仲田侑仁(沖縄尚学)、プロ志望届提出へ
2023年08月20日

仲田侑仁(沖縄尚学高・一塁手) 186cm・右投右打・動画 |
甲子園の青空に吸い込まれていくかのごとく、沖縄尚学の4番・仲田(動画)の大飛球が高く舞い上がった。「真っすぐが来たらしょうがないという気持ちを持って、変化球をずっと待っていた」。4回1死二塁、慶応の左腕鈴木のスローカーブが膝元に落ちていくところを、両膝をさっと折り、バットですくい上げた。
「みんなが打っているときには打てなくても、みんなが打たないときに自分が打てばいいと思っているので、先制点を自分が打って取れたので、良かったなと思います」。左越えの先制2ランは高校通算22号。
甲子園初戦直前に右太もも裏を痛め、全力疾走できない。それでも「自分以外の人が一塁を守っているのはちょっと嫌」と患部にテーピングを巻いて強行出場。その主砲の一撃で試合の流れを呼び寄せたかに見えたが、6回にエース東恩納が崩れた。春2度優勝の沖縄尚学も夏の最高は8強。その壁は突破できなかった。
仲田はプロ志望届提出を明言。「どんな球でも対応できて、打率も残せるバッターになりたい」。高校生離れしたパワーで次なる夢の扉も開いてみせる覚悟だ。
(8月19日 夏の甲子園準々決勝 慶応 7―2 沖縄尚学)


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│プロ志望届