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巨人、ドラフト1位は西川史礁(青学大)が筆頭候補

2024年03月09日

3/9、日刊ゲンダイ37面より 

西川史礁(青山学院大・外野手)
182cm・右投右打・動画

6日の第1戦で衝撃の侍ジャパンデビューを果たした青学大の西川史礁(動画)が、7日の欧州代表との第2戦も躍動した。

「1番・中堅」でスタメン出場。初回に投手強襲安打を放つなど5打数1安打。七回の守備ではダイビングキャッチの好プレーもあった。前日の第1戦は途中出場で2安打1打点。試合をチェックしたプロのスカウトの評価もうなぎ上りだ。

侍ジャパンの井端監督は今回、西川の他に宗山塁(明大)、金丸夢斗(関大)、中村優斗(愛工大)と今秋のドラフト上位候補の大学生4人を選んだ。

アマチュアナンバーワン遊撃手として、今秋ドラフトの目玉候補といわれる宗山は、右肩甲骨骨折が判明したため、出場できなかった。それでも、西川、金丸、中村が躍動。特に腰を浮かせたのは、水野スカウト部長が視察した巨人である。さる球界関係者がこう言う。

「初戦の前に遊撃手の宗山が故障で出られないことが発覚。さぞ残念がっていると思ったら、巨人は西川が目当てだったようです」

龍谷大平安出身の西川は、青学大3年春に4番に定着し、打率.364、3本塁打、10打点。MVPとベストナインの2冠に輝いた。昨年の日米大学選手権では全5試合で代表の4番を務め、打率.316。今回の侍ジャパンでさらに名前を売った。前出の関係者がこう続ける。

「巨人は長打力のある西川に熱視線を送っています。主砲の岡本が早期メジャー挑戦の可能性があり、もし、今オフにこれが実現すれば、レギュラークラスは門脇をはじめ、吉川、秋広、佐々木ら左打者ばかりになる。どうしても右打者が欲しいのです。22年ドラ1の浅野は右打者でも中距離打者。『右の大砲』は最重要補強ポイントになっています」

一方の宗山も1年秋に打率.378、2年春は.429で首位打者、同秋も.354で春秋連覇に貢献するなど、3年秋までに通算94安打。ウリである鉄壁の遊撃守備で「20年に一人の逸材」「元阪神の鳥谷2世」といわれ、全体の1番人気とされる。

「宗山は、巨人で遊撃レギュラーが確約され、右投げ左打ちで守備力の高い門脇とタイプが重なる。投手陣の成績次第では、この日6人の継投による“完全試合”を演出した左腕・金丸、剛腕・中村の1位の可能性もゼロではないが、巨人は外野陣の強化を見据えている。外野手はメンツこそ多いものの、期待の秋広を筆頭に帯に短し、たすきに長し。右翼は助っ人のオドーア頼みです。巨人周辺では、西川を指名できれば、右打者不足を解消できるだけでなく、中堅あるいは右翼は10年安泰、という声すらあります」とは巨人OBだ。



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draftkaigi at 07:01│ │巨人 
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