川勝空人(生光学園)に7球団、「田中将大のイメージ」
2024年03月10日

川勝空人(生光学園高・投手) 179cm・右投右打・動画 |
3月18日に阪神甲子園球場で開幕する選抜高等学校野球大会(以下、センバツ)に、7年ぶり4度目の出場を決めている創志学園(岡山)が3月7日、徳島県徳島市の生光学園高校グラウンドで同校との練習試合を行った。
この日の創志学園はセンバツの監督部長打ち合わせ会、及び翌日の抽選会参加に伴い門馬敬治監督、主将の豊島虎児内野手は不在。加えてチームの幹である最速142キロ左腕・山口瑛太投手、最速147キロ右腕・中野光琉投手ら主力の多くが岡山での調整となった。
にもかかわらずネット裏には部長クラス含め7球団8名のNPBスカウト陣が詰めかけることに。そのお目当ては生光学園の主将を任された最速153キロ右腕・川勝空人投手(動画)。180センチ85キロの恵まれた体格から力強い球を投げ込む川勝は、センバツ出場校を相手に新たな引き出しを披露した。
強風・極寒の中で開催された前日の練習試合・日本航空石川戦では「本人からリスクを避けるためにストレート中心で行く申し出があった」と生光学園・幸島博之監督が語る中、リリーフで登板し1回3失点と苦しんだ川勝だが、天候・気温共に回復したこの創志学園戦では「冬の間にブルペンや紅白戦で取り組んできた」と、スプリットとフォークを要所で活用した。
スカウト陣の差し出すスピードガンの計測ではストレートは最速146キロに留まったものの、130キロ中盤で投げ分ける2球種が面白いように決まり5回81球を投げ4安打6奪三振1失点。昨秋の課題だった制球力も四球1個のみ。
NPBスカウト陣からも「速いストレートがある中で変化球がいい。田中将大投手(東北楽天ゴールデンイーグルス)のようなイメージ」などの絶賛の声が漏れた。


draftkaigi at 06:40│
│高校