西川史礁(青学大)侍ジャパンで大活躍、巨人が高評価
2024年03月07日

西川史礁(青山学院大・外野手) 182cm・右投右打・動画 |
思い切りの良さを身上とする青学大・西川(動画)が、ファーストスイングで仕留めた。4―0で迎えた6回2死一、二塁のチャンス。代わったばかりのファンフルプが投じた初球のストレートを迷いなく振り抜いた。鋭いライナーが左翼線で弾み、二塁から坂倉が生還。侍ジャパンでの初打席初安打初打点をマークし、二塁ベース上で表情を緩めた。
「自分の持ち味は、初球からフルスイングすること。それが存分に出来ました」と大学日本代表では4番を務める西川。8回2死一塁の2打席目も、カウント1―0からのファーストライクを左前へ運んだ。大学生の侍ジャパンデビュー戦でのマルチ安打は、史上初の快挙。
視察に訪れた巨人・水野スカウト部長は「代表入りして、いきなり初球から打つというのは素晴らしいですね。魅力ある打者」と評価。主砲・村上(ヤクルト)も「積極的にスイングを仕掛けられるというのはすごくいいところ。こういう舞台で結果を残すことがどんなに難しいかは分かってるので、すごい大学生だなと思って見ていました」と絶賛した。
メンバーに選ばれた4人の大学生のなかで、最初に“世界の舞台”に立った。5回に1番・塩見の代走として登場し、本塁に生還した。2013年11月に台湾で行われた台湾代表との強化試合での岡大海(明大)以来の大学生野手の出場。
6回から中堅の守備に就き、欧州代表の2番・フルプが放った真後ろへの難しい飛球を好捕するなど、攻守走の全てで躍動した。オリックスの紅林、山下の間に入ってのお立ち台では「今まで経験したことのない拍手をいただけて、本当にうれしい気持ちでいっぱいです」と初々しく答えた。
「史礁」という珍しい名前には「一生不足なしで、真っすぐ進み、先立ちできる人に」との願いが込められているという。「WBCに出たいという思いが強いので、頑張っていきたい」。まずは秋のドラフト、そして11月のプレミア12へ。青学大の「みしょう」を強烈にアピールした。
(3月6日 侍ジャパン強化試合 日本代表 5―0 欧州代表)


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