、しのぎ合いがあることを示唆する。同じく候補に挙がる日通の最速150キロ右腕・古田島成龍投手(動画)も1年目でこう話す。
「春の四国大会はよかったけど、その後調子を落とし、都市対抗の予選では貢献できず、本大会に間に合った感じ。大学4年の秋に明治神宮大会優勝もずっとよかったわけではないが初対戦もあって、ラッキーな部分もあったけど、社会人では1年間に同じ相手と戦ったり、研究される度合いも違う」
日本の野球をピラミッド式に見た場合、中学、高校、大学とレベルが高くなるにつれ、選別、人数も減り、社会人かプロ、そして社会人を経てプロに進む形になる。プロのステージとの距離感、経験、立ち位置など、高校、大学から直接ドラフト指名を受けるのとは違いが大きい。
「給料をもらい、会社の応援を受け、野球している意識は強い」と古田島。厚い選手層、高いレベルと試合量で心・技・体が充実してこそ、即戦力の評価となる。


draftkaigi at 07:00|この記事のURL│
週刊ベースボール厳選、社会人のドラフト候補(12人)
2023年01月27日
週刊ベースボール(1月30日号)は2023年ドラフト候補を60選手紹介。社会人選手は以下の12選手を挙げています。
投手 | |||
権田琉成(TDK) | B | 180cm | 右右 |
川船龍星(日本通運) | C | 180cm | 右左 |
片山楽生(NTT東日本) | C | 177cm | 右左 |
松本健吾(トヨタ自動車) | C | 180cm | 右右 |
竹田祐(三菱重工West) | B | 184cm | 右右 |
捕手 | |||
城野達哉(西濃運輸) | C | 177cm | 右左 |
内野手 | |||
黒川貴章(セガサミー) | C | 180cm | 右右 |
泉口友汰(NTT西日本) | C | 178cm | 右左 |
外野手 | |||
山内慧(JR東日本) | C | 184cm | 右右 |
度会隆輝(ENEOS) | A | 183cm | 右左 |
若林将平(日本新薬) | C | 182cm | 右右 |
橋本典之(大阪ガス) | C | 166cm | 左左 |
draftkaigi at 07:05|この記事のURL│
細野(東洋大)、度会(ENEOS)もドラフト1位候補
2023年01月26日

23年ドラフトでは、大学球界では東都大学リーグ2部に所属する東洋大の最速155キロ左腕・細野(動画)が、1番人気。巨人が1位候補にリストアップしていることも判明した。最速155キロの直球に加え、落差の大きいカーブも武器で、巧みなけん制も評価が高い。
ロッテ・佐々木朗らと同学年で「世代自体がライバルなので置いていかれないようにしたい」。春季リーグ戦でチームを1部昇格に導き、その実力をアピールしていく。
社会人ではENEOSの外野手・度会(動画)が、ドラフト1位候補に挙がっている。横浜(神奈川)時代は指名漏れしたが、社会人2年目の昨季は都市対抗優勝に導き、橋戸賞(MVP)を受賞。公式戦23試合で7本塁打、21打点と圧倒的な成績で社会人野球ベストナイン、最多本塁打賞、最多打点賞の3冠に輝いた。
プロ入りに向けては「ドラフト1位で行く」と決意を口にする。父・博文氏はヤクルトで内野手として15年間活躍。「頑張ってプロのスカウトに認められる選手になってもらいたい」と期待した。


draftkaigi at 07:01|この記事のURL│
度会隆輝(ENEOS)、二塁挑戦で各球団評価アップ必至
2023年01月14日

度会隆輝(ENEOS・外野手) 183cm・右投左打・動画 |
今秋ドラフト上位候補のENEOS・度会隆輝外野手(動画)が13日、外野と二塁の両面においてプロレベルへの上達を目標に掲げた。
横浜高では二塁手。ENEOS入社後にチーム事情から外野手に転向し、社会人ベストナインに輝くまでに成長したが、二塁もこなせる強打者となれば、各球団からさらに熱視線が注がれることは必至だ。
優勝した昨夏の都市対抗では打率.429、4本塁打の数字を残し、MVPにあたる橋戸賞を受賞した。勝負のドラフト解禁年。大久保監督からは「内野も外野も両方一流になれるような選手を目指せ」との指令が飛んだ。
度会も「どちらも一流になれば価値が上がるし、幅も広がる。まあまあやれる選手ではなく、両方一流を目指してやっていきたい」と鼻息荒く意気込んだ。「まずは都市対抗2連覇。その中で去年以上の成績を残したい」と度会。打って守って、充実の年にする。


draftkaigi at 06:51|この記事のURL│