小川哲平(作新学院)、西武「エンジン大きいのが魅力」
2024年03月23日

小川哲平(作新学院高・投手) 183cm・右投右打・動画 |
栃木の怪童は初戦で涙をのんだ。作新学院の小川哲平投手(動画)は5イニングを5安打4失点。4点ビハインドの6回の攻撃で代打を送られた。「スコアボードにゼロを並べるイメージをしていたんですができなかった。夏は必ず、ここに戻ってきてチームを勝たせたい」と前を向いた。
けがからの復帰直後で打者2人に投げただけだった昨年センバツ以来の甲子園マウンド。制球にばらつきがあったのが命取りだった。死球から先制を許して、4番の正林に甘くなったカットボールを本塁打された。
それでも、大舞台で新しい球種を使えたのは収穫。「この冬に練習してきたチェンジアップとカーブをうまく生かせた。新しい武器になった」。正林を本塁打の次の打席で、チェンジアップで空振り三振に仕留めた。
184センチ、96キロからの圧倒的なピッチングは見せられなかったが、スケールの大きさへの評価は不動。西武・潮崎スカウトディレクターは「エンジンが大きいのが魅力」と話した。
新たな武器も得た小川哲は「夏までに、エースとして9回を投げきれるようにしたい」と誓って、2度目の甲子園を去った。
(3月22日 センバツ甲子園1回戦 神村学園 6―3 作新学院)


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│西武