ドラフト会議情報局 2024高校生ドラフト候補 2024大学生ドラフト候補 2024社会人ドラフト候補
2024ドラフト全指名選手 スカウト評価 ドラフト候補の動画 ホームにもどる

奥村政稔(ソフトB戦力外)、投手コーチ補佐で再出発

2023年11月10日

11/10、スポーツニッポン3面より

2018ソフトBドラフト7位 奥村政稔
三菱日立パワーシステムズ・投手

鷹のオールドルーキー第2章が、始まる。ソフトバンクに18年ドラフト7位で入団後、今季まで育成右腕としてプレーした奥村政稔投手が現役引退を決断し、来季から4軍ファーム投手コーチ補佐に就任することが9日、濃厚となった。

高校、大学、社会人、支配下、育成選手と様々な境遇で強気に投げ抜いてきた剛腕かつ苦労人は球団からの打診を承諾し、ソフトバンクの投手陣底上げのために入閣することになりそうだ。

大学中退後の社会人チームは会社統合。8歳で始めた野球は23年間、波乱万丈だった。さらにプロ5年間も激動だったが奥村は強気に投げ抜いた。妻子持ちの社会人右腕として26歳でソフトバンク入団。31歳の育成腕として10月5日に戦力外通告を受けた。直後には潔くユニホームを脱ぐ決意を固めていた。

22年秋に右肘を手術。今季の背番号は3桁の「126」だった。22年まで付けた「61」は今夏に外国人左腕ヘルナンデスに移っていた。プロ1勝は刻めなかった。ただ、球団は経験と姿勢、気迫を指導者として期待。奥村は9日までに、4軍ファーム投手コーチ補佐就任を打診された。

近い関係者によると、オファーを受諾し入閣する可能性が高いという。筑後ファーム施設で2~4軍までの若鷹投手陣を指導する予定だ。自身が達成できなかったプロ1勝、そして支配下再登録者を輩出させる思いが強い。

入団時から最速154キロの直球、カットボールにフォーク。変化球も多彩な即戦力の剛腕だったが、初先発の出番は30歳で巡ってきた。

22年8月29日のロッテ戦。5回4安打1失点の好投も報われなかった。2度目の先発は同9月13日西武戦。3回完全も、4回から登板した2番手・森に白星が付いた。「正直な気持ちを言えばもう少し長いイニングを投げたかったですが」が第一声だった。

1メートル76、79キロ。決して大きくないが、強心臓がマウンドでさらに威圧感を与えた。心・技・体ともに投手陣の再建に必要と判断された奥村はもう一度、ソフトバンクのユニホームに袖を通すことになりそうだ。



下は2018ドラフトでソフトバンクが指名した選手です。奥村政稔は7位指名入団。プロでの成績はこちら

ソフトバンクの2018ドラフト指名選手
1位 甲斐野 央 東洋大 投手
2位 杉山 一樹 三菱重工広島 投手
3位 野村 大樹 早稲田実高 内野手
4位 板東 湧梧 JR東日本 投手
5位 水谷 瞬 石見智翠館高 外野手
6位 泉 圭輔 金沢星稜大 投手
7位 奥村 政稔 三菱日立PS 投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:07│ │戦力外通告 
ドラフトニュース検索