センバツ高校野球、1回戦の勝者を完全予想
2024年03月11日

【第1日=3月18日】
第1試合は昨秋の東京王者の関東第一が八戸学院光星との初戦屈指の好カードを制す。
「八戸光星の洗平、岡本、森田の左腕三本柱は強力だが、関東一もWエースの畠中と坂井が安定。上位から下位まで切れ目がない打線は関東一の方が上。昨秋の明治神宮大会で大阪桐蔭を9-5で破った自信は大きい」(スポーツ紙アマチュア担当キャップ)
第2試合は明治神宮大会を制した優勝候補の星稜が21世紀枠の田辺を下して好発進。第3試合は近江が九州大会Vの熊本国付に勝つ。
【第2日=3月19日】
第1試合はチーム打率.395(出場校中2位)で注目のスラッガー・モイセエフがけん引する豊川と最速146キロ右腕の吉岡を擁する阿南光の対戦。高校野球雑誌「ホームラン」の元編集長・戸田道男氏はこう見る。
「昨秋6本塁打の豊川の主砲モイセエフは好打者で、打線は強力ですが、失点が多く、大味な試合が多かった。阿南光のエース吉岡は最速146キロ右腕。スライダーなどの変化球のキレも抜群で奪三振能力も高い。吉岡と捕手で主将の井坂、遊撃手の矢藤らは中学時代に硬式のヤングリーグで全国制覇を経験。得点力も高く、公立校と侮れないチーム力がある。阿南光が東海王者の豊川を倒すと見ています」
第2試合は昨秋の防御率0.60で2位の一ノ瀬擁する明豊が敦賀気比との好カードを制す。第3試合は学法石川と高崎健康福祉大高崎が激突。
「健大高崎はチーム打率.397(1位)の強力打線。プロ注目捕手の箱山が佐藤、石垣の左右の2年生2枚看板を引っ張っている。関東・東京の6枠目に、関東大会8強の中から中央学院が選ばれたのも、準々決勝で健大高崎と3-4の接戦を演じたからと聞く。健大高崎は関東4強校なのにこれは異例。青柳監督は『これまで見てきた中で最も高いレベルで戦えるチーム』と自信を見せている。一方の学法石川は、仙台育英の元監督で礎を築いた佐々木監督が、就任約5年で、よくまとまったチームを作ってきたが、総合力で健大高崎が上回るでしょう」(前出の戸田氏)
【第3日=3月20日】
第1試合は元東海大相模の門馬監督が率いて就任後初出場となった創志学園が別海を倒す。第2試合は昨春のセンバツを制した山梨学院が京都外大西との接戦を制し、連覇へ好発進。第3試合は耐久と中央学院の対戦。アマチュア野球に詳しいスポーツライターの美山和也氏がこう言う。
「先日、中央学院の取材に行くと、1死一、三塁の場面で三塁走者が本塁へ突入する『ゴロゴー』の練習を入念にやっていた。秋の公式戦13試合で42盗塁。飛ばないバットが導入され、貧打の展開が予想される中、秋12盗塁の水嶋を筆頭に機動力で揺さぶれる選手がそろっている。中央学院が耐久を倒し、甲子園初勝利を挙げるでしょう」
【第4日=3月21日】
第1試合は東海大福岡が宇治山田商を倒す。第2試合は高尾と只石の強力バッテリーがけん引する中国大会優勝の広陵が四国王者の高知との地区優勝校対決を制して勝ち上がる。第3試合は関、桜田の2枚看板を擁する青森山田が好左腕・中崎擁する京都国際との好投手対決を制す。
【第5日=3月22日】
第1試合は昨夏甲子園4強の神村学園と、最速147キロ右腕・小川が中心の関東王者・作新学院との1回戦屈指の好カードだ。
「絶対的エースの小川と2番手で横手投げの石毛が今冬に成長した。スライダーの制球力が抜群で、シュート系の球もいいから、左打者を苦にしない。神村学園は昨夏の甲子園4強のメンバーが10人残る実力校ですが、昨秋の明治神宮大会準優勝の作新学院が上回るでしょう」(美山氏)
第2試合は最速154キロの平嶋、2年生右腕で同151キロの森らナンバーワンの投手力を誇る大阪桐蔭が北海に勝つ。第3試合は昨春のセンバツ準優勝で150キロ右腕の今朝丸と同144キロで制球力抜群の間木のWエースが引っ張る報徳学園が愛工大名電を下す。
【第6日=3月23日】
第1試合が常総学院が能登半島地震の被災地、輪島市の日本航空石川に勝つ。

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