高尾響（広陵）、ヤクルト「高校生としてはレベル高い」
2024年03月22日
中日スポーツwebsiteより （source）| 高尾響（広陵高・投手） 172cm・右投右打・動画 |
足をゆっくりあげる新しいフォームで高知打線をだまらせた。広陵の高尾響投手（動画）は、8回に味方の失策から失点したものの5安打完投で、甲子園5試合目で自己最多の11奪三振。9回にも144キロをマークした。
「調子自体は良かった。真っすぐは走っていたし、スライダーも低めに決まっていた。きょうは90点です」
昨年の春夏の甲子園、秋の明治神宮大会でいずれも優勝校に負けた。昨秋の中国大会では、2年の堀田が台頭。最上級生として刺激になった。このオフはフォームの修正に取り組み、横の体重移動をスムーズにするために足の上げ方を変えた。ショートアームと合わせて、動きの中の緩急のメリハリができた。
高尾が憧れている野村祐輔（広島）ら多くのプロ投手を育ててきた中井哲之監督は、精神的にも成長したエースをほめた。「落ち着いているし、余裕が出てきた。きょうも完投しようと思って完投した」。
172センチ右腕の最大の武器は、伸びのある真っすぐ。ヤクルト・小川GMは「直球が力強い。コントロールが安定している。高校生としてはレベルが高い」と評価した。
（3月21日 センバツ甲子園1回戦 広陵 3―1 高知）
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