巨人ドラ7・廖任磊が1軍昇格、「全力アピールする」
2017年03月03日

2016巨人ドラフト7位 廖任磊 開南大卒(台湾)・投手・動画 |
巨人のドラフト7位・廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(動画)が3日から1軍に合流する。今回の昇格はテストの意味合いが強いが、猛アピールに成功すれば、1軍残留の可能性もある。2日はG球場で2軍練習に参加した右腕は「全力でアピールしたい」と千載一遇のチャンスをつかみ取る決意を示した。
ついにこの時がきた。台湾からやってきた身長201センチ、125キロの大型右腕は夢の舞台を前に興奮していた。「気持ちは半分半分ですね。緊張と楽しみがあります」と、目をきらきらと輝かせた。
尾花投手コーチはリャオの昇格について「見たことがないから見ることが目的」と説明した。主力級に比べて起用の優先順位は低いが、魅力があるからこそ1軍に呼ばれたことも事実だ。デビューは早ければ4日の日本ハムとのオープン戦。少ない機会を生かし、1軍残留を勝ち取るには、誰もが納得する投球が必要になる。
ワンチャンスをモノにし、1軍に定着した同郷のスターがいる。台湾出身で同じ背番号97を背負った呂明賜氏だ。1988年に来日するや初打席初本塁打。1年目から16発を放った。「第3の外国人」という位置付けから巨人の第51代4番にまで上り詰めた経歴は、今回ルーキーが目指す道と重なる。
この日、リャオはブルペンで26球を投げ、準備を整えた。呂明賜氏の話題になると、「もちろん知っていますよ。台湾のレジェンドです!」と声のトーンを上げた。
すでにファームの実戦では最速150キロをマークするなど、大先輩ばりの鮮烈デビューを果たす予感は十分にある。「直球をしっかり投げ込みたい」と持ち味をフルにアピールすることを誓った規格外ルーキー。約30年越しとなる伝説継承を狙う。

巨人の2016ドラフト指名選手 | |||
1位 | 吉川 尚輝 | 中京学院大 | 内野手 |
2位 | 畠 世周 | 近畿大 | 投手 |
3位 | 谷岡 竜平 | 東芝 | 投手 |
4位 | 池田 駿 | ヤマハ | 投手 |
5位 | 高田 萌生 | 創志学園高 | 投手 |
6位 | 大江 竜聖 | 二松学舎大付高 | 投手 |
7位 | 廖 任磊 | 台湾・開南大 | 投手 |
育1 | 高井 俊 | BCL・新潟 | 投手 |
育2 | 加藤 脩平 | 磐田東高 | 外野手 |
育3 | 山川 和大 | BFL・兵庫 | 投手 |
育4 | 坂本 工宜 | 関学大・準硬式 | 投手 |
育5 | 松原 聖弥 | 明星大 | 外野手 |
育6 | 高山 竜太朗 | 九州産業大 | 捕手 |
育7 | 堀岡 隼人 | 青森山田高 | 投手 |
育8 | 松沢 裕介 | 四国IL・香川 | 外野手 |
draftkaigi at 07:06│
│巨人