ドラフト会議情報局 2024高校生ドラフト候補 2024大学生ドラフト候補 2024社会人ドラフト候補
2024ドラフト指名予想 スカウト評価 ドラフト候補の動画 ホームにもどる
ソフトバンク

金丸夢斗(関西大)、中日・ソフトバンク高評価

2024年03月18日

週刊ベースボールONLINEより (source)

金丸夢斗(関西大・投手)
177cm・左投左打・動画

「自信」が「確信」に変わった。関大の153キロ左腕・金丸夢斗(動画)は3月17日、慶大とのオープン戦で先発。試合前から冷たい雨が降り注ぎ、プレーボール後は一旦上がったが、再び、降り出し、厳しいコンディションだった。

「リーグ戦でも、こういう状況でやる可能性はあるので……。気になることはなかった」。淡々とキレのあるボールを投げ込み、5回5安打無失点と、貫録の投球を見せた。与えた四球は1。

「昨年の日本一チーム(慶大は明治神宮大会優勝)にどこまで通用するか、証明できた。真っすぐで抑えられたのはよかった」。収穫多きマウンドとなった(試合は3対3。慶大の6回表の攻撃終了で打ち切り)。

金丸は井端弘和監督が指揮する侍ジャパントップチームに名を連ねた。欧州代表との第2戦(3月7日)で先発して、2イニングをパーフェクトに封じた。知名度は一気に全国区に。この日の慶大戦も、悪天候にも関わらず、多くの観衆が関大グラウンドに詰めかけた。

「自分のピッチングに集中する。周りのことは気にしません」とマイペースを強調。一度、侍ジャパンにピークを持っていったが「落とし過ぎずに、6~7割ぐらい」と、この日のオープン戦に照準を合わせてきたという。

5安打を浴びるも、失点は許さない。要所では三振を奪い、力で圧倒した(計6奪三振)。「好打者を相手にいかに粘れるか。変化球が大事になってくる。とても勉強になった試合」最速149キロのストレートは、指のかかりが良く、伸びが抜群だった。

この日はカーブを封印。スライダー、チェンジアップ、そして得意のスプリットで的を絞らせなかった。「大学トップチームが相手で、挑戦者の気持ちで投げた」。最終学年に悲願の「大学日本一」を目指す上で、慶大打線を封じ、確かな手応えをつかんだ。

この日はNPB5球団7人が視察。中日・松永スカウト部長は「力は分かっている。悪条件の中でも、ストライクをしっかり取っていた。(開幕前の)この時期ですので、普通に投げてくれれば十分。ケガなく、春、秋のリーグ戦を投げてくれれば。真っすぐの強さ、変化球の精度。完成された投手です」と高評価を与えた。

ソフトバンク・稲嶺スカウトも「ストライク率が高い」と制球力を絶賛し「コンディションが厳しい中でも、非常に丁寧に投げていた。さすがです。この時期にしては上出来。順調にきている」と語った。

(3月17日 練習試合 関西大 3―3 慶応大)



金丸君のスカウト評はこちら

金丸君のピッチング動画はこちら

draftkaigi at 15:28|この記事のURL

日本航空兄弟校対決に中日・ソフトバンク視察

2024年03月03日

スポーツ報知websiteより (source)
高校野球の練習試合が解禁され、センバツ出場の日本航空石川は兄弟校の日本航空と今年初の対外試合に臨み、12―4で快勝発進した。

開幕セレモニーを経て、プレーボールとなった一戦。中日とソフトバンクのスカウトが視察に訪れる中、先発した身長184センチの1年生左腕・猶明光絆がこの日最速140キロのストレートを軸に5回を1安打1失点。6四死球と制球に課題を残したが、しっかりとゲームメイクした。打線も5回には打者11人の猛攻で一挙7得点。破壊力を見せた。

同校の輪島市内にある能登空港キャンパスは、元日の能登半島地震で甚大な被害を受け、ナインは山梨キャンパスに移住し、センバツに向けて準備を進める。

中村隆監督は「初戦ということで、序盤は普段見られないような硬さが出ていたが、中盤から終盤にかけて打線が頑張り、自分たちのリズムはつかめてきた。反省は多い内容だったが、勝利できて少しホッとしています」と語った。

「グラウンドをお借りしている山梨校と初戦にやらせてもらえるのは光栄。感謝の気持ちを持って試合をさせていただきました。まずはしっかり投手を確立し、内野の守備を安定させていきたい」とセンバツ本戦を見据えていた。

(3月2日 練習試合 日本航空石川 12―4 日本航空)


draftkaigi at 06:50|この記事のURL

ソフトバンクの育成新人8人紹介、佐倉侠史朗

2024年02月27日

2/27、スポーツニッポン4面より 

2023ソフトバンク育成3位 佐倉俠史朗
九州国際大付高・一塁手・動画

スラッガーとして胸が高鳴った。ソフトバンク育成ドラフト3位・佐倉(動画)は斉藤和巳4軍監督に連れられ、タマスタ筑後を訪れた王会長にあいさつした。高校では1年時から、のちにチームメートとなる前田悠(大阪桐蔭)らと“高校四天王”と呼ばれた男はストレートにぶつけた。

「どうやったら800本打てるんですか」。王会長は現役時代、世界記録となる通算868本の本塁打を放った。佐倉は会長の訪問を聞かされたときから、打撃について質問しようとずっと思っていたという。

「(会長は)インパクト命って言われて。ミートを丁寧にすることと、筋力、振る力をつけるのは素振りが大事だから」と金言を授かった。「素振りが基本と自分も思っているので。それができなければ、打てないんだな、っていうのはもう一度、確認できました。入ってすぐの状態で聞けたことがよかったと思います」と感謝しきりだった。

佐倉の最大の魅力はバッティングだが、「(チームには)凄いバッターがたくさんいるので、いいところをしっかりまねして、積極的に質問して、全部自分のためになることができたらなと思います」と貪欲だ。

中でも1月にファーム施設であいさつをした西武からFAで加入した山川の打撃理論はYouTubeで見て勉強してきた。特に中堅方向に強い打球を意識すること、ボールに対してバットの入れ方などを参考にして素振りから実践している。

「木製の打ち方が少しずつ上がってきたのかなというのはある。まだまだ足りないところがいっぱいあるので、聞いてみたいなって思います」と“弟子入り”を狙っている。

見守る斉藤4軍監督は「あそこまでバットを振れるのは、もともと持っている彼の能力ですから」とスイング力を評価する。「あとはいいキャラクターをしている。非常に楽しみですよ」とも言った。キャンプ休養日の新人体験で、収穫したいちごのあまおうを「ほぼ、ジュースです」とぺろりと平らげるなど、ムードメーカーな一面を持っている。

来月からは実戦も本格的に始まる。直球だけでなく、プロの変化球にも対応しなければいけない。佐倉は「しっかり場数を踏んで結果を残さなければいけない」と気を引き締める。小学校からのホークスファンが憧れのユニホームを着た。

「3年目に支配下になって、5年目で1軍に絶対に上がってレギュラーを獲ってというのはイメージしています」と未来予想図を描いた。



下は2023年育成ドラフトでソフトバンクが指名した選手です。佐倉侠史朗は3位指名入団。スカウト評はこちら

ソフトバンクの2023育成指名選手
1位 大泉 周也 BCリーグ福島 外野手
2位 宮里 優吾 東京農業大 投手
3位 佐倉 侠史朗 九州国際大付高 内野手
4位 中沢 恒貴 八戸学院光星高 内野手
5位 星野 恒太朗 駒沢大 投手
6位 藤原 大翔 飯塚高 投手
7位 藤田 淳平 四国IL徳島 投手
8位 長水 啓真 京都国際高 投手
プロ入り後の成績




draftkaigi at 06:59|この記事のURL

ソフトバンクの話題の新人、沢柳亮太郎(ドラフト5位)

2024年01月21日

1/21、スポーツニッポン4面「球界新士録」より 

2023ソフトBドラフト5位 沢柳亮太郎
ロキテクノ富山・投手・動画

ソフトバンク5位・沢柳(動画)は「諦める」という言葉が嫌い。壁にぶつかっても意志を貫き、挑み続け、5位指名を受けた。ロキテクノ富山では創部12年目で初めてドラフト指名を受けたが、入部は自らの売り込みからだ。

「自己紹介文をメールで野球部のある企業4、5社に送付し、返事をいただけたのがロキテクノ富山でした」。

入社し、製造部に所属。産業用精密ろ過フィルターを作りつつ、練習では西武、ソフトバンクなどで捕手として活躍した細川亨バッテリーコーチに基礎を叩き込まれた。「試合中にノートで配球のメモを取り続けた。先発と中継ぎの組み立ての違いから教わった」。

過酷なランニングメニューも自ら考案。200メートルに規定タイムを設定し、最低25本。元阪神の藤田太陽監督も「とにかく走るし、きついトレーニングをしていた」と認める。

努力は誰かが見ている。そして伝わる。ソフトバンクのスカウトが投球映像をチェックして驚いたのが最速151キロの直球の切れよりも変化球の落差だった。「2種類のカットボールとドロップカーブのホップ量の凄さと落差幅が55~60センチ。お宝を発掘した気分でした」と福山龍太郎アマスカウトチーフ。

セットアッパーとして、即戦力の期待を寄せる。「プロに近くない時から“プロになる”と言い聞かせてきた。周囲からも“有言実行したね”と言われたし、やり切るまでやる」。

高校は父親に「自分の力で行け」と言われ一般生として野球部に入部。大学は2部リーグだった。無名だろうが関係ない。「目標は大きく。千賀さんのように、はい上がってメジャーを狙う」。言ったからには諦めない。



沢柳君のスカウト評はこちら

沢柳君のピッチング動画はこちら

draftkaigi at 10:00|この記事のURL

ソフトバンクの2024ドラフト補強ポイント

2024年01月20日

週刊ベースボール1月29日号「12球団補強ポイント」より
投手以上に野手の世代交代が進まず、今年も主力に30歳オーバーが並ぶようなら、事態はさらに深刻化する。

その点において、明大・宗山塁(動画)は競合を覚悟の上でも獲りにいく価値あり。大学入学時からずっと熱視線を送っており、守備力を高く評価。アマ球界トップの遊撃手とあって、2025年には34歳を迎える今宮健太の後継者に申し分ない。



ソフトバンクの歴代ドラフト指名選手はこちら


draftkaigi at 07:05|この記事のURL


ドラフトニュース検索