仲地礼亜(沖縄大)に12球団集結、ソフトBが高評価
2022年05月17日
5/17、西日本スポーツ18面より
ネット裏にはプロ野球の全12球団、30人のスカウトが陣取っていた。視線の先にいたのは、沖縄大の最速151キロ右腕、仲地(動画)だ。宮崎産経大に4失点(自責2)しながら、10三振を奪って131球で完投。劇的な逆転サヨナラ勝ちを呼び込んだ。
昨秋の優勝校との対戦で「抑えようと無駄に力が入った」と序盤は直球が走らなかった。3回までに3点を失ったが、4回以降は「気持ちをリセットしてうまくはまった」と修正して、尻上がりに調子を上げた。
この日も直球はほとんどが140キロ超。5回2死二塁ではこの日最速の149キロで4番を空振り三振。犠飛で1点を失った7回は148キロで空振り三振を奪ってピンチを切り抜け、大城監督も「7回を1点で抑えてくれたからサヨナラを決められた」と目を細めた。
昨年のリーグ戦では8回コールドで18奪三振を記録した右腕は、冬場の下半身トレーニングで大きく成長。体重は6キロ増え、球速も昨秋から2キロ伸びて150キロの大台を突破。ソフトバンク・小川GM補佐は「体の強さを生かした投げ方をしている。完成度の高い投手」と高評価した。
昨年の全日本大学選手権は1失点完投で名城大に敗れた。「今年は全国で勝ちたい」。関係者によると、沖縄の大学からドラフト指名を受けた選手はいないという。「プロは本人の夢であり、沖縄の夢でもある」と大城監督。日本復帰50年の年に新たな歴史をつくるかもしれない。
(5月16日 九州地区大学野球 沖縄大 5―4 宮崎産経大)
仲地君のピッチング動画はこちら
仲地礼亜(沖縄大・投手) 178cm・右投右打・動画 |
ネット裏にはプロ野球の全12球団、30人のスカウトが陣取っていた。視線の先にいたのは、沖縄大の最速151キロ右腕、仲地(動画)だ。宮崎産経大に4失点(自責2)しながら、10三振を奪って131球で完投。劇的な逆転サヨナラ勝ちを呼び込んだ。
昨秋の優勝校との対戦で「抑えようと無駄に力が入った」と序盤は直球が走らなかった。3回までに3点を失ったが、4回以降は「気持ちをリセットしてうまくはまった」と修正して、尻上がりに調子を上げた。
この日も直球はほとんどが140キロ超。5回2死二塁ではこの日最速の149キロで4番を空振り三振。犠飛で1点を失った7回は148キロで空振り三振を奪ってピンチを切り抜け、大城監督も「7回を1点で抑えてくれたからサヨナラを決められた」と目を細めた。
昨年のリーグ戦では8回コールドで18奪三振を記録した右腕は、冬場の下半身トレーニングで大きく成長。体重は6キロ増え、球速も昨秋から2キロ伸びて150キロの大台を突破。ソフトバンク・小川GM補佐は「体の強さを生かした投げ方をしている。完成度の高い投手」と高評価した。
昨年の全日本大学選手権は1失点完投で名城大に敗れた。「今年は全国で勝ちたい」。関係者によると、沖縄の大学からドラフト指名を受けた選手はいないという。「プロは本人の夢であり、沖縄の夢でもある」と大城監督。日本復帰50年の年に新たな歴史をつくるかもしれない。
(5月16日 九州地区大学野球 沖縄大 5―4 宮崎産経大)
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