オリックスドラ8・沢田圭佑、監督が評価「実戦向き」
2017年02月27日

2016オリックスドラフト8位 沢田圭佑 立教大・投手・動画 |
開幕1軍あるぞ!。オリックスのドラフト8位・沢田(動画)が韓国・斗山との練習試合で1回無失点と好投し、猛アピールに成功した。「(スライダーなどの)変化球でカウントを整えて、直球で勝負できた。コースは間違えなかったので良かったです」
7回に4番手で登板。独特の間合いからテンポ良く投げ込み3者凡退に仕留めた。先発のドラフト1位・山岡(東京ガス)が3回3失点、2番手の同5位・小林(日本生命)が2被弾を含む2回4失点。両軍合わせ23安打の乱打戦だったが、快投で試合を引き締めた。
これで18日の練習試合・広島戦から実戦3試合で3回を無安打零封。首脳陣の評価も上昇中だ。福良監督が「高めのボールでもファウルが取れるし、実戦向きだと思う」と言えば、星野投手コーチも「しばらくはこっち(1軍)で。複数回とか連投が可能かとか、いろいろ見ていきたい」と高評価した。
3月5日に侍ジャパンとの強化試合(京セラドーム)が組まれ、状況次第では大阪桐蔭時代の同級生・藤浪と投げ合う可能性もある。「やっているレベルが違うので。自分は自分で足元を見据えてやっていきたい」。まずは定位置をつかみ取る。
(2月26日 練習試合、オリックス 13―7韓国斗山)

オリックスの2016ドラフト指名選手 | |||
1位 | 山岡 泰輔 | 東京ガス | 投手 |
2位 | 黒木 優太 | 立正大 | 投手 |
3位 | 岡崎 大輔 | 花咲徳栄高 | 内野手 |
4位 | 山本 由伸 | 都城高 | 投手 |
5位 | 小林 慶祐 | 日本生命 | 投手 |
6位 | 山崎 颯一郎 | 敦賀気比高 | 投手 |
7位 | 飯田 大祐 | ホンダ鈴鹿 | 捕手 |
8位 | 沢田 圭佑 | 立教大 | 投手 |
9位 | 根本 薫 | 霞ケ浦高 | 外野手 |
育1 | 張 奕 | 日本経済大 | 外野手 |
育2 | 榊原 翼 | 浦和学院高 | 投手 |
育3 | 神戸 文也 | 立正大 | 投手 |
育4 | 坂本 一将 | BCL・石川 | 内野手 |
育5 | 中道 勝士 | 明治大 | 捕手 |
中日ドラ5・藤嶋健人、ホロ苦デビューも収穫あり
2017年02月26日

2016中日ドラフト5位 藤嶋健人 東邦高・投手・動画 |
中日ドラフト5位の藤嶋健人投手(動画)が25日、読谷球場でプロ入り後初となる実戦形式のシート打撃に登板。1イニング、打者6人と対戦し、2安打1四球の2失点とホロ苦いデビューとなったが、大きく崩れることなく、きっちりと潜在能力を示してみせた。
「渡辺さんには悪いカウントになったけど、カットボールで詰まらせてライトフライに打ち取れたことが収穫でした」。先頭打者の渡辺には2ボール1ストライクから、持ち味である切れ味鋭い変化球をコーナーに制球できたことを、藤嶋は唯一の収穫として口にした。
それ以降の打者には打たれはしたが「体が前に突っ込んでしまって、変化球の制球が悪くなって、ストライクを取りにいった真っすぐを狙い撃ちされました」。並の高卒新人なら落ち込むところを、打たれた原因をしっかりと自己分析し、次への課題に掲げるあたりに将来性をうかがわせる。
小笠原投手コーチも「大きな球のばらつきもなく、だいたいまとまっていた。今後の様子をみてだけど、実戦に入っていける段階にきている」と評価した。

中日の2016ドラフト指名選手 | |||
1位 | 柳 裕也 | 明治大 | 投手 |
2位 | 京田 陽太 | 日本大 | 内野手 |
3位 | 石垣 雅海 | 酒田南高 | 内野手 |
4位 | 笠原 祥太郎 | 新潟医療福祉大 | 投手 |
5位 | 藤嶋 健人 | 東邦高 | 投手 |
6位 | 丸山 泰資 | 東海大 | 投手 |
育1 | 木下 雄介 | 四国IL・徳島 | 投手 |
楽天ドラ2・池田隆英、1回4失点とホロ苦デビュー

2016楽天ドラフト2位 池田隆英 創価大・投手・動画 |
楽天のドラフト2位・池田隆英投手(動画)が25日、練習試合・西武戦で実戦初登板した。八回から1回を投げて4安打4失点、2四球を与えるホロ苦いデビューとなった。
直球は140キロ台後半を連発し、最速149キロ。それでも、得意のカーブでストライクが取れず、直球をことごとく痛打された。「そりゃ真っすぐだけじゃ打たれますよね。コンビネーションで打ち取るのがスタイルなのに」と反省した。
キャンプ中に右手中指のマメや下半身の疲労などで投げ込みが不足した背景もあるが、与田投手コーチは「悔しいだろうけど、いい収穫」と話した。高校、大学のチームメートであるソフトバンクのドラフト1位・田中に対し、闘争心を秘める右腕。生き残りをかけていく。
(2月25日 練習試合 楽天 9―7 西武)

楽天の2016ドラフト指名選手 | |||
1位 | 藤平 尚真 | 横浜高 | 投手 |
2位 | 池田 隆英 | 創価大 | 投手 |
3位 | 田中 和基 | 立教大 | 外野手 |
4位 | 菅原 秀 | 大阪体育大 | 投手 |
5位 | 森原 康平 | 新日鉄住金広畑 | 投手 |
6位 | 鶴田 圭祐 | 帝京大・準硬式 | 投手 |
7位 | 野元 浩輝 | 佐世保工高 | 投手 |
8位 | 石原 彪 | 京都翔英高 | 捕手 |
9位 | 高梨 雄平 | JX-ENEOS | 投手 |
10位 | 西口 直人 | 甲賀専門学校 | 投手 |
育1 | 千葉 耕太 | 花巻東高 | 投手 |
育2 | 南 要輔 | 明星大 | 内野手 |
育3 | 向谷 拓巳 | BFL・兵庫 | 内野手 |
育4 | 木村 敏靖 | 履正社専門学校 | 投手 |
西武ドラ3・源田壮亮、攻守に大活躍!

2016西武ドラフト3位 源田壮亮 トヨタ自動車・遊撃手・動画 |
堅守巧打で売り出し中 西武のドラフト3位・源田壮亮内野手(動画)が「開幕ショート」へ大きく前進した。25日、楽天との練習試合に「9番・遊撃」で先発出場。堅実な守備に加えて2安打を放つなどレギュラー不在のポジションでアピールしたルーキーに、辻監督も「競争で一歩リードしている」と評価した。
中村やメヒアらが出場するなど1軍主体のA班で初となった対外試合。源田は3回1死二塁から遊ゴロでスタートを切った二走を「動きが見えていた」と三塁でアウトにするなど6度の守備機会を堅実にこなした。「キャンプでやってきたことが、少しは出せた」と控えめに手応えを示した。
遊撃のポジションを争う水江や呉念庭は、練習段階から二塁や三塁を守る機会が多く、定位置争いは源田が先行している。打撃でも5回に三塁内野安打、8回にも右前打。辻監督は「守備は安心して見られる。打撃も実戦向き」とうなずいた。
「いいプレーも継続してやっていかないと」。周囲の賛辞にも、源田は貪欲な姿勢を崩さない。中島(現オリックス)が移籍してから空白となっていたポジションを「レオのゲンさん」が射止めそうな勢いだ。
(2月25日 練習試合 楽天 9―7 西武)

西武の2016ドラフト指名選手 | |||
1位 | 今井 達也 | 作新学院高 | 投手 |
2位 | 中塚 駿太 | 白鴎大 | 投手 |
3位 | 源田 壮亮 | トヨタ自動車 | 内野手 |
4位 | 鈴木 将平 | 静岡高 | 外野手 |
5位 | 平井 克典 | ホンダ鈴鹿 | 投手 |
6位 | 田村 伊知郎 | 立教大 | 投手 |
阪神ドラ5・糸原健斗、監督の評価は上昇一途

2016阪神ドラフト5位 糸原健斗 JX-ENEOS・二塁手兼三塁手・動画 |
即戦力野手として、勝負強さを発揮した。「8番・二塁」で先発した阪神のドラフト5位・糸原(動画)は、2点リードの4回1死満塁の好機で右前に2点適時打を放った。カウント2―2からメンドーサの甘く入ったツーシームを鋭く振り抜いた。
球団新人がオープン戦開幕戦で適時打を放つのは01年赤星以来、16年ぶり。赤星も先発出場で記録しており、糸原にとっては同年に新人王を獲得した先輩に続く絶好の滑り出しとなった。「チャンスだったので、なんとかしようと。低め(の変化球)は絶対に振らないようにと思っていました」
持ち味を「勝負強い打撃」と言い切る自信は、練習で培われている。フリー打撃ではチャンスの場面を想定して打ち返す。「本番で固くならないように、練習でプレッシャーを」と、常に実践モードで取り組んでいる。
開星高時代の監督で恩師である野々村直通氏の教えも大きい。「“この打席で打てなかったら死ぬんだ”というぐらいの思いで打席に立て!」の言葉は今も胸に刻んでいる。1打席、いや1球も無駄にできないアピールの場で「死ぬ気」で打席に入り結果を残した。
2回の守備ではレアードの中堅前方の飛球を遊撃の北條と交錯しながらもキャッチ。大事には至らず「お互い必死だった。自分の守備範囲だったので、絶対にお見合いしないように」と守備でも強気な姿勢を示した。
実戦で臆せずプレーするルーキーに対し、金本監督も「毎回、毎回、良い味を出している。何か見せてくれるね。(2回の守備も)ナイスプレーだったね」と目を細め、評価は上がる一方だ。
それでも、帰りのバスに乗り込む糸原の表情が険しかったのは、適時打以外は結果が出なかったからか。特に9回の第5打席で空振り三振に倒れた際には、悔しさをあらわにした。定位置を獲るにはまだまだ足りない・・・。最後まで笑顔はなかった。
(2月25日 オープン戦 阪神 11―3 日本ハム)

阪神の2016ドラフト指名選手 | |||
1位 | 大山 悠輔 | 白鴎大 | 内野手 |
2位 | 小野 泰己 | 富士大 | 投手 |
3位 | 才木 浩人 | 須磨翔風高 | 投手 |
4位 | 浜地 真澄 | 福岡大大濠高 | 投手 |
5位 | 糸原 健斗 | JX-ENEOS | 内野手 |
6位 | 福永 春吾 | 四国IL・徳島 | 投手 |
7位 | 長坂 拳弥 | 東北福祉大 | 捕手 |
8位 | 藤谷 洸介 | パナソニック | 投手 |