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FA加藤貴之(日ハム)、巨人・阪神・ロッテの争奪戦か

2023年07月28日

7/28、日刊ゲンダイ27面より 

2015日本ハムドラフト2位 加藤貴之
新日鉄住金かずさマジック・投手

26日の伝統の一戦は、阪神が七回に逆転に成功し、巨人に連勝した。両軍による因縁の対戦はこのオフ、グラウンド外に舞台を移し、FA補強を巡って激しく火花を散らしそうだ。ターゲットは今年4月に国内FA権を取得した日本ハムの左腕・加藤貴之(2015日ハム2位)である。

加藤は今季、最下位をひた走るチームにあって、ここまで5勝7敗ながら防御率は2.61。高い制球力と巧みな投球術を誇り、無四球完投はリーグ最多の3度。球界きっての技巧派投手だ。

昨オフは1億3500万円の単年契約でサインし、球団の複数年契約の提示を固辞した。本人はチームへの愛着はあるようだが、FA権を取得した際には「まさか取れると思ってなかった。シーズンが始まったばかりなので、まだ何も考えていない」と多くを語らなかった。

千葉出身ということもあり、地元のロッテが熱視線を送っていると囁かれる中、セ・リーグ球団の人気も高い。「特に巨人阪神が動向を注視しています」と、球界OBがこう続ける。

「加藤はセ相手の交流戦でも遺憾なく実力を発揮しています。昨季は4試合に先発し、1勝0敗で防御率は0.00。今季も0勝3敗ながら、全試合でQS(6回以上を自責点3以内)を達成している。強力打線を擁するDeNA相手に、狭い横浜スタジアムで8回2失点。セ球団に移籍しても、十分に活躍できるはずです」

巨人、阪神に限らず、加藤クラスの先発投手はどの球団も喉から手が出るほど欲しいはずだ。

「今オフのFA市場は、最大の目玉といわれていた西武の山川が女性との性的トラブルを起こし、FAどころではなくなった。この加藤が最大の目玉になる。FA権行使を決断すれば、巨人と阪神は競うように手を挙げるでしょう。巨人、阪神ともにエースの菅野、青柳が不振に陥るなど、先発投手の補強は急務。条件は4年12億円規模の攻防になるとみられ、獲得できるのは資金力の豊富な球団に限られるはずです」(同)

巨人と阪神は昨年のドラフトで浅野(高松商)を1位で競合。原監督が当たりくじを引き当てた。このオフ、“精密機械”を獲得するのはどっちか。



下は2015ドラフトで日本ハムが指名した選手です。加藤貴之は2位指名入団。プロでの成績はこちら

日本ハムの2015ドラフト指名選手
1位 上原 健太 明治大 投手
2位 加藤 貴之 新日鉄住金かずさM 投手
3位 井口 和朋 東農大北海道 投手
4位 平沼 翔太 敦賀気比高 内野手
5位 田中 豊樹 日本文理大 投手
6位 横尾 俊建 慶応大 内野手
7位 吉田 侑樹 東海大 投手
8位 姫野 優也 大阪偕星学園高 外野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 06:42│ │FA 
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