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関本勇輔(履正社)、阪神「父親に似たタイプの打者」

2020年08月08日

8/8、サンケイスポーツ6面より

関本勇輔(履正社高・捕手)
177cm・右投右打・動画

打順降格の悔しさをバットで晴らし、履正社・関本(動画)がチームの8強進出に貢献した。父・賢太郎氏の見守る前で、3安打2打点と快音を響かせた。「4番にこだわってきました。悔しかった。4番に戻るためには打つしかない。その悔しさがいい結果になりました」

新チームで4番を外されたのは初めて。打撃不振の影響で、主将としてチーム全体への気配りができなくなっていた。迷いに気づいた岡田龍生監督が下した「5番・捕手」での起用で反発力をみせつけた。

0-1の一回2死一、三塁からスライダーを右中間へ弾き返し、同点二塁打。これで波に乗ると三回は右前打、五回1死二塁では左翼線へ適時二塁打。六回は、投手の負担を軽減させるため、コールド勝ちを狙うチーム方針でバントも決めた。

「練習はしていましたが、お父さんもバントがうまかった。その血が入っているのかも」。父は1試合4犠打のプロ野球タイ記録を持つバントの名手だ。

5球団7人のスカウトが熱視線を送り、阪神・和田TAは「何番でも自分の仕事に徹していた。見極めもよく、ストライクゾーンをひと振りで仕留められる。そういうところはお父さんに似ている」と目を細めた。父は「(不振の)焦りもあり、葛藤と戦って結果を出すことは大変。それを打ち破れたのではないかな」と成長を喜んだ。

4日の阿武野戦後は眠れぬ夜もあった。自宅では素振り中心の自主練が日課だが「一番遅いときは(午後)11時半までやりますが、一度不安になって起きました。素振りは納得するまでやります」。そんな不安はこの日、吹き飛ばした。

この日行われた抽選の結果、勝ち進めば大会の最終戦となる10日の準決勝で、大阪桐蔭とぶつかる。大阪府屈指の強豪校同士の大一番に向けて「気持ちを前面に出すプレーになる」と気合を込めた。高校最後の夏、勝利は譲らない。

(8月7日 大阪大会5回戦 履正社 8―1 関大一)



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draftkaigi at 06:53│ │阪神 
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