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楽天

宮原駿介(東海大静岡)に2球団、楽天が高評価

2024年02月29日

スポーツ報知websiteより (source)

宮原駿介(東海大静岡キャンパス・投手)
175cm・左投左打・動画

今秋のドラフトでプロ入りを目指す男が、上々のスタートを切った。東海大静岡の宮原(動画)が3回を無失点投球だ。2度の登板予定を雨で流して「ウズウズしていた」という男が今季初の対外試合でいきなり146キロをマーク。「そこまで出た感じはしなかった。でも、まだ足りない。リーグで155キロ出したい」と、言い放った。

MAX149キロ左腕は初回、簡単に3者凡退。2回2死から唯一の安打を浴びたものの、3回も3人でピシャリ。「リズムよく行けた。内容も悪くない」。ただ、課題も出た。「三振を狙いにいって少し力んでしまった」。高めに抜けるボールがあったのは修正点だ。

ネット裏ではNPB2球団のスカウトが見守った。阪神の吉野スカウトと並んで初めて宮原を視察したという楽天・部坂スカウトは「この時期に146キロ出れば十分。変化球を投げる時に(フォームが)緩まないのがいい」と、どの球種でも腕の振りが一定している点を評価した。

投げるだけではなく、フィールディング、けん制球など“投手力”を上げることにこだわったオフ。ウェートも週に4~5回取り入れ、特に肩の可動域を広げるなど細部を鍛えてきた。目標のプロ入りへワンランク上の投手像を描いている。

次回は来月3日に社会人野球のロキテクノ富山戦での先発を予定している。5回を投げる予定で「社会人はボール球を振らないのでストライクゾーンで勝負したい。きょうよりも真っすぐの出力を上げていく」。宮原が来月30日のリーグ開幕に向けてペースを上げていく。

(2月28日 練習試合 東海大静岡 2―0 松本大)



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楽天の話題の新人、松田啄磨(ドラフト5位)

2024年01月23日

1/23、スポーツニッポン4面「球界新士録」より 

2023楽天ドラフト5位 松田啄磨
大阪産業大・投手・動画

父の教えを胸にプロの門を叩いた。「頭を使え」――。新調したグラブにも刻まれた言葉は、父・浩明さんから何度もかけられてきた言葉だ。

小学2年で野球を始めてから投手一筋だった。中学時代は名門の枚方ボーイズでプレー。1学年上の世代がロッテ・藤原、広島・小園を擁して全国制覇を果たした一方で、登板機会には恵まれなかった。

雌伏の時はなおも続く。公立の大冠に進学後も直球の最速は130キロ台中盤。今でも1メートル86、74キロと細身だが、「体の成長が追いついていなかった」と振り返る。3年夏の大阪大会では4回戦で大阪桐蔭に6回コールド負け。プロへの道は果てしなく遠かった。

潮目が変わったのは大産大に進学した20年。コロナ禍で全体練習もままならない中、浩明さんとともに徹底的にフォーム改造に取り組んだ。2人でさまざまな投手の動画を見ては良い部分を取り入れ、キャッチボールでフォームを固めた。

浩明さんは素人だったが、松田は「その分、考えが柔軟というか、すぐに切り替えができた。父親の理想に、自分が近づいていくという形でした」と回想する。

自ら「生命線」と語るカーブも習得し、4年春にはリーグ戦で7勝無敗と才能が開花した。「人さし指を立てて投げる。一番握りやすかった」。参考にしたのは、今季から同僚になる岸だった。まだ対面はかなっていないが「とにかく一番最初にあいさつさせてもらいたい」と目を輝かせる。

憧れを抱いてきた先輩右腕が、目の前で生きた教材となる。遅咲きの長身右腕には、たっぷりと伸びしろが残されている。



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楽天の2024ドラフト補強ポイント

2024年01月20日

週刊ベースボール1月29日号「12球団補強ポイント」より
補強の中心はやはり投手だろう。則本昂大が抑えに配置転換されたことを考えてもローテーションの柱を担えるような先発投手は喉から手が出るほどほしい存在。

早川隆久、荘司康誠、古謝樹とは違う、本格派右腕が求められそうだ。入団当初の田中将大のような気迫を前面に押し出す力投型が加入すればバリエーションも豊かになる。



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ドラフト選手の家庭の事情、青野拓海(氷見)

2023年12月06日

12/6、日刊ゲンダイ22面「ドラフト選手の家庭の事情」より 

2023楽天ドラフト8位 青野拓海
氷見高・投手・動画

今秋の支配下ドラフトで12球団最後の72番目の指名を受け、プロの世界に飛び込んだ。漁業が盛んな富山・氷見市で生まれ育った青野は今春、氷見高校(富山)のエースとして、21世紀枠でセンバツに出場した。

「私も妻も、拓海の2つ上の長女も氷見高出身です。中学3年の次女の進路は未定ですが……」。

こう話すのは、青野の父・英治さん(43)だ。高校時代、捕手として夏の富山大会決勝に出場した。が、青野に野球を勧めたことはなく、小学3年時に英治さんの高校時代の先輩が監督を務める窪スポーツ少年団に入団して以降も、指導にはノータッチだった。

「拓海が小、中学生まで試合の審判をすることはあったが、指導は別です。毎日見てくれている監督やコーチがいるのだから、私が口を出すのはどうなのかなと。指導法が食い違うかもしれないので、グッと我慢しました。家でも野球の話はあまりしなかったと思います」(同)

自主的に野球を始めた青野は小学時代から熱心に自主練に励んだ。母・ゆかりさん(41)の話。

「家では主に打撃練習をしていました。お義父さんが器用な方で、拓海のためにリビングの一番大きい窓の外側に屋根付きのテラスを増設してくれました。氷見市は冬は雪が積もりますが、テラスなら関係なく素振りができます。中学までは私もキャッチボールに誘われましたけど、ある日、私が球を捕り損ねて目にぶつけてしまって。幸い大事には至りませんでしたが、漫画で見るようなヒヨコが頭の上を回って……(笑)。もともと気を使って優しめに球を投げてくれていましたが、それ以来はキャッチボールではなく、『ハネを投げて』と頼まれるようになりました。ハンドボールをしている次女(県選抜入り)にも同じようにハネ投げを手伝っています」

西條中では軟式野球部に所属。3年春は全国大会出場を決めたが、コロナ禍で開催中止の憂き目に遭った。窪スポーツ少年団の大鋸賢二監督(当時)が言う。

「センバツ出場が決まった時はウチまで報告に来てくれました。西條中ではコーチとして拓海を見てきて、全国大会中止の無念を知っていただけに、感動はひとしおでした」

氷見高時代の3年間、母のゆかりさんは自宅から学校まで4キロほどの距離を車で送り迎えした。道中は沿岸地域独特の高低差に加え、冬は積雪や路面凍結がある。自転車通学は難しかった。

「野球部の朝練がある日は朝7時に学校へ送り、帰宅してから長女や次女の食事を用意。パート先の保育園に通っていました。夜は20~21時に電話が来るから、迎えに行って……。お風呂から出た直後に電話が来ることもあり、なんで今なの~! と(笑)。長女に手伝ってもらうこともあります。拓海の家での様子? リビングで突然音楽をかけながら、はやりのダンスを披露して、にぎやかしてくれます(笑)」(ゆかりさん)

氷見高時代はチーム事情で投手をしていたが、打撃が評価され、楽天には内野手として入団した。12球団最後の支配下指名選手は、投手戦の均衡をバット一振りで打ち破るような勝負強い右の強打者を目指す。


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楽天6位・中島大輔、スカウト「1番か3番打ってほしい」

2023年11月23日

スポーツ報知websiteより (source)

2023楽天ドラフト6位 中島大輔
青山学院大・外野手・動画

楽天からドラフト6位指名された青学大・中島大輔外野手(動画)が宮城県内で入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸700万円で契約に合意した。交渉に臨んだ中島は「一昨日まで(明治神宮大会で)試合をしていたので実感がなかったけど、やっと実感が湧いてきました」と笑顔を見せた。

50メートル5秒9の俊足が武器。大学時代は主に1番に座り、初球からスイングを仕掛ける思い切りの良さも光る。部坂担当スカウトは「1番か3番(を打って欲しい)。バッティングももう少し力がつけば3番ぐらいはいける」と太鼓判を押した。

青学大の同期である下村、常広はそれぞれ阪神と広島からドラフト1位で指名された。自身は6位と順位は離れており「今、2人の方が注目されて一番差を感じている」と率直な思いも口にした。将来的な目標には首位打者を掲げ「(下村と常広は)リーグは違うけど、いずれは日本シリーズで戦って勝って下克上したい」と熱く語った。



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