社会人
中島隼也(鷺宮製作所)、絶対にドラフト諦めない!
2023年09月23日

中島隼也(鷺宮製作所・投手) 180cm・右投右打・動画 |
今秋ドラフト候補の最速153キロ右腕、鷺宮製作所・中島隼也投手が22日、JABA東京都企業秋季大会の東京ガス戦に先発し、9回7安打8奪三振で2失点に抑え、完投勝利した。決め球のチェンジアップを中心に、緩急を使って132球を投げ抜いた。
2点リードの4回1死一塁から連打を浴びて一時同点に追いつかれたが、要所で三振を奪い、守備からリズムを作った。約1ヶ月後に控えるドラフトについて「ずっと意識はしている。絶対に諦めたくない」とプロ入りにかける強い気持ちを口にした。
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藤本舜(日本生命)、7球団スカウトの前で躍動
2023年09月14日

藤本舜(日本生命・外野手) 174cm・右投左打・動画 |
日本生命のプロ注目の「1番・中堅」、藤本舜(動画)が決勝打を放つなど躍動した。5回2死二、三塁で左中間へ先制2点二塁打を放ち、直後に三盗を成功させて追加点の生還も果たした。「後ろにつなぐことだけを考えた。(三盗は)投球のテンポが一辺倒だったので、行けると思いました」
中部学院大から入社2年目の俊足巧打の外野手。NPB7球団のスカウトの前で50メートル走5秒8の俊足を存分に披露し、「1番打者として出塁率を高めたい」と本戦での、さらなる活躍を誓った。
(9月13日 近畿地区予選 日本生命 3―0 パナソニック)

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「社会人ドラフト候補をどう見ていくか」という問題
2023年08月29日

既に秋季リーグ戦が開幕した北東北大学連盟のように、大学生は「最後の秋」に臨み始めた。プロ野球各球団のスカウトは、野球のU-18W杯や大学の秋季リーグ戦で担当のチーム、選手のチェックを続けていくことになる。
その時期、「社会人の選手をどう見ていくか?」という問題に直面する。ドラフト会議(10月26日)までに公式戦が極端に少ないチームがあるからだ。
社会人野球日本選手権(11月3日開幕)の前に予選はあるが、既に関東ではENEOS、日通、東芝、三菱重工Eastなどは、JABA大会優勝で予選が免除されており、トヨタ自動車は昨年大会優勝とこの夏の都市対抗優勝で、予選は当然ない。対象の選手のドラフト会議前の試合での動きが見られるのは、関東リーグだけということすらある。
最速152キロの古田島成龍投手(動画)、同じく最速152キロの川船龍星投手(動画)という対象右腕2人のいる日通は9月18日にJPアセット証券、3日後の21日に東芝との試合が組まれ、ENEOSは、9月19日に東京ガス、翌20日に茨城トヨペットとの試合があり、そこが対象選手の最終確認となる場合もある。
「公式戦での勝負でないと…」という面、都市対抗のように先発でも短いイニングで交代する場面が多く、ローテーション投手としての適性を見ておきたいスカウト側からすれば、こうした関東リーグのような試合で、長いイニングでの登板で好投すればいいが、そうでないと、社会人の選手に『即戦力』という高い評価が出しにくくなってくる。
各球団のドラフト戦略、戦術は、直前になってもなかなか明らかにならないが、選手は、9月の動きもしっかり追われるはずだ。



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森煌誠(徳島商)社会人入り希望、中日「3年後は…」
2023年08月08日

森煌誠(徳島商高・投手) 183cm・右投右打・動画 |
聖地デビュー戦も、一人で投げ抜いた。徳島商の森煌(動画)は最後の打者への初球に、この日最速の147キロをマーク。5安打1失点、10奪三振、111球で今大会一番乗りの完投勝利を挙げた。「エースとして、絶対にマウンドは誰にも譲りたくない」。主将として12年ぶりに名門の校歌を響かせた。
全49代表でただ一人、地方大会の全試合で完投し、5戦で45回、計593球を投げて3失点。この日で今夏は54回で54Kとした。伝説的OBの板東英二(元中日)は準優勝した58年夏、0―0で延長18回引き分け再試合となった魚津との準々決勝で25奪三振。大会83奪三振は今も最多記録だ。
森煌は大先輩を彷彿とさせるタフネスぶりだ。徳島勢の春夏通算140勝目に導き「(周囲は)名電が勝つと予想していたと思う」と笑わせた。
中日・米村シニアディレクターは社会人入りを希望する森煌に「投手らしい本格派。スケールが大きく、カーブがいい。(ドラフト解禁の)3年後は、いい位置(順位)になる」と飛躍を願った。
(8月7日 夏の甲子園1回戦 徳島商 2―1 愛工大名電)


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スカウトに聞いた川船龍星(日本通運)の評価
2023年07月24日

川船龍星(日本通運・投手) 180cm・右投左打・動画 |
実家は長野・松本城近くで、季節料理やそばが有名な割烹料理店を営んでいた。家業を継ぐことを想定して、松本第一高時代には食物科で資格を取得。しかし、東都2部の拓大から声がかかり、父に料理人の道を断念することを伝え、野球の腕を磨く道を選んだ。
大学3年夏に右肘靱帯損傷も、走り込みとトレーニングに時間を割いたことで下半身が安定。球威が増した。4年秋のリーグ戦で5勝0敗と結果を出したものの、プロ志望届は出さず、練習試合で好投を見せた日本通運への入社が決まった。
「MAXは152キロ。常時140キロ台後半で、ただ速いだけでなく、上から投げ下ろす角度があって、低めをしっかり突ける。フォークが武器でスライダーやカーブなどの変化球も質が高い。高校時代も大学時代もドラフト候補だったのに、プロ志望届を出さなかった。自信を持ってくれれば」(パ・スカウト)
同じくドラフト候補、チームメートでこちらも152キロ右腕・古田島成龍の存在も大きい。チーム内でいいライバル関係を築いており、「任されたところを抑えないと、投げられなくなる。古田島はいいライバル」と話している。


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