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森翔平(三菱重工West)、中日「力は文句なし」

2021年09月10日

中日スポーツwebsiteより (source)

森翔平(三菱重工West・投手)
177cm・左投左打・動画

今秋ドラフト候補の最速149キロ左腕、三菱重工Westの森翔平投手(動画)がマツゲン箕島硬式野球部との1回戦で、7イニングを3安打、7奪三振の無失点に封じた。

「調子はあまり良くなかったんですが、野手に守ってもらって何とかゼロに抑えられたのは良かったです。変化球であまりストライクを取れなかったので簡単にカウント1ボール2ストライクとかつくれたら、もっとシャキッとしたピッチングができたかなと思います」

立ち上がりに課題を持つだけに、ブルペンでの準備は全力投球。「初回からフルにいけるようになっているが、まだ微妙な感じです」と言う。初回の先頭打者にいきなり四球。それでも自己最速タイの149キロを計測するなど直球で押した。次打者を三ゴロ併殺で切り抜け、3人で終えた。

2回からはチェンジアップも決まり、4回まではスイスイ。5回は2死から連打されたものの、最後はフルカウントまで粘られながらも遊ゴロ。6回は1死満塁で二直併殺。7回は三者三振で締めくくった。

177センチ、77キロの左腕。鳥取商では甲子園経験はなく、関西大で2年前(2019年)の秋に明治神宮大会準優勝の原動力となった。今春はフォーム改造に着手した。

「力感なくピュッといく球を追求しましたが、大学(関西大)に行ったときに山口(高志)さんに『軽いっ!』と言われて。原点に戻ったというか、右足を上げたときにしっかりと立って、タテに体を使う。感覚的に強い球が戻ってきたかなと思います」

山口さんとは、かつて阪急で活躍した伝説の豪腕投手。阪神コーチ時代には、藤川球児の「火の玉ストレート」を生む支えとなった指導者だ。現在は関西大でアドバイザリー・スタッフを務める。大学4年のときに開花した森にとっても恩師だ。

ネット裏には11球団のスカウトが集まり、森の投球に注目した。中日・中田アマスカウトアドバイザーは「力は文句なしにある。微妙な制球が課題。立ち上がりは特に、球威があってもちょっとズレて、ボールになる。実戦が足りてないからかもしれないが、そこを修正できるようになればもっと良くなる」と話す。

10月11日のドラフトまであと1カ月余り。森もプロ入りを意識しているが、今は都市対抗出場へ集中している。昨年はNTT西日本の補強選手として経験したが、貢献できたとは言えなかった。「今度は自分のチームで行きたい。僕がチームを都市対抗に行かせないといけない」

社会人2年目で、都市対抗予選の初勝利をつかんだ。ドラフト指名を待つ前に、まず都市対抗への切符をつかむ。

(9月9日 近畿地区2次予選 三菱重工Wes t10―0 マツゲン箕島硬式野球部)



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draftkaigi at 06:52│ │中日 
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