井崎燦志郎(福岡)に10球団集結、中日が高評価
2021年07月09日

井崎燦志郎(福岡高・投手) 188cm・右投右打・動画 |
県内屈指の進学校・福岡のドラフト候補で最速149キロ右腕・井崎燦志郎投手(動画)は、初戦で散った。
筑紫台戦に先発も、力みや雨によるグラウンドコンディション不良の影響などで6回0/3を5安打4失点。国内10球団24人のスカウトが視察した中、最速145キロの直球も披露し潜在能力の高さをのぞかせたが、実力を出しきれなかった。
名前のごとく“燦々”と輝けずに散った。ソフトバンク6人をはじめ10球団24人のスカウトが視察する中で実力を出しきれず、夏初戦で6回0/3を5安打4失点(自責4)。
雨の中、帰路の足どりは重く「1年生の時からチームメートに迷惑をかけてきたので、夏は自分のピッチングで勝利を挙げたかった。こういう結果になり申し訳ない」と肩を落とした。
「夏の初戦は負けたら終わりなので緊張しました」と力み、1回から制球が定まらなかったが、なんとか3回まで無失点で耐えた。だが、雨で試合中断後の4回につかまった。緩いグラウンドコンディションの影響で抜ける球が増え「足場が悪く左打者のインコースに抜ける球が多くなった」。
二塁手の失策や、自身の一塁悪送球や暴投などミスが重なり3失点。四球から暴投で走者を進めた7回無死二塁。「体の開きが早くなり、球が抜けた」という理由で降板した。
この日は95球を要し5四死球の一方で7奪三振。この日最速145キロを記録したキレのある直球でスカウトをうならせる場面もあった。中日・三瀬スカウトは「数は少なかったが指にかかった時のボールは目を見張るものがある。そういうボールが増えると、いい投手になると思う」と評した。
九大に100人の合格者を出すなど、県内屈指の進学校にあって、元々は筑波大、早大、慶大などで野球を続ける考えがあったが、プロ志望に変更。あらためて「(プロ入りを)意識しています」とし、さらなる高みへの挑戦を誓った。
(7月8日 福岡大会2回戦 筑紫台 4―2 福岡)

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│中日