斉藤汰直(武庫荘総合)、中日「野球センス感じる」
2021年07月12日

斉藤汰直(武庫荘総合高・投手) 182cm・右投右打・動画 |
プロ注目の最速149キロ右腕、武庫荘総合高の斉藤汰直投手(動画)が4イニングを2安打5三振の無失点で、初戦を突破した。「力感で言うと70くらい。立ち上がりに初球の入り方であったり、自分の甘さが出たのが反省点です」
初回はいきなり先頭打者に死球を当て、2死二塁で4番の町田大賀中堅手に左前打を努した。ここは野手の中継プレーで本塁生還を阻止。失点を防ぐと、その裏に4番を打つ自らが先制左前適時打を放ち、一挙6得点の猛攻を呼んだ。
182センチ、86キロ。植田茂樹監督は「スカウトの方が見に来るたびに、体が大きくなっている、と言われます」。
この日、プロスカウトが計測したスピードガンでは最速145キロ。視察した中日・中田アマスカウトアドバイザーは「良い投手。もう少しスピードが出てくると良いんだが、省エネだったのかも。身のこなしとか打撃を見ると野球センスを感じる」と評した。
斉藤の指導に加わっているのは阪神、阪急で活躍した元投手で、オリックスのスカウトも務めた谷村智啓さん。「故障しないための体の使い方、バランス良く投げる体の使い方など基本的なことを教えているだけ」と話す。
勝ち進めば4回戦で今春のセンバツ大会に出場した神戸国際大付と当たる。「そこで1―0完封したら本物ということ」と期待を寄せた。
(7月11日 兵庫大会2回戦 武庫荘総合 10―0 明石高専)


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│中日